鏡を見るたびに、顔や体にポツポツと現れる赤いブツブツ。「また肌荒れかな……」と落ち込んでしまいますよね。かゆみがあったり、ヒリヒリしたり、あるいは全く痛くないのに見た目だけが赤かったり。
実は、ひと口に「肌荒れ」と言っても、その正体はひとつではありません。ニキビだと思って強い洗顔料を使っていたら、実は乾燥による湿疹で逆効果だった、なんてケースもよくあります。
今回は、肌荒れで赤いブツブツができる原因と、その見分け方、そして今すぐ実践できる改善法を徹底的に解説します。自分の肌で何が起きているのか正しく理解して、自信の持てる素肌を取り戻しましょう。
その赤いブツブツの正体は?代表的な4つの原因
「赤いブツブツ」には、いくつか代表的な種類があります。まずは自分の症状がどれに近いか、チェックしてみてください。
1. 尋常性痤瘡(ニキビ)
もっともポピュラーな原因です。毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が増殖して炎症を起こした状態です。
- 特徴: 毛穴に一致して発生する。触ると芯(角栓)がある。
- 進行度: 白ニキビ(詰まり)→赤ニキビ(炎症)→黄ニキビ(化膿)と変化します。
2. 接触皮膚炎(かぶれ)
特定の物質に肌が触れることで起こる炎症です。
- 特徴: その物質が触れた部分にだけ、はっきりと赤みやブツブツが出る。
- 原因: 新しく変えた化粧品、金属アクセサリー、植物、洗剤など。
3. 毛嚢炎(もうのうえん)
毛穴の奥にある「毛包」に細菌が入り込んで炎症を起こすものです。
- 特徴: ニキビに似ているが、芯がない。赤くぷくっと盛り上がる。
- 原因: カミソリ負け、毛抜きでの処理、ムダ毛ケア後の不衛生な状態。
4. 脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
皮脂の分泌が多い場所に起こる湿疹です。
- 特徴: 鼻の脇、眉間、生え際などが赤くなり、カサカサしたフケのような皮剥けを伴う。
- 原因: 皮脂を好む「マラセチア菌」というカビの一種が関与しています。
なぜ肌荒れが起きる?引き金となるNG習慣
「いつも通りのケアをしているのに、なぜか赤いブツブツが出る」という場合、日常生活の中に原因が潜んでいるかもしれません。
バリア機能の低下と乾燥
肌の表面には、外部刺激から守る「バリア機能」が備わっています。しかし、過度な洗顔や保湿不足によってこの機能が壊れると、少しの刺激でも炎症(赤いブツブツ)が起きやすくなります。
摩擦によるダメージ
マスクとの擦れ、洗顔時に手でゴシゴシこする、タオルで強く拭く……。こうした「摩擦」は肌にとって大きなストレスです。特にマスク生活では、蒸れと摩擦が同時に起こるため、雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいます。
ホルモンバランスとストレス
寝不足や過度なストレスが続くと、自律神経が乱れて男性ホルモンが優位になります。すると皮脂分泌が過剰になり、毛穴詰まりや赤みの原因になります。また、生理前もプロゲステロンの影響で肌が不安定になりがちです。
赤いブツブツを改善するためのスキンケア術
肌が荒れているときは「守り」のケアが鉄則です。良かれと思ってやっている特別なケアが、実は炎症を長引かせているかもしれません。
洗顔は「泡」で転がす
洗顔料をしっかり泡立て、手ではなく「泡」で顔を洗うイメージです。すすぎは32度前後のぬるま湯で行いましょう。熱すぎるお湯は必要な皮脂まで奪い、乾燥を加速させます。
炎症を抑える成分を選ぶ
スキンケア用品を選ぶ際は、抗炎症成分が含まれているものに注目してください。
- グリチルリチン酸ジカリウム: 植物由来の成分で、赤みや炎症を穏やかに鎮めます。
- アラントイン: 肌の修復を助け、荒れた肌を整える効果が期待できます。
保湿には、肌のバリア機能を補うセラミド 化粧水のような、高保湿かつ低刺激なアイテムを取り入れるのがおすすめです。
徹底的なUVケア
赤いブツブツがある状態の肌は、紫外線のダメージを非常に受けやすくなっています。紫外線を浴びると炎症が悪化し、跡が残りやすくなるため、低刺激な日焼け止めで毎日ガードしましょう。
体の内側から整える!肌荒れに効く栄養素
「肌は内臓を映す鏡」と言われるように、食べたものが肌の状態を左右します。
ビタミンB群で皮脂コントロール
ビタミンB2やB6は、皮脂の代謝を助け、皮膚の再生を促します。
- 多く含む食材: レバー、納豆、卵、バナナ、鶏ささみ。
ビタミンCで酸化を防ぐ
抗酸化作用の高いビタミンCは、赤みの沈静やコラーゲンの生成をサポートします。
- 多く含む食材: ブロッコリー、パプリカ、キウイ、イチゴ。
食生活だけで補うのが難しい場合は、チョコラBBのような、肌荒れに特化したビタミン剤を活用するのもひとつの手です。
腸内環境を整える
便秘が続くと、体内の老廃物がうまく排出されず、肌荒れとして現れることがあります。食物繊維や発酵食品を積極的に摂り、デトックスしやすい体を作りましょう。
市販薬の選び方と皮膚科に行くタイミング
どうしても赤みが引かない場合、市販薬を検討することもあるでしょう。しかし、成分選びには注意が必要です。
症状に合わせた成分選び
- ニキビの場合: イソプロピルメチルフェノール(殺菌)やイオウ(角質軟化)配合のもの。
- 湿疹・かゆみの場合: 抗ヒスタミン成分や、炎症を抑える成分配合のもの。
もし、ご自身で判断がつかない場合は、IHADA プリスクリードDのような、顔の湿疹・皮膚炎に使えるエッセンスタイプの治療薬をチェックしてみるのも良いでしょう。
皮膚科を受診すべきサイン
以下のような場合は、自己判断でケアを続けず、早めに専門医へ相談してください。
- 膿を持って黄色くなっている。
- 範囲がどんどん広がっている。
- 市販薬を3日間使っても改善の兆しがない。
- 眠れないほどの強いかゆみや痛みがある。
皮膚科では、抗生物質の塗り薬や、より強度の高い抗炎症剤を処方してもらえるため、跡を残さず早く治せる可能性が高まります。
肌荒れで赤いブツブツができる原因と対策は?まとめ
肌荒れで赤いブツブツができる原因と対策は、まずは自分の症状が「ニキビ」なのか「湿疹」なのかを見極めることから始まります。
原因が何であれ、共通して言えるのは「摩擦を避け、徹底的に保湿し、清潔を保つこと」が改善への近道だということです。
- 洗顔は泡で優しく、ぬるま湯で。
- 抗炎症成分配合のスキンケアで守る。
- ビタミンB・Cを意識した食事を摂る。
- 困ったら早めに専門医を頼る。
肌のターンオーバーには時間がかかります。今日ケアを始めたからといって、明日すぐに消えるわけではありませんが、正しいケアを積み重ねれば必ず肌は応えてくれます。
一歩ずつ、健やかで滑らかな素肌を取り戻していきましょう。

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