「もっと肌をきれいにしたい!」と欲張って新しい美容液を買ったものの、いざ鏡の前に立つと「あれ、これどっちから塗ればいいの?」と手が止まってしまった経験はありませんか?
美白もしたいし、乾燥も防ぎたい。毛穴ケアも捨てがたい……。そんなとき、美容液の2種類使いはとても効果的なアプローチです。しかし、塗る順番を間違えてしまうと、せっかくの高価な成分が肌に浸透せず、ただ肌の上で渋滞を起こすだけになってしまうことも。
今回は、美容液を2種類併用するときの「鉄則」と、効果を最大限に引き出すための組み合わせ術を詳しくお伝えします。
美容液を2種類使うときの絶対ルールは「テクスチャー」
美容液の順番に迷ったら、まずは手に取ったときの感触を思い出してください。スキンケアの基本は「水分の多いものから先に、油分の多いものを後に」です。
なぜなら、油分は肌に膜を張る性質があるからです。先に油分の多い、こっくりした美容液を塗ってしまうと、後から塗る水溶性の美容液を弾いてしまいます。これでは、どんなに良い成分が入っていても宝の持ち腐れですよね。
- さらさらした液状タイプ浸透が早いので、一番最初に塗りましょう。
- とろみのあるジェル・とろみ系セラム次に重ねるのがこのタイプです。
- 乳液状・クリーム状・オイル状これらは一番最後に塗るのが鉄則です。
まずは鏡の前で、手持ちの美容液を1滴ずつ出してみて、どちらがより「水っぽいか」を確認してみてくださいね。
「導入美容液」と「攻めの美容液」が混在する場合の順序
最近では、洗顔後すぐに使う「導入美容液(ブースター)」を取り入れている方も多いはずです。これに加えて、シミやシワにアプローチする「攻めの美容液」を併用する場合はどうすればいいのでしょうか。
結論から言うと、導入美容液は文字通り「一番最初」です。
- 洗顔
- 導入美容液(ブースター)
- 化粧水
- 攻めの美容液(美白・エイジングケアなど)
- 乳液・クリーム
この流れが最も一般的です。導入美容液は、その後に使う化粧水や美容液の通り道を整えてくれる役割を持っています。もし導入美容液を2番目以降に使ってしまうと、その「引き込み効果」が十分に発揮されません。
ただし、製品によっては「化粧水の後に使う導入液」といった特殊なものもあります。基本はパッケージの裏面を確認しつつ、迷ったら「一番最初が導入」と覚えておきましょう。
美白と保湿、どっちが先?悩み別のおすすめ順序
2つの悩みを同時にケアしたいとき、成分の性質から順番を考えるのも賢い方法です。ここでは代表的な組み合わせを見ていきましょう。
「美白」と「保湿」を併用する場合
多くの美白美容液は、さらっとしたテクスチャーの水溶性成分であることが多いです。一方で、保湿美容液はヒアルロン酸などが配合され、少しとろみがあるものが主流。
この場合は、「美白美容液」→「保湿美容液」の順に塗るのが正解です。美白成分をしっかりと肌の奥(角質層)へ届けた後に、保湿成分で潤いの蓋をしましょう。
「毛穴ケア」と「エイジングケア」を併用する場合
ビタミンCなどの毛穴・引き締め系の美容液と、レチノールなどのハリ・エイジングケア系の美容液を組み合わせる場合も、まずはビタミンCから。
ビタミンCは水に溶けやすく、レチノールは油に溶けやすい性質を持っています。水溶性のビタミンC誘導体 美容液を先に馴染ませてから、油分を含んだエイジングケア系を重ねると、どちらの成分も邪魔し合わずに働いてくれます。
知っておきたい!美容液の併用NG例と注意点
「たくさん塗れば塗るほど、肌はきれいになる」……実はこれ、大きな勘違いかもしれません。2種類までは相乗効果が期待できますが、それ以上の併用には注意が必要です。
まず、2種類の美容液を手のひらで混ぜてから塗るのは絶対にやめましょう。
メーカーは、その美容液が最も効果を発揮できるpH値(酸性やアルカリ性の度合い)を計算して作っています。混ぜてしまうとそのバランスが崩れ、せっかくの美容成分が変質したり、肌への刺激に変わったりすることもあります。面倒でも「1種類ずつ、丁寧にハンドプレス」が鉄則です。
また、3種類以上の美容液を重ねるのもあまりおすすめしません。
肌が一度に受け入れられる成分の量には限りがあります。盛りだくさんに塗りすぎると、肌の上で成分が混ざり合ってベタつきの原因になり、かえって肌荒れを招いたり、メイクがヨレたりする原因になります。
もし悩みがたくさんあるなら、「朝は美白、夜はエイジングケア」というように、時間帯で使い分けるのがスマートな大人のスキンケアです。
1つ目を塗ってから「何分待つのが正解?」
2種類を重ねるとき、1つ目を塗った後にどれくらい時間を置けばいいのか迷いますよね。
「完全に乾くまで待つ」必要はありません。むしろ乾きすぎてしまうと、肌が摩擦に弱くなってしまいます。
目安は、ハンドプレスをしたときに肌が「モチッ」と手に吸い付くような感触になったとき。表面の水分が馴染み、指が滑らなくなったタイミングで2つ目の美容液を投入しましょう。
少し時間を置くことで、1つ目の成分が角質層に落ち着き、2つ目の美容液と混ざり合って「ダマ」や「モロモロ」が出るのを防ぐことができます。このひと手間が、仕上がりの透明感を左右します。
季節や肌調子に合わせた「主役」の入れ替え
美容液の順番は、季節によって優先順位を変えるのも一つの手です。
例えば、紫外線が気になる夏場は「美白」を優先して先に塗り、乾燥が本格化する冬場は「保湿」を先に持ってきて、その後に栄養価の高いセラムを重ねる。
肌のコンディションは毎日違います。お風呂上がりの肌に触れてみて、「今日はカサついているな」と感じるなら保湿をメインに。肌がゴワついているなら導入系を念入りに。
自分の肌と対話しながら、その日の「主役」を決めることが、2種類使いをマスターする近道です。
美容液2種類の順番を正しく守って、理想の肌を手に入れよう!
美容液を2種類使うことは、自分の肌に真剣に向き合っている証拠です。その努力を無駄にしないためにも、今回ご紹介した「水分の多いものから塗る」「混ぜずに1種類ずつ重ねる」という基本をぜひ守ってみてください。
正しい順番でケアを続けると、数週間後には肌のツヤ感や手触りに変化が表れるはずです。高機能な美容液のポテンシャルを120%引き出して、自分史上最高の肌を目指しましょう。
最後におさらいですが、美容液2種類の順番は、質感の「軽さ」と「成分の性質」で決まります。基本のルールさえ押さえておけば、どんな新しいアイテムを手に入れてももう迷うことはありません。毎日のスキンケアタイムを、未来の肌への楽しい投資時間に変えていってくださいね。

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