「毎日しっかり化粧水でスキンケアしているのに、なぜか肌がカサカサする」
「冬になると粉を吹くほど乾燥して、いつものお手入れじゃ追いつかない」
そんな悩みを抱えている方は、実はとても多いんです。鏡を見るたびにガッカリしてしまうような肌の乾燥、辛いですよね。
実は、ドラッグストアの棚には「化粧水」という名前がついていても、法律上の分類が全く異なるものが並んでいます。私たちが普段使っている美容目的の化粧水と、治療を目的とした「医薬品」のローション。この違いを正しく理解するだけで、あなたの肌悩みへのアプローチは劇的に変わるかもしれません。
今回は、頑固な乾燥肌を救うための選び方や、今話題の「ヘパリン類似物質」の本当の効果について、詳しく紐解いていきましょう。
知っているようで知らない「医薬品・医薬部外品・化粧品」の決定的な違い
まず最初に整理しておきたいのが、私たちが手に取るスキンケア製品の「立ち位置」です。これらは大きく3つのグループに分かれています。
まずは「化粧品」です。
これは、肌を健やかに保つ、美しく見せるといった「緩和な作用」を目的としたものです。デパートのカウンターで並んでいる高級なものからプチプラまで、ほとんどのスキンケア製品がここに含まれます。
次に「医薬部外品(薬用化粧品)」です。
パッケージに「医薬部外品」や「薬用」と書かれているのを見たことがありますよね。これは、厚生労働省が認めた特定の「有効成分」が、規定の量だけ配合されているものを指します。「ニキビを防ぐ」「シミを予防する」といった、特定の肌トラブルを「防ぐ」ことに特化しています。
そして、今回注目するのが「医薬品」です。
これはズバリ「治療」を目的としたものです。肌の乾燥がひどくなり、バリア機能が壊れてしまった状態(皮脂欠乏症など)を改善するために作られています。有効成分の濃度が高く、医学的な効果が認められている一方で、症状がない時に漫然と使い続けるものではありません。
「いつもの化粧水が効かない」と感じたら、それは「守り」のケアではなく、一時的に「攻め(治療)」のケアが必要なサインかもしれません。
乾燥肌の救世主「ヘパリン類似物質」の正体とその凄さ
最近、ドラッグストアで「ヘパリン類似物質配合」という文字をよく目にしませんか?
以前は病院で処方されるのが一般的でしたが、現在は市販の医薬品として手軽に購入できるようになりました。
この成分がなぜ「乾燥肌の救世主」と呼ばれているのか。それは、単に肌の表面を潤すだけではない、3つの強力な働きがあるからです。
一つ目は、圧倒的な「保湿作用」です。
ヘパリン類似物質は、角質層のさらに奥まで浸透し、細胞の間で水分を抱え込む働きがあります。一時的に表面を湿らせるのではなく、肌の構造そのものに働きかけて「自ら潤う力」をサポートしてくれるイメージです。
二つ目は「血行促進作用」です。
肌の血の巡りを良くすることで、新陳代謝(ターンオーバー)を促します。乾燥してゴワついた肌が柔らかくなるのは、この働きのおかげでもあります。
三つ目は「抗炎症作用」です。
乾燥が進むと、肌は微細な炎症を起こして赤くなったり、ピリピリしたりします。そうした炎症を鎮めて、健やかな状態へと導いてくれるのです。
代表的なアイテムとしては、ヒルマイルド ローションなどの医薬品が挙げられます。これらは、一般的な化粧水では届かないレベルの乾燥に、ダイレクトに応えてくれる頼もしい存在です。
医薬品の化粧水(ローション)を選ぶときの注意点
「効果が高いなら、全部医薬品でいいじゃない!」と思うかもしれません。ですが、医薬品だからこそ気をつけなければならないポイントがいくつかあります。
まず、医薬品は「症状があるとき」に使うのがルールです。
肌が十分に潤い、トラブルが解決したあとも使い続けると、かえって肌の負担になることがあります。良くなったら、徐々に通常の化粧水や医薬部外品に戻していく「引き際」が肝心です。
また、成分によっては刺激を感じることもあります。
例えば「尿素」が配合された医薬品。尿素は固くなった角質を溶かして柔らかくする素晴らしい効果がありますが、敏感肌の人や、赤みがある部分に使うと、強い刺激を感じることがあります。顔に使う場合は、自分の肌が「ただ乾燥しているだけ」なのか「炎症まで起きているのか」を見極める必要があります。
さらに、ヘパリン類似物質には血行を良くする働きがあるため、出血している部位や、血液が固まりにくい病気を持っている方は使用を控えなければなりません。不安なときは、必ず薬剤師さんに相談するようにしましょう。
失敗しない!乾燥レベルに合わせた正しいスキンケア術
では、具体的にどのように使い分ければ良いのでしょうか。
・レベル1:日常的な乾燥・ツヤ不足
この段階なら、通常の「化粧品」で十分です。お気に入りのブランドや香りで、楽しみながらケアをしましょう。イプサ ザ・タイムR アクアのように、水分をしっかり補給してくれるタイプがおすすめです。
・レベル2:季節の変わり目のムズムズ・粉吹き
「少し肌が過敏になっているな」と感じたら、医薬部外品(薬用化粧品)の出番です。キュレル 化粧水などの低刺激な薬用タイプは、セラミドなどの成分でバリア機能を守り、トラブルを未然に防いでくれます。
・レベル3:何をつけてもヒリヒリする・極度のカサつき
ここまで来たら「医薬品」の検討時期です。市販のヘパリン類似物質配合ローションなどを手に取ってみてください。洗顔後、清潔な肌にまず医薬品のローションを馴染ませます。もしこれだけで保湿力が足りないと感じる場合は、その上からワセリンなどの油分で蓋をしてあげると、より効果的です。
ただし、医薬品を1〜2週間使っても全く改善しない場合や、症状が悪化する場合は、自己判断を中止して皮膚科を受診してください。隠れた皮膚疾患が原因の可能性もあるからです。
医薬品をスキンケアに取り入れる際の賢いステップ
医薬品のローションを顔に使う際、塗り方一つで実感が変わります。
まず、手のひらで少し温めてから、肌をこすらず「ハンドプレス」で優しく押し込むように塗りましょう。乾燥が気になる部分は重ね付けが基本です。
もしあなたが、普段使っているお気に入りの化粧水と併用したい場合はどうすればいいでしょうか。
基本的には「治療」である医薬品を優先し、最初に塗るのが一般的です。医薬品で肌の基盤を整えてから、美容成分たっぷりの化粧品を重ねるという流れです。
ただし、あまりに多くのものを塗り重ねすぎると、摩擦が肌の刺激になってしまいます。乾燥がひどい時期は、思い切って「医薬品のローション+クリーム(または乳液)」というシンプルなステップに絞るのが、回復への近道だったりします。
カルテHD モイスチュア ローションのようなアイテムは、医薬部外品でありながらヘパリン類似物質の技術を応用しているため、日常使いとケアを両立したい方に非常に人気があります。
乾燥肌を放置しないために。今すぐできること
「たかが乾燥」と放っておくと、肌のバリア機能はどんどん低下し、シワやたるみといったエイジングサインを早める原因にもなります。
また、乾燥して隙間ができた肌からは、花粉やダニといった外部刺激が入り込みやすくなり、アレルギー体質を引き起こす引き金になることも。早め早めの対処が、5年後、10年後のあなたの肌を守ることにつながるのです。
まずは自分の肌が今、どの段階にあるのかを観察してみてください。
「化粧品」でいいのか、それとも「医薬品」の力が必要なのか。その見極めができるようになれば、もう季節の変わり目や乾燥シーズンを怖がる必要はありません。
化粧水と医薬品の違いは何?乾燥肌を救う選び方とヘパリン類似物質の効果を徹底解説:まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に、今回お伝えした重要なポイントを振り返ってみましょう。
- 化粧水には「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」の3種類があり、目的が異なる
- 医薬品は「治療」を目的としており、ひどい乾燥には非常に有効
- ヘパリン類似物質は、保湿・血行促進・抗炎症の3方向から肌を救ってくれる
- 医薬品は症状が改善したら、徐々に日常のスキンケアへ切り替えるのが理想
- 出血部位や炎症が激しい場合は、使用に注意が必要
ドラッグストアで迷ったときは、パッケージの裏面にある「第2類医薬品」や「医薬部外品」という文字をぜひチェックしてみてください。
IHADA 薬用ローションのように、肌トラブルが起きやすい時期に特化したアイテムを上手に取り入れるのも賢い選択です。
あなたの肌が、内側からしっとりと潤い、鏡を見るのが毎日楽しくなる。そんな未来のために、今日から「目的を持ったスキンケア選び」を始めてみませんか。正しく選べば、肌は必ずそれに応えてくれるはずです。
もし、この記事があなたの乾燥肌対策のヒントになったなら、これほど嬉しいことはありません。あなたの肌が明日、もっと健やかでありますように!

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