「最近、肌の乾燥がひどくて、いつものクレンジングだとヒリヒリする……」
「小鼻の黒ずみがずっと気になっているけれど、強力なオイルだと肌荒れしそう」
そんな悩みを抱えている方に、ぜひ一度試してほしいのが「オリーブオイル」を使ったクレンジングです。
オリーブオイルは、古くから「天然の美容液」として愛されてきました。実は、私たちの肌が自ら作り出す「皮脂」と非常に近い成分を含んでいるため、肌に負担をかけずに汚れを落とすことができるんです。
今回は、オリーブオイルクレンジングがなぜ肌に良いのか、そのメリットや正しいやり方、そして失敗しないための選び方までを詳しく解説します。
なぜクレンジングにオリーブオイルがいいの?3つの大きなメリット
市販のクレンジング料には、メイクを素早く落とすために強力な界面活性剤が含まれていることが少なくありません。もちろん便利ですが、肌が敏感な時期にはその洗浄力がダメージになってしまうことも。
そこで注目されているのが、植物由来100%のオリーブオイルです。
1. 「オレイン酸」が肌のうるおいを守る
オリーブオイルの主成分である「オレイン酸」は、人間の皮脂にもっとも多く含まれている脂肪酸です。そのため、肌になじみやすく、洗顔後の乾燥を防いでくれるのが大きな特徴です。クレンジングをした後、いつもならすぐに化粧水をつけないと突っ張るという方でも、オリーブオイルならしっとりとした洗い上がりを実感できるはずです。
2. 角栓や黒ずみを「浮かせて」落とす
鼻の頭のポツポツとした黒ずみ、いわゆる「いちご鼻」に悩む方は多いですよね。角栓の正体は、古くなった角質と皮脂が混ざり合ったもの。油分である皮脂は、同じ油であるオリーブオイルによく溶けます。無理に剥がしたり押し出したりするのではなく、じっくりとなじませて「浮かせる」ことで、肌を傷めずに毛穴ケアができるのです。
3. ビタミン類がエイジングケアをサポート
オリーブオイルには、ビタミンEやポリフェノール、スクワレンといった整肌成分が豊富に含まれています。これらは抗酸化作用に優れており、クレンジングをしながら肌のバリア機能を整え、生き生きとした状態へ導いてくれます。単なる「汚れ落とし」が「スキンケアタイム」に変わるのが、オリーブオイルクレンジングの醍醐味です。
使う前に知っておきたい!食用と化粧品用の違い
ここで、誰もが一度は抱く疑問についてお話しします。
「キッチンにある食用のエキストラバージンオリーブオイルをそのまま顔に使ってもいいの?」
答えは、「おすすめしません」。
その理由は、精製度の違いにあります。
食用オイルのリスク
食用のオリーブオイルは、あくまで食べることを目的に作られています。微細な果肉や不純物が含まれていることがあり、それが肌に残ると酸化の原因になったり、炎症を引き起こしたりする可能性があるんです。また、粒子が粗いため、肌への浸透や伸びがクレンジングとしては不十分な場合もあります。
スキンケア専用オイルのメリット
一方で、化粧品として販売されている オリーブオイル は、肌への刺激を取り除くために高度な精製が施されています。不純物が取り除かれているため酸化しにくく、サラッとしたテクスチャーで肌への摩擦も抑えられます。
肌トラブルを避けるためにも、必ず「スキンケア用」や「化粧品グレード」と記載されたものを選んでくださいね。
いちご鼻もスッキリ!正しいオリーブオイルクレンジングの手順
せっかく良いオイルを使っても、使い方が間違っていると逆効果になってしまいます。特に「乳化」というステップが運命を分けます。
ステップ1:肌を温めて毛穴をゆるめる
まずは手を清潔にし、顔を温めます。理想は、お風呂上がりのような肌が柔らかい状態。または、レンジで作った蒸しタオルを30秒ほど顔に乗せるだけでも、毛穴が開き、汚れが落ちやすくなります。
ステップ2:乾いた手でオイルをなじませる
ここが重要です。手も顔も乾いた状態で始めましょう。適量(500円玉大ほど)の オリーブオイル を手に取り、手のひらで温めてから、顔の内側から外側に向かって優しくなじませます。ゴシゴシこするのは厳禁。指の腹で滑らせるように動かしましょう。
ステップ3:気になる部分は綿棒を活用
小鼻の角栓が気になるなら、綿棒の登場です。綿棒にたっぷりとオイルを染み込ませ、気になる部分を小さく円を描くようにクルクルとなでます。指よりも細かい部分にフィットし、余計な力を入れずにケアできますよ。
ステップ4:最大のポイント「乳化」
オイルが汚れとなじんだら、少量のぬるま湯を手に取り、顔全体のオイルに混ぜます。オイルが白く濁ってきたら、それが「乳化」のサイン。このプロセスを挟むことで、油分が水に溶けやすい状態になり、肌に残らずスッキリと洗い流せるようになります。
ステップ5:ダブル洗顔で仕上げる
オリーブオイルは肌に残りやすいため、最後は洗顔料でしっかりとダブル洗顔を行いましょう。たっぷり泡立てた泡で、オイルのヌルつきを吸着させるイメージで洗います。
知っておきたい注意点:ニキビ肌や脂性肌の人は?
万能に見えるオリーブオイルですが、すべての人に完璧に合うわけではありません。
先ほどお伝えした「オレイン酸」は、実はアクネ菌の大好物でもあります。そのため、もともと皮脂の分泌が多い脂性肌の方や、現在進行形でニキビに悩んでいる方が使うと、かえってニキビを増やしてしまう可能性があります。
もし使用中に「なんだかベタつきが取れない」「新しいニキビができた」と感じたら、すぐに使用を中止してください。自分の肌質と相談しながら、まずは週に1〜2回のスペシャルケアとして取り入れるのが賢い方法です。
失敗しないクレンジング用オリーブオイルの選び方
ドラッグストアやネットショップを見ると、たくさんの製品が並んでいますよね。選ぶ際の基準をまとめました。
- 100%純粋なもの: 他の合成オイルや香料が混ざっていない、純粋な オリーブオイル を選びましょう。
- コールドプレス(低温圧搾): 熱を加えず、圧力をかけて抽出されたオイルは、ビタミンなどの栄養素が壊れずに残っています。
- 遮光ボトル入り: オイルは光と熱に弱いです。透明なボトルよりも、茶色や緑色の遮光瓶に入っているものの方が鮮度が長持ちします。
手軽に試してみたいなら、無印良品の オリーブオイル などは、精製度も高く、初心者でも使いやすいポンプ式なのでおすすめです。
クレンジングにオリーブオイルは効果的?毛穴・乾燥へのメリットと正しい選び方・使い方
ここまで、オリーブオイルを使ったクレンジングの魅力についてお伝えしてきました。
「クレンジングを変えるだけで、こんなに肌が柔らかくなるんだ!」
そんな驚きを、ぜひあなたにも体験していただきたいです。
オリーブオイルは、単にメイクを落とすための道具ではありません。日々の乾燥から肌を守り、毛穴の悩みに寄り添ってくれる心強いパートナーです。まずは「週に一度の毛穴掃除」から始めて、鏡を見るのが楽しみになるような、ふっくらとした素肌を目指してみませんか?
最後に、自分の肌に合うかどうか不安な方は、顔全体に使う前に「あごの下」などでパッチテストをしてから始めてくださいね。あなたのスキンケアが、もっと心地よい時間になりますように。

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