海外旅行のパッキングをしているとき、ふと手が止まるのが洗面用具の準備ですよね。特にお気に入りの化粧水や美容液。「これ、機内に持ち込めるんだっけ?」「没収されたら嫌だな……」と不安になる方は多いはずです。
実は、国際線の液体物持ち込みには、国内線よりもはるかに厳しい「世界共通のルール」が存在します。せっかくの旅行。出発直前の保安検査場で、大切にしている化粧水をゴミ箱に捨てるなんて悲劇は絶対に避けたいものです。
今回は、2026年現在の最新ルールに基づいた、化粧水を国際線機内にスマートに持ち込むためのテクニックを徹底解説します。ルールを正しく理解して、機内の乾燥からお肌を守りましょう!
国際線の化粧水持ち込みには「100mlの壁」がある
国際線を利用する場合、機内に持ち込める液体物には厳格な制限があります。これが通称「100mlルール」です。
まず、大前提として「あらゆる液体物は、100ml(または100g)以下の容器に入っていなければならない」という決まりがあります。ここでよくある勘違いが、中身の量に関するものです。
たとえば、200ml入りの化粧水ボトルに、あと30mlしか残っていないとします。「中身は100ml以下だから大丈夫だろう」と思いがちですが、これはNG。保安検査では「中身の量」ではなく「容器の容量」で判断されます。容器自体が100mlを超えていれば、その場で破棄を求められるのが国際線のルールです。
持ち込みたい化粧水がある場合は、必ず100ml以下の小さな容器に詰め替えるか、最初からトライアルサイズのような小型ボトルのものを用意しましょう。
液体物としてカウントされる意外なアイテム
「化粧水は液体だけど、クリームはどうなの?」と疑問に思う方もいるでしょう。航空会社の定義では、液体物(LAGs)の範囲は驚くほど広いです。
化粧水や乳液はもちろんのこと、ジェル状の美容液、クリームファンデーション、リップグロス、さらには歯磨き粉やマスカラまで「液体物」として扱われます。意外なところでは、味噌やジャム、ゼリー状の食べ物もこの制限の対象です。
もし「これは液体かな? 固形かな?」と迷うものがあれば、とりあえず液体物としてパッキングしておくのが、スムーズに検査をパスするコツです。ちなみに、固形のリップクリームやパウダーファンデーションは液体には含まれません。
持ち込みには「1リットル以下の透明袋」が必須
100ml以下の容器に入れた化粧水は、そのままバッグに入れていいわけではありません。ここでもう一つのルールが登場します。
すべての液体物容器は、「容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋」にまとめて入れる必要があります。この袋のサイズ目安は、縦横の合計が40cm以内、20cm×20cm程度のものが一般的です。
この袋にはルールが3つあります。
一つ目は、袋が「透明」であること。
二つ目は、ジッパーなどで「再封可能」であること。
三つ目は、「一人一袋」までであることです。
家族で旅行する場合でも、一人の袋に全員分を詰め込むのではなく、各自で袋を分ける必要があります。この透明袋は、空港の売店や100円ショップで売っているもので十分です。ジップロックのような家庭用保存袋でも、サイズが規定内であれば問題ありません。
機内での液漏れを防ぐパッキングの知恵
せっかくルール通りにパッキングしても、現地に着いて袋を開けたら化粧水でベタベタ……なんて事態は避けたいですよね。上空では気圧が下がるため、容器の中の空気が膨張し、中身が押し出されてしまうことがあります。
これを防ぐためのプロの技をご紹介します。
まず、詰め替え容器に化粧水を注ぐ際は、ギリギリまで入れないこと。容器の8分目くらいにとどめ、閉める前に少しボトルを押して空気を抜いた状態でフタをします。こうすることで、気圧変化による膨張の「逃げ道」を作ることができます。
さらに、フタを閉める前に小さく切ったサランラップを注ぎ口に被せ、その上からキャップを締めると密封性が格段にアップします。また、ワンタッチ式のキャップは衝撃で開きやすいため、マスキングテープで固定しておくとより安心です。
預け入れ荷物にする場合のルール
「機内では使わないけれど、現地で使いたいフルボトルの化粧水がある」という場合は、機内持ち込みではなく、チェックインカウンターで預けるスーツケース(受託手荷物)に入れましょう。
受託手荷物の場合、100mlの制限はありません。ただし、化粧品類全体としての総量制限はあります。一般的には「1容器あたり0.5kgまたは0.5リットル以下」、かつ「一人あたり合計2kgまたは2リットル以下」であれば預けることが可能です。
スーツケースの中で万が一液漏れすると衣類が台無しになるため、フルボトルを預ける際もビニール袋に入れて二重に保護しておくことを強くおすすめします。
免税店で購入した化粧水はどうなる?
保安検査を終えた後の免税店で、高級ブランドの化粧水セットを自分へのご褒美に買うのも旅の楽しみですよね。
免税店で購入した液体物は、100mlを超えていても機内に持ち込むことができます。ただし、これには条件があります。購入時に「STEBs(不正開封防止袋)」と呼ばれる特殊な袋に入れてもらい、最終目的地まで開封してはいけません。
特に注意が必要なのが、乗り継ぎがある場合です。経由地の空港によっては、たとえ免税店で購入したものであっても、再度行われる保安検査で100mlルールが適用され、没収されてしまうケースがあります。乗り継ぎがある場合は、購入前にショップの店員さんに最終目的地を伝え、持ち込みが可能か確認するようにしてください。
機内の乾燥対策にはシートマスクが最強
長時間のフライト、機内の湿度は20%以下になることも珍しくありません。これは砂漠並みの乾燥状態です。機内に持ち込める液体の量に限りがある中で、賢く保湿したいなら「シートマスク」の活用が正解です。
シートマスクは、個包装されているものであれば、液体物としてのカウントが非常に少なくて済みます。美容液がたっぷり含まれているのに、場所を取らず、1リットルの透明袋の隙間にスッと差し込めるのが魅力です。
乾燥が気になったら機内でパックをする、あるいはトイレでサッと保湿するだけで、現地に到着したときの肌のツヤが全く違ってきます。旅行用の使い切りタイプなら、帰りの荷物も減らせて一石二鳥ですね。
旅行に便利な100ml以下のアイテム選び
詰め替えるのが面倒、という方は、最初から機内持ち込みを想定したサイズの製品を選びましょう。
最近では、人気ブランドからミニサイズ化粧水やトラベルセットが数多く販売されています。また、スプレータイプのミスト化粧水も、100ml以下のアルミ缶やプラスチック容器であれば持ち込み可能です。アベンヌ ウオーター 50gのような小型のスプレーは、機内でシュッとひと吹きして手軽に水分補給ができるので重宝します。
詰め替え容器自体も、安価なものではなく、気圧変化に強いシリコン製詰め替えボトルなどを選ぶと、液漏れのリスクをさらに減らすことができます。
保安検査場をスムーズに通過するために
空港の保安検査場は、常に混雑しています。後ろの人を待たせないよう、スマートに通過したいものですよね。
液体物を入れた透明袋は、バッグの奥底にしまうのではなく、すぐに取り出せる場所に配置しておきましょう。検査の順番が来たら、バッグからその透明袋だけを取り出し、トレーの上にポンと置きます。
もし、コートのポケットにリップグロスが入っていたり、手持ちのバッグにうっかりペットボトルの飲みかけが入っていたりすると、再検査になって時間がかかってしまいます。並んでいる間に、自分の持ち物に「液体」が紛れていないか、今一度チェックする習慣をつけましょう。
化粧水 機内 持ち込み 国際線の準備はこれで完璧!
国際線のルールは一見複雑に思えますが、基本さえ押さえておけば難しいことはありません。
- 容器はすべて100ml以下のものを使う。
- それらを1リットル以下の透明ジッパー袋にひとまとめにする。
- 漏れないように空気を抜いてパッキングする。
この3ステップを守るだけで、お気に入りの化粧水と共に安心して空の旅を楽しむことができます。
旅行の準備は、現地での楽しさを想像しながら進める幸せな時間です。しっかりとした知識を持ってパッキングを済ませ、トラブルゼロで最高の海外旅行へ出かけてくださいね。
「化粧水 機内 持ち込み 国際線」のルールを完璧にマスターしたあなたなら、もう保安検査場で慌てることはありません。機内でもしっかり保湿をして、現地での記念写真も最高のコンディションで写りましょう!

コメント