「肌荒れを防ぎたいけれど、ベタつきやニキビも気になる……」
そんな悩みを持つ方にとって、乾燥性敏感肌の味方であるキュレルは真っ先に候補に挙がるブランドですよね。
しかし、最近SNSや美容掲示板で話題になっているのが「グリセリンフリー」という選択肢です。
「グリセリンが入っているとニキビが悪化する気がする」「毛穴が目立つ気がする」といった声から、愛用しているキュレルにグリセリンが入っているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、キュレルの主要ラインナップにおけるグリセリンの配合状況から、なぜグリセリンを避ける人がいるのか、そして脂性肌やニキビ肌の方がどう選べば失敗しないのかを徹底的に解説します。
キュレルの主要製品はグリセリンフリーなの?
結論からお伝えすると、現在販売されているキュレルの主要なスキンケア製品(化粧水、乳液、クリーム、美容液など)のほとんどには、グリセリン(または濃グリセリン)が配合されています。
キュレルといえば「セラミドケア」が代名詞ですが、その潤いを支えるベース成分としてグリセリンは非常に重要な役割を担っています。
潤浸保湿シリーズの配合状況
もっともポピュラーな「潤浸保湿シリーズ」をチェックしてみましょう。
これらすべてのパッケージ裏にある成分表示を確認すると、かなり上位に「濃グリセリン」の文字が見つかります。特にクリームや乳液においては、しっとりとした質感を持続させるために欠かせない成分として配合されています。
皮脂トラブルケアシリーズはどう?
ベタつきを気にする方向けの「皮脂トラブルケア」シリーズなら入っていないのでは?と期待してしまいますよね。
残念ながら、こちらのシリーズにもグリセリンは配合されています。ただし、潤浸保湿シリーズに比べると、使用感がさっぱりするように全体のバランスが調整されているのが特徴です。
唯一の例外はある?
洗い流すタイプの製品であれば、実質的に「肌に残らない」という意味でグリセリンの影響を最小限に抑えられます。
- キュレル ジェルクレンジング
- キュレル 泡洗顔料これらにも成分としては含まれていますが、スキンケアの最後に塗るクリームのようにずっと肌に留まるわけではありません。そのため、グリセリンフリーを徹底している方でも、洗顔料までは許容しているケースが多いようです。
なぜグリセリンを避けたい人が増えているのか
そもそも、なぜこれほどまでに「グリセリンフリー」が注目されているのでしょうか。グリセリンは本来、毒性が極めて低く、吸湿性に優れた優秀な保湿剤です。しかし、一部の肌質の方にとってはデメリットに感じられる側面があります。
アクネ菌との関係性
一部の研究データにおいて、グリセリンがニキビの原因となる「アクネ菌」の餌になりやすいという説が浮上しました。
すべての人がそうなるわけではありませんが、ニキビが繰り返しやすい体質の方がグリセリン濃度の高い製品を使うと、菌が繁殖しやすい環境を作ってしまう可能性が指摘されています。
毛穴の目立ちや赤抜け
グリセリンはその屈折率の影響で、肌に塗った際に毛穴が黒ずんで見えたり、肌全体がどんよりと赤黒く(赤抜けが悪い状態に)見えたりすると感じる人がいます。
特に脂性肌(オイリー肌)の方は、自分から出る皮脂とグリセリンが混ざり合うことで、独特のテカリや不潔感に繋がってしまうことがあるのです。
独特のペタペタ感
グリセリンは保湿力が高い反面、高配合されていると「ペタペタ」とした粘り気を感じやすくなります。
この感触が苦手な方にとっては、潤っているというよりも「肌が呼吸できていないような重さ」に感じてしまうのが、グリセリンフリーを求める大きな理由の一つです。
脂性肌・ニキビ肌さんがキュレルを選ぶ時のポイント
「グリセリンが入っているなら、キュレルは諦めるしかないの?」と思うかもしれませんが、そう急ぐ必要はありません。
キュレルには、グリセリンのデメリットをカバーする工夫が凝らされた製品もあります。
1. 皮脂トラブルケアシリーズを賢く使う
「皮脂トラブルケア」シリーズには、過剰な皮脂によるベタつきを抑えるための成分が含まれています。
たとえグリセリンが入っていたとしても、他の成分との組み合わせによって、アクネ菌が増えにくい環境を整えたり、肌表面をサラサラに保つ工夫がなされています。
ニキビが気になるけれど、セラミド不足による乾燥も感じるという方には、下手に完全フリーの製品を探すよりも安定した選択肢になります。
2. 化粧水の「番号」を落としてみる
潤浸保湿シリーズの化粧水には「I・II・III」の3段階がありますが、番号が上がるほどグリセリンの配合量やしっとり感が増す傾向にあります。
もし「とてもしっとり(III)」を使っていてニキビができるようなら、「ややしっとり(I)」に変えるだけで、肌の調子が落ち着くこともあります。
3. スプレータイプを導入する
キュレル ディープモイスチャースプレーは、微細化したセラミド機能成分を配合した名品です。
こちらもグリセリンは含まれていますが、霧のように細かく吹き付けるため、クリームを塗り込むよりも油分と水分のバランスが取りやすく、脂性肌の方でも使いやすいという声が多いアイテムです。
キュレルが合わないと感じた時のグリセリンフリー代替案
もし、どうしてもキュレルを使うと肌が重い、ニキビが増えるという場合は、完全なグリセリンフリーの製品を試してみる価値があります。
キュレルのような低刺激性を持ちつつ、グリセリンを排除した選択肢をいくつかご紹介します。
- ちふれ ノンアルコールタイプ 化粧水非常にシンプルな構成で、グリセリンフリー派の定番アイテムです。
- Mマークシリーズ アミノ酸浸透水松山油脂の製品で、グリセリンの代わりにアミノ酸で保湿する設計。サラサラとした使用感が魅力です。
- セザンヌ スキンコンディショナー(高保湿でない方)大容量で惜しみなく使えるグリセリンフリー化粧水として人気があります。
ただし、注意点があります。
グリセリンを完全に抜くと、保湿力が物足りなくなり、結果として「乾燥による皮脂の過剰分泌」を招く恐れがあります。自分の肌が「油分が多いのか」「水分が足りないのか」を見極めることが大切です。
敏感肌でも安心できるキュレルの強み
グリセリンの有無ばかりに目が向きがちですが、キュレルには他にはない大きなメリットがあることも忘れてはいけません。
徹底した低刺激設計
キュレルは、弱酸性、無香料、無着色、アルコールフリー(エチルアルコール無添加)を徹底しています。
また、アレルギーテストや乾燥性敏感肌の方の協力によるパッチテストも行われており、グリセリンが入っているからといって「肌に悪い」わけでは決してありません。
疑似セラミドの力
肌のバリア機能を左右する「セラミド」。本物のセラミドは非常に高価で配合が難しいのですが、花王が開発した「セラミド機能成分(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド)」は、角層の隙間を埋めて外部刺激から守ってくれます。
この成分の恩恵を受けられるのが、キュレル最大の強みです。
キュレルはグリセリンフリー?成分を徹底調査!脂性肌やニキビ肌に合う選び方も解説:まとめ
さて、ここまでキュレルとグリセリンの関係について詳しく見てきました。
結論をまとめると、キュレルのほとんどの製品にはグリセリンが含まれています。しかし、それは「乾燥性敏感肌を守るための高い保湿力」を実現するために必要な選択でもあります。
- 脂性肌・ニキビ肌の方: まずは「皮脂トラブルケア」シリーズや、化粧水の「ややしっとり(I)」を試してみるのがおすすめ。
- 毛穴や赤みがどうしても気になる方: 一時的に完全グリセリンフリーの他社製品へ切り替えて、肌の反応を観察してみる。
- 乾燥がひどい敏感肌の方: グリセリンを味方につけて、キュレルのセラミドケアでバリア機能を高めるのが正解。
「流行っているから」という理由だけでグリセリンを避けるのではなく、自分の肌が何を求めているのか、キュレルのどの製品なら心地よく使えるのか、今回の情報を参考にぜひ見極めてみてください。
あなたの肌が、健やかで穏やかな状態に整うことを願っています。


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