せっかく可愛くしてもらったシールエクステ。「そろそろ外したいな」と思ったとき、わざわざ美容院を予約して数千円払って外してもらうのって、正直ちょっと面倒に感じませんか?
「家にあるものでパパッと外せたら最高なのに……」
「でも、無理に引っ張って地毛が抜けたら怖い」
「粘着剤のベタベタが残ったらどうしよう」
そんな不安を抱えているあなたに朗報です。実は、シールエクステはコツさえ掴めれば、お家にある「ヘアオイル」や「ベビーオイル」を使ってセルフでオフすることが可能です!
今回は、プロも実践している「地毛を傷めず、かつベタベタを残さない」シールエクステのセルフオフ術を徹底解説します。
なぜシールエクステは「オイル」で外れるの?
そもそも、なぜ専用のリムーバーではなくヘアオイルでエクステが外れるのでしょうか。その理由は、シールエクステに使われている接着剤の性質にあります。
シールエクステの粘着成分は、油分に触れると分解され、密着力が弱まる性質を持っています。これは、医療用の湿布やテーピングを剥がすときにオイルを塗るとスルッと取れるのと同じ原理です。
オイルの細かい分子が地毛とシールのわずかな隙間に入り込み、強力な結びつきを「浮かせて」くれるのです。そのため、専用の薬剤がなくても、身近なオイルで代用ができるというわけですね。
セルフオフに使えるオイルの種類と選び方
家にあるオイルなら何でも良いというわけではありません。より効率よく、そして髪を労りながら外すために最適なものを選びましょう。
まず、最もおすすめなのはベビーオイルです。ベビーオイルは「ミネラルオイル」という鉱物油が主成分。この鉱物油は浸透力が非常に高く、シールの粘着剤を溶かす力が他のオイルよりも優れています。さらっとしていて扱いやすく、ドラッグショップで安価に手に入るのも魅力です。
次に、普段使っているヘアオイルも活用できます。シリコンが配合されているタイプなら、指通りをなめらかにしつつ粘着を弱めてくれます。ただし、あまりに高級な補修成分メインのオーガニックオイルなどは、粘着を溶かす力が少し弱い場合もあります。
もし「オイルがない!」という場合は、クレンジングオイルでも代用可能です。メイクを落とすための界面活性剤が含まれているため、粘着剤を浮かす力は強力です。ただし、頭皮への刺激が強い場合があるため、使用後はしっかり洗い流す必要があります。
一方で、オリーブオイルなどの食用油はあまりおすすめしません。髪に残ったときに酸化しやすく、独特の匂いやベタつきがシャンプーで落ちにくいからです。
失敗しない!オイルを使ったセルフオフの5ステップ
それでは、具体的にどうやって外していくのか、手順を追って説明します。焦らず丁寧に行うのが、地毛を守る最大のポイントです。
1. 必要なアイテムを揃える
まずは、以下のものを準備しましょう。
- お好みのオイル(ベビーオイルやヘアオイル)
- 目の細かいコーム(持ち手が細く尖っているタイプが理想的)
- キッチンペーパーまたはティッシュ(剥がしたシールを置く用)
- 汚れ防止のタオル
2. シール部分にオイルをたっぷり染み込ませる
髪が乾いた状態で始めます。シールの境目(地毛と重なっている部分)に、オイルを直接垂らすか、指でしっかりと塗り込みます。表面だけでなく、シールの隙間にオイルを押し込むようなイメージで、指の腹を使って揉み込んでください。
3. 「放置」が成功の分かれ道
ここが一番大切です。オイルを塗ってすぐに剥がそうとするのはNG!最低でも3分から5分ほど放置してください。この待ち時間の間にオイルが粘着層の奥まで浸透し、糊をふやかしてくれます。スマホでも見ながら、ゆっくり待ちましょう。
4. コームの先端で隙間を作る
時間が経ったら、コームの尖った先端を、シールの端っこにそっと差し込みます。少し隙間ができたら、そこへさらにオイルを1滴垂らすと、驚くほどスルッと隙間が広がります。
5. 根元を押さえてゆっくりスライドさせる
隙間から指を入れ、シールの重なりを横にスライドさせるようにゆっくり剥がします。このとき、もう片方の手で地毛の根元をしっかり押さえてください。無理に引っ張ると地毛が抜けてしまうので、「滑らせる」感覚を意識しましょう。
粘着剤の「ベタベタ」を地毛に残さない裏技
セルフオフで一番の悩みどころは、剥がした後に地毛に残る「ベタベタ」ですよね。これを防ぐ、あるいは綺麗に取るためのプロの技をご紹介します。
もしシールが固くて剥がれにくい場合は、ヘアアイロンの熱を利用しましょう。オイルを染み込ませたシール部分を、100度から120度くらいの低温設定にしたアイロンで、2〜3秒だけ軽く挟みます。熱を加えることで、固まった粘着剤が瞬時に柔らかくなり、オイルとの反応が劇的に良くなります。
それでも地毛に粘着剤が残ってしまったときは、無理に指でむしり取ってはいけません。残ったベタベタ部分に再度オイルをたっぷりつけ、細目のコームで毛先に向かって優しく梳かしてください。キッチンペーパーでコームについた汚れを拭き取りながら繰り返せば、地毛を傷めずに綺麗にリセットできます。
外した後のアフターケアで頭皮をリセット
エクステを全部外した後は、達成感とともに「髪が軽くなった!」と感じるはずです。でも、ここで安心しないでください。髪と頭皮には大量のオイルと粘着剤の残りが付着しています。
まずはシャンプー前に、お湯で予洗いをしっかり行いましょう。その後、洗浄力の優しいシャンプーで2回、丁寧に洗ってください。1回目はオイル分を落とすため、2回目は頭皮の汚れを落とすためです。
シールが貼ってあった部分の頭皮は、長時間密閉されていたため少しデリケートになっています。爪を立てず、指の腹でマッサージするように洗うのがコツです。最後に、ダメージを受けた毛先をトリートメントでたっぷり保湿してあげれば完璧です。
セルフで行う際のリスクと注意点
自分で外すのは節約になりますが、いくつか注意点もあります。
第一に、後頭部は自分では見えません。合わせ鏡を使うか、できれば家族や友人に手伝ってもらうのが安心です。見えない部分を無理に手探りでやると、思わぬ方向に力がかかり、地毛を痛める原因になります。
第二に、時間はたっぷり確保してください。全頭(40枚〜80枚程度)を一人で外すには、慣れていても1時間から2時間はかかります。急いで雑にやってしまうのが一番の失敗の元です。お気に入りの音楽や動画を流しながら、リラックスして作業しましょう。
もし、「どうしても取れない」「痛みが強い」と感じた場合は、無理をせず中断してください。その時は素直に美容院へ相談しましょう。無理をして地毛が薄くなってしまっては、次のオシャレを楽しめなくなってしまいますからね。
シールエクステの外し方はヘアオイルでOK?セルフでベタベタを残さず取るコツのまとめ
シールエクステのセルフオフは、正しい知識と少しの根気があれば、決して難しいことではありません。
大切なのは、「オイルをケチらないこと」と「しっかり時間を置いてふやかすこと」。この2点さえ守れば、ベビーオイルやお手持ちのオイルを使って、サロン帰りのような綺麗な地毛に戻すことができます。
「美容院に行く時間がないけれど、今すぐスッキリしたい!」という時は、ぜひ今回ご紹介したステップを試してみてください。ベタベタを残さず、サラサラの地毛を取り戻して、また新しいヘアスタイルへの準備を始めましょう!

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