「せっかく高い美容液を買ったのに、なんだか肌が変わらない気がする……」
「導入液とかオイルとか、種類が増えすぎて塗る順番がもうパニック!」
毎日一生懸命スキンケアをしているのに、そんなモヤモヤを抱えていませんか?実は、スキンケアの効果を左右するのは、製品の値段以上に「塗る順番」なんです。
順番を間違えると、どんなに良い成分も肌に届かず、ただ表面を滑っているだけになってしまうことも。でも安心してください。基本のルールさえ覚えてしまえば、どんな新しいアイテムを買っても迷わなくなります。
今回は、美容液とクリームの正しい順番から、意外と知らない効果アップのコツまで、明日からすぐに使える知識をたっぷりお届けします。
スキンケアの鉄則は「水分から油分へ」
スキンケアの順番を考えるとき、一番大切なルールはたった一つ。「水分の多いものから塗り、油分の多いもので蓋をする」ということです。
肌の角質層は、水に馴染みやすい部分と、油に馴染みやすい部分が重なり合っています。水溶性の成分は、油の膜を通り抜けるのがとっても苦手。そのため、先に油分の多いクリームを塗ってしまうと、後から塗る美容液の成分がブロックされてしまうんです。
イメージとしては、乾いた砂漠に水を撒くのが先で、その後に蒸発しないようシートを被せるようなもの。この基本を頭に入れておくだけで、あなたのスキンケアは劇的に効率化します。
理想的な基本の5ステップ
まずは、多くのメーカーが推奨している標準的なステップを確認しましょう。
- ステップ1:クレンジング・洗顔まずは土台作り。メイクや皮脂汚れをしっかり落とさないと、どんな美容成分も入っていきません。
- ステップ2:化粧水肌に水分を補給し、次に使うアイテムが浸透しやすいように通り道を整えます。
- ステップ3:美容液(セラム・エッセンス)ここで美容液の登場です。悩みに合わせた濃密な成分を、一番浸透しやすいタイミングで届けます。
- ステップ4:乳液水分と油分をバランスよく与え、肌を柔らかくほぐします。
- ステップ5:クリーム最後に、しっかりとした油分の膜で、これまで入れた成分をすべて閉じ込めます。
乳液とクリームを両方使う場合は、よりテクスチャーが軽くて水っぽい乳液を先に、重厚感のあるクリームを最後に持ってくるのが正解です。
美容液の種類によって順番が変わることもある
最近は「導入美容液」や「オイル美容液」など、バリエーションが豊富ですよね。「全部化粧水の後に塗ればいい」と思い込んでいると、逆効果になることもあります。
- 洗顔後すぐに塗る「導入美容液(ブースター)」導入美容液のようなアイテムは、化粧水の前に使うのが基本です。肌を柔らかくして、次に使う化粧水の引き込みを良くするためのものなので、一番最初に塗りましょう。
- 仕上げに近い役割の「オイル美容液」美容オイルは、製品によって使い方が分かれます。化粧水前のブースターとして使えるものもあれば、クリームの代わりに最後に塗るものもあります。パッケージの指示をよく見て、油分が強いと感じるなら工程の後半に入れましょう。
迷ったら「サラサラした液体は先、ドロっとした濃厚なものは後」と判断してみてくださいね。
美容液を2種類使いたいときはどうする?
「美白も気になるし、エイジングケアもしたい!」と、複数の美容液を重ねたい時もありますよね。その場合の優先順位の決め方は2つです。
1つ目は、テクスチャーの軽い順です。より水に近いシャバシャバしたものを先に、とろみがあるものを後に塗ります。
2つ目は、解決したい悩みの優先順位です。一番ケアしたい悩み(例えばシミ対策など)に特化したものを先に塗ることで、より肌の近くに成分を届けることができます。ただし、欲張って3種類以上重ねると、肌が吸収しきれずベタつきや摩擦の原因になるので、2種類程度に留めるのがおすすめです。
成分の特性を知るともっと美肌に近づける
順番を守るだけでなく、成分の「性格」を知るとさらに効果的です。
例えばビタミンC誘導体。これは水に溶けやすい性質のものが多いので、化粧水のすぐ後に塗るのが定石です。
一方で、最近人気のレチノールは、非常にパワーが強い分、肌への刺激を感じる人もいます。肌が敏感な時は、あえて化粧水や乳液で肌を整えた後に塗ることで、浸透をあえてマイルドにするというテクニックもあります。
成分の相性もありますが、まずはメーカーが推奨する「一番効く順番」を守るのが、トラブルを避ける近道です。
浸透を待つ「数分間」が仕上がりを分ける
順番が正しくても、バタバタと重ね塗りしていませんか?
化粧水や美容液を塗った直後、肌がビチャビチャの状態ですぐにクリームを重ねてしまうと、成分が混ざり合って薄まってしまいます。大切なのは「ハンドプレス」です。
手のひら全体で肌を優しく包み込み、少し時間を置いてください。肌が手のひらに吸い付くような、モチッとした感触に変わったら「浸透した合図」です。この一呼吸を置くことで、次に重ねるアイテムの密着力がぐんと高まります。
朝と夜でスキンケアの順番や内容を変えるべき理由
肌の状態は24時間同じではありません。朝と夜では、スキンケアの「目的」を切り替えるのがスマートです。
朝の目的は「保護」です。日中の紫外線や乾燥から肌を守ることが最優先。そのため、クリームを塗りすぎるとメイク崩れの原因になることも。朝は高保湿乳液などで軽めに仕上げるのがコツです。
夜の目的は「修復」です。寝ている間に日中のダメージをリセットするため、ナイトクリームや美容液をしっかり使い、たっぷりの油分で一晩中パックするように仕上げましょう。
クリームの塗り方一つで美容液の効果が変わる
クリームを単なる「蓋」だと思っていませんか?実はクリームを塗る時の動作で、前段階で塗った美容液の効果をさらに引き出すことができるんです。
クリームを塗る時は、まず指先ではなく手のひらに広げて温めてください。体温に近い温度にすることで、肌への馴染みが格段に良くなります。
顔の中心から外側へ、そして下から上へと優しく引き上げるように伸ばしましょう。目元や口元など、乾燥が気になる部分には、アイクリームを重ねるか、通常のクリームを「追い塗り」してください。しっかり密封することで、美容成分が逃げ場を失い、角質層の奥へとどまってくれます。
季節に合わせてアイテムを「引き算」する勇気
「美容液とクリームの順番は守っているのに、ニキビができてしまう」という時は、油分が過剰かもしれません。
日本の夏は湿度が高く、肌自身の皮脂分泌も盛んです。そんな時に冬と同じ重いクリームを塗ってしまうと、肌が呼吸困難を起こしてしまいます。夏場は美容液の後に乳液だけで済ませたり、ジェルタイプの軽いクリームに変えたりといった調整が必要です。
逆に冬場は、乳液を抜いてでも高保湿クリームを厚めに塗るなど、季節や自分の肌と対話しながら「足し算・引き算」をしてみてください。
美容液とクリームの順番は?正しいスキンケアの基本と効果を高める使い方
ここまで、スキンケアの基本から応用までお伝えしてきました。
「美容液とクリームの順番は?」という疑問の答えは、基本的には「水分の多い美容液が先、油分の多いクリームが後」です。このシンプルなルールを守るだけで、あなたが選んだスキンケアアイテムたちは、本来の力を100%発揮できるようになります。
スキンケアは、自分自身を労わる大切な時間です。正しい順番で丁寧に肌をケアしてあげることは、未来の自分への最高のプレゼントになります。
今日から早速、鏡の前で順番を意識してみてください。数週間後、指先で触れた時の肌の質感の変化に、きっと驚くはずですよ。
まずは今夜、手持ちのアイテムを「水っぽい順」に並べ替えるところから始めてみませんか?

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