「毎日使う化粧水、もっとたっぷり贅沢に使いたいけれど、デパコスや市販品をバシャバシャ使うのはお財布が気になる……」
「市販の化粧水を使うと、なぜかピリピリしたり赤くなったりしてしまう。もっとシンプルな成分のものはないかな?」
そんな悩みを抱えている方にぜひ試してほしいのが、化粧水の自作です。実は、化粧水はドラッグストアで手に入る材料だけで、驚くほど簡単に、そして安価に作ることができるんです。
自分の肌の状態に合わせて成分を調整できるのは、手作りならではの特権。今回は、初心者の方でも失敗しない「基本の自作化粧水レシピ」から、絶対に知っておくべき注意点、長持ちさせる保存のコツまでを徹底的に解説します。
なぜ今、化粧水の自作が選ばれるのか?
手作り化粧水と聞くと「少し面倒そう」と感じるかもしれませんが、一度その魅力を知ると、もう市販品には戻れないという人が続出しています。まずは、なぜ多くの人が自作にシフトしているのか、その理由を見ていきましょう。
成分が「見える」という圧倒的な安心感
市販の化粧水の裏面を見たことがありますか?そこには、素人には読み解けないようなカタカナの化学物質がずらりと並んでいます。もちろん、それらは品質を保つために必要なものですが、敏感肌の方にとっては、どの成分が肌荒れの原因になっているか特定するのが難しいものです。
自作なら、ベースは「水」と「保湿剤」だけ。保存料や着色料、香料を一切入れない「完全無添加」なスキンケアが実現します。
圧倒的なコストパフォーマンス
化粧水の成分の8割から9割は「水」です。自作の場合、精製水とグリセリンを揃えるだけで、100mlあたり数十円という低価格で作成可能です。高級化粧水の価格を気にしながらチビチビ使うよりも、安価な自作化粧水を惜しみなくたっぷり使い、肌の角質層までしっかり水分を届ける方が、結果的に美肌への近道になることも多いのです。
失敗しない!基本の自作化粧水レシピ
それでは、さっそく化粧水を作ってみましょう。まずは最もスタンダードで、どんな肌質の方でも使いやすい「グリセリン化粧水」の作り方をご紹介します。
用意するもの
- 精製水: 100ml(水道水は塩素が含まれるため避けましょう)
- 植物性グリセリン: 5ml〜10ml(小さじ1〜2杯程度)
- 化粧水用詰め替えボトル: 100mlサイズのもの(ガラス製が理想です)
作成ステップ
- 容器を消毒する: 雑菌が入るとすぐに腐敗してしまいます。ボトルは事前に煮沸消毒するか、消毒用エタノールで中をしっかり除菌し、乾燥させておきましょう。
- グリセリンを入れる: 清潔なボトルに、まずは保湿剤であるグリセリンを入れます。
- 精製水を注ぐ: その上から精製水を加え、ボトルの蓋をしっかり閉めます。
- よく振って混ぜる: 容器を上下にしっかり振り、成分を均一に混ぜ合わせれば完成です!
たったこれだけで、肌に優しい手作り化粧水の出来上がりです。非常にシンプルですが、これだけでも驚くほどしっとりとした質感を感じられるはずですよ。
自分の肌に合わせて!おすすめのカスタマイズ成分
基本のレシピに慣れてきたら、肌悩みに合わせてプラスアルファの成分を加えてみましょう。
乾燥がひどい時には「ヒアルロン酸」
冬場やエアコンによる乾燥が気になるなら、ヒアルロン酸原液を数滴加えてみてください。ヒアルロン酸は1gで6リットルもの水分を保持すると言われる強力な保湿成分。これを加えるだけで、手作りとは思えないほど「とろみ」のあるリッチな化粧水に進化します。
毛穴やテカリが気になるなら「ビタミンC誘導体」
美肌成分の王道といえばビタミンC。ビタミンC誘導体パウダーを少量混ぜることで、肌のキメを整え、明るい印象へと導いてくれます。ただし、ビタミンCは非常にデリケートで酸化しやすいため、一度にたくさん作らず、より早めに使い切るのが鉄則です。
癒やしの時間が欲しいなら「エッセンシャルオイル」
無香料が物足りない場合は、ラベンダー精油やティーツリー精油を1滴だけ垂らしてみましょう。使うたびに心地よい香りに包まれ、スキンケアが至福のリラックスタイムに変わります。ただし、精油は直接肌に触れると刺激が強いため、必ずグリセリンに混ぜてから水に加えるようにしてください。
これだけは守って!自作化粧水の絶対ルールと注意点
「安くて安心」な自作化粧水ですが、一つだけ大きな弱点があります。それは、市販品のような「強力な防腐剤」が入っていないことです。これを知らずに使うと、かえって肌トラブルを招く原因になりかねません。以下のルールは必ず守りましょう。
保存期間は「冷蔵庫で1週間」が目安
市販の化粧水は常温で年単位の保存ができるよう設計されていますが、自作化粧水は「生もの」だと考えてください。
- 保存場所: 必ず冷蔵庫で保管しましょう。
- 期限: 夏場は1週間以内、冬場でも長くて2週間以内には使い切ってください。
- 処分: もし期間内であっても、水が濁ってきたり、変な臭いがしたりした場合は、迷わず捨ててください。
濃度を欲張りすぎない
「もっと保湿したいから」とグリセリンの量を増やしすぎるのはNGです。実は、グリセリンの濃度が10%を超えてしまうと、逆に肌の水分を吸い取ってしまう性質があります。基本は5%、多くても10%以内にとどめるのが、潤いを保つ黄金比です。
容器の使い回しに注意
新しい化粧水を作る際、古い化粧水が残っている容器にそのまま継ぎ足すのは厳禁です。見えない雑菌が底に溜まっている可能性があるため、毎回必ずボトルを洗浄・消毒してから新しいものを作るようにしましょう。
知っておきたい「薬機法」とリスクの考え方
自作化粧水を楽しむ上で、大人のマナーとして知っておくべき法律のお話があります。それが「薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)」です。
友達へのプレゼントは法律違反?
自分が作った化粧水を「これ、すごくいいから使ってみて!」と友人にプレゼントしたり、フリマアプリで販売したりすることは、実は法律で厳しく制限されています。
たとえ無償であっても、製造販売業の許可なく化粧品を他人に譲渡することは、法に触れる可能性があるのです。自作化粧水はあくまで「自分自身の肌のため」に、個人の責任範囲内で楽しむもの。万が一、友人がその化粧水で肌荒れを起こしてしまった場合、取り返しのつかないトラブルに発展するリスクもあります。自慢のレシピは、教えてあげるにとどめておきましょう。
まとめ:化粧水の自作は意外と簡単!基本の作り方と注意点、失敗しないための保存法を解説
いかがでしたか?「化粧水の自作は意外と簡単!基本の作り方と注意点、失敗しないための保存法を解説」というテーマでお届けしてきましたが、ハードルがぐっと下がったのではないでしょうか。
最後に、重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- 材料はシンプルに: 精製水とグリセリンから始める。
- 衛生管理が命: 容器の消毒を徹底し、指を入れない。
- 鮮度が一番: 冷蔵庫で保管し、1週間を目安に使い切る。
- 自己責任で楽しむ: 他人への譲渡や販売は避け、自分の肌と対話しながら使う。
化粧水を自作するということは、自分の肌に何が必要で、何が不要なのかを見極める、とても贅沢な作業です。高価なブランド名に頼るのではなく、素材そのものの力を借りて、あなただけの「最高の一本」を育ててみませんか?
今日から冷蔵庫に一瓶の「手作り化粧水」がある生活。そんな丁寧な暮らしが、あなたの肌をより健やかに、輝かせてくれるはずです。

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