「朝のメイク時間を1秒でも短縮したい!」そんな私たちの強い味方がBBクリームですよね。日焼け止め、化粧下地、ファンデーションがこれ1本で完結する手軽さは、一度知ってしまうとなかなか手放せません。
しかし、その一方で「なんだか顔色が悪く見える」「夕方になるとドロドロに崩れる」「肌が息苦しい感じがする」といった不満を抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は、BBクリームには特有のデメリットが存在します。その特性を理解せずに使っていると、せっかくの時短アイテムがかえって「老け見え」の原因になってしまうことも。
今回は、BBクリームのデメリットを徹底解剖し、それを打ち消してプロ級の仕上がりを手に入れるための秘訣をお伝えします。
なぜ「老け見え」する?BBクリーム特有のデメリット5選
便利なはずのBBクリームが、なぜか「仕上がりがイマイチ」と感じさせてしまう理由。そこには、BBクリームならではの構造上の理由が隠されています。
まずは、私たちが直面しがちな5つのデメリットを整理してみましょう。
- 色の選択肢が少なく、肌から浮きやすい一般的なファンデーションが10色以上のバリエーションを持つのに対し、BBクリームは「ライト」「ナチュラル」など2〜3色展開であることがほとんどです。そのため、自分の肌色にピタリと合う色を見つけるのが難しく、白浮きしたり、逆に首の色より暗くなってしまったりすることがあります。
- グレーがかった発色で顔色が悪く見える(土色現象)BBクリームのルーツは、ピーリングなどの施術後の肌を保護し、赤みを隠すための医療用バームにあります。そのため、赤みを抑えるために「グレーがかったベージュ」で作られている製品が多く、これが日本人の黄色い肌に乗ると、時間が経つにつれて「くすみ」や「顔色の悪さ」として現れてしまうのです。
- 油分が多く、テカリや「毛穴落ち」を招きやすい美容液成分をたっぷり配合しているBBクリームは、その分、油分の含有量も多めです。乾燥肌の方には嬉しいポイントですが、混合肌や脂性肌の方が使うと、皮脂と混ざり合ってドロドロに浮いてきたり、毛穴にファンデーションが溜まる「毛穴落ち」を引き起こしたりする原因になります。
- 厚塗り感が出やすく、立体感がなくなるカバー力が高いのはメリットですが、それを顔全体に均一に塗ってしまうと、まるでお面を被ったような「のっぺり顔」になりがちです。顔の陰影が消えてしまうため、実年齢よりも老けて見えてしまう、いわゆる「塗りました感」が出やすいのもデメリットの一つです。
- クレンジングの負担が意外と大きい「これ1本でOK」というキャッチコピーから、なんとなく肌に優しいイメージを持ちがちですが、実はその密着力の高さゆえに、洗顔料だけでは完全に落としきれない製品が多いです。シリコンなどが配合されている場合、しっかりクレンジングをしないと毛穴詰まりや肌荒れを招く恐れがあります。
デメリットを回避する!失敗しないBBクリームの選び方
デメリットがあるからといって、BBクリームを諦める必要はありません。自分の肌質や悩みに合わせた「選び方」を知るだけで、仕上がりは劇的に変わります。
自分にぴったりの1本を見つけるためのチェックポイントを見ていきましょう。
- 自分の「アンダートーン」を意識して色を選ぶ最近はピンク系やイエロー系など、色展開が豊富なBBクリームも増えています。夕方のくすみが気になるなら、少しピンク寄りの明るめを選んでみてください。逆に赤みが気になるなら、ベージュがしっかり効いたものを選ぶと、コンシーラーいらずで綺麗にまとまります。
- 肌質に合わせたテクスチャーと成分をチェック乾燥が気になる方は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が豊富なBBクリーム 保湿タイプを。皮脂崩れが気になる方は、オイルフリー処方や「さらさら」とした仕上がりを謳っているものを選びましょう。手に取ったときに、指の上でダレずに形を保つくらいの硬さがあるものの方が、密着力が高く崩れにくい傾向にあります。
- 「多機能すぎない」ことも大切「あれもこれも」と機能が詰め込まれたものより、自分が最も重視するポイント(UVカット値の高さなのか、低刺激性なのか)を絞って選ぶのが失敗しないコツです。敏感肌の方は、紫外線吸収剤を使用していないノンケミカル処方のものを選ぶと、日中の肌疲れを軽減できます。
デメリットを無効化するプロの塗り方テクニック
どんなに良い製品を選んでも、塗り方が「雑」だとデメリットが強調されてしまいます。たった3分の工夫で、BBクリームの仕上がりを格上げする方法をご紹介します。
- スキンケア後の「3分待機」が鉄則化粧水や乳液を塗ってすぐにBBクリームを乗せるのはNGです。肌表面に水分や油分が残っていると、クリームが滑って密着しません。スキンケアが終わったら3分ほど置くか、時間がない時はティッシュで軽く押さえてから塗り始めましょう。これだけで日中のヨレが激減します。
- 「5点置き」からの、中心厚め・外側薄め額、両頬、鼻、顎の5点に置きます。この時、最もカバーしたい頬から塗り始め、顔の外側に向かってフェードアウトさせるように伸ばしてください。フェイスラインまでしっかり塗ってしまうと「顔が大きく」見えてしまうので、外側は余ったクリームを薄く伸ばす程度で十分です。
- スポンジを使った「余分な油分の吸着」指で伸ばした後に、何もついていない清潔なスポンジでポンポンと優しく叩き込みます。この一手間で、肌表面に残った余分な油分をスポンジが吸い取ってくれるため、密着度が上がり、マスク移りやテカリを防ぐことができます。
- 仕上げのパウダーを「部分使い」するBBクリーム1本で済ませたい気持ちもわかりますが、崩れやすいTゾーンや小鼻の周りだけは、軽くパウダーを乗せることを強くおすすめします。ツヤを残したい頬には塗らず、動くことが多い目元や口元に薄く乗せることで、時間が経っても清潔感のある肌をキープできます。
BBクリームとCCクリーム、結局どちらが正解?
よく比較されるこの2つですが、その役割は似て非なるものです。デメリットを避けるためには、その日の予定や肌状態によって使い分けるのが賢い選択です。
- BBクリームを選ぶべきシーンシミ、くすみ、ニキビ跡などをしっかり隠したい時や、メイク直しをする時間がないほど忙しい日は、カバー力と持続力に優れたBBクリームの出番です。「今日はちゃんとメイクをしている感を出したい」という日には、カバー力 BBクリームが頼りになります。
- CCクリームを選ぶべきシーン肌のトーンを整えて、透明感を出したい時にはCCクリームが向いています。カバー力は控えめですが、肌を休ませたい休日や、近所への買い物、あるいはファンデーションの下地として使いたい時には最適です。BBクリームの「重さ」がデメリットに感じる日は、CCクリームに切り替えてみるのも一つの手です。
正しいクレンジングが「翌日の仕上がり」を決める
BBクリームのデメリットとして挙げた「肌への負担」は、その日のうちに完璧にリセットすることで解消できます。
BBクリームは毛穴にピタッと密着する性質があるため、できれば洗浄力のあるオイルクレンジングや、とろみのあるバームタイプを使用しましょう。ゴシゴシ擦るのではなく、指の腹で円を描くように優しく馴染ませるのがポイントです。
最近では、石鹸でオフできる肌に優しいタイプも増えています。毎日の負担を減らしたい方は、石鹸で落ちる BBクリームを検討してみるのも良いでしょう。
まとめ:BBクリームのデメリットを理解して、時短と美しさを両立させよう!
BBクリームは、その特性を正しく理解し、自分の肌に合わせた選び方と塗り方を実践すれば、これほど心強いアイテムはありません。
「色が合わない」「崩れる」といったBBクリームのデメリットは、事前のスキンケアやスポンジでのひと手間、そして適切な色の選択によって、ほとんどが解決できる悩みです。
忙しい毎日の中で、完璧を求めすぎず、でも鏡を見た時に少しだけ自信が持てる。そんな「賢い手抜き」を叶えてくれるのがBBクリームの真の魅力です。
今回ご紹介したテクニックを明日からのメイクにぜひ取り入れてみてください。厚塗り感のない、あなたの素肌を活かした輝く仕上がりが待っているはずです。
もし、今使っているものがどうしても合わないと感じたら、思い切って新しい1本を探してみるのも楽しいですよ。あなたの肌をより美しく見せてくれる最高のパートナーを見つけてくださいね。
次の一歩として、まずは自分の肌が「乾燥」しやすいのか「テカリ」やすいのかを再確認し、今の肌状態に最適なBBクリームのデメリットを補うアイテムを探してみてはいかがでしょうか。

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