「最近、スキンケアを頑張っているのに肌荒れが治らない……」
「もしかして、昨日食べたものや花粉のせい?」
そんな不安を抱えていませんか?鏡を見るたびに憂鬱になる肌荒れ、実はその背景に「アレルギー」が隠れているケースは少なくありません。
自分の肌で何が起きているのか、はっきりさせてスッキリしたいですよね。今回は、肌荒れとアレルギーの関係から、受けるべき検査の種類、気になる費用、そして何科を受診すべきかまで、知りたい情報を丸ごとプロの視点で解説します。
なぜ治らない?その肌荒れとアレルギーの深い関係
スキンケアを徹底しても、高級な美容液を使っても一向に良くならない肌荒れ。それは、体の外側からの刺激ではなく、内側の「免疫システム」が過剰に反応しているサインかもしれません。
アレルギーによる肌荒れは、大きく分けて2つのルートで起こります。
1つ目は、食べ物や花粉などを吸い込んだり摂取したりすることで、体の中から反応が出るタイプ。
2つ目は、金属や化粧品の成分が直接肌に触れて、その場所が炎症を起こすタイプです。
「いつものことだから」と放置していると、慢性的な湿疹や色素沈着につながる恐れもあります。まずは「敵」が誰なのかを知るために、一歩踏み出して検査を検討してみましょう。
アレルギー検査にはどんな種類があるの?
アレルギー検査と一口に言っても、実はいくつかのアプローチがあります。自分の症状が「何を食べたときにひどくなるか」や「何に触れたときに赤くなるか」によって、選ぶべき検査が変わります。
1. VIEW39(血液検査)
現在、最も一般的で人気があるのがこのVIEW39です。一度の採血で、主要なアレルギー原因(アレルゲン)39項目をまとめて調べることができます。
- 吸入系:スギ、ヒノキ、ダニ、ハウスダスト、ネコ、イヌなど
- 食品系:卵、牛乳、小麦、ピーナッツ、エビ、カニ、果物など
「何が原因かさっぱり見当がつかない」という方のスクリーニング検査として非常に優秀です。
2. MAST48(血液検査)
VIEW39よりもさらに項目数が多い48項目を調べる検査です。特に食物アレルゲンの種類が充実しているため、食事による肌荒れを疑っている場合に適しています。
3. パッチテスト
「特定のネックレスをすると痒くなる」「新しいファンデーションで肌が荒れた」という方に必須なのがパッチテストです。
背中や腕に、原因と思われる物質を染み込ませたパッチを貼り、48時間後や72時間後の肌の反応を観察します。金属アレルギーや化粧品の成分(防腐剤や香料)による「接触皮膚炎」を特定するのに最も信頼できる方法です。
4. プリックテスト
皮膚の表面を少しだけ傷つけ、そこにアレルゲンを垂らして反応を見る検査です。血液検査よりも早く(15分〜20分程度で)結果が出るのがメリットで、即時型アレルギーの判定に向いています。
検査費用はいくら?保険は適用される?
気になるお財布事情についても見ていきましょう。
結論から言うと、医師が診察して「アレルギーの疑いがある」と判断した場合は、健康保険が適用されます。
保険適用(3割負担)の場合の目安
- VIEW39やMAST48:約5,000円〜6,000円前後これに初診料や再診料、手技料が加わるため、窓口での支払いは合計で7,000円〜8,000円程度になることが多いです。
- パッチテスト:項目によりますが、2,000円〜4,000円程度。
ただし、「症状はないけれど、なんとなく全部調べてみたい」という完全な自己希望の場合は自由診療となり、1万円〜2万円以上の高額になることもあるので注意が必要です。受診前に「症状があること」をしっかり医師に伝えましょう。
迷ったらここ!何科を受診すればいい?
「アレルギー検査をしたいけれど、どこのドアを叩けばいいの?」と迷う方も多いですよね。基本的には、今出ている「症状」に合わせて選ぶのが正解です。
皮膚科
肌に赤み、痒み、湿疹が出ているなら第一選択は皮膚科です。特に金属アレルギーや化粧品かぶれを疑う場合の「パッチテスト」は、皮膚科でないと実施していないことが多いです。
アレルギー科・内科
肌荒れだけでなく、くしゃみ、鼻水、喘息のような息苦しさがある場合は、全身を診てくれるアレルギー科や内科がおすすめです。
小児科
お子様の肌荒れ(乳児湿疹やアトピー性皮膚炎の疑い)であれば、まずはかかりつけの小児科で相談しましょう。
知っておきたい「検査結果」の正しい読み方
ここで一つ、大切なポイントがあります。検査で「陽性」が出たからといって、必ずしもそれが肌荒れの「唯一の犯人」とは限らないということです。
例えば、血液検査で「リンゴ」に反応が出ても、実際に食べて何ともなければ、過剰に避ける必要はありません。逆に、検査が「陰性」でも、特定のものを食べると確実に肌が荒れるという実体験があるなら、それがあなたにとってのアレルゲンである可能性が高いのです。
数値に一喜一憂するのではなく、検査結果を「生活習慣を見直すためのヒント」として捉えることが、美肌への近道になります。
検査と合わせて行いたいセルフケアのコツ
原因を特定するのと並行して、日々のダメージを最小限に抑える工夫も取り入れましょう。
まずは、肌のバリア機能を壊さないクレンジングが重要です。摩擦を避け、ぬるま湯で優しく洗うことを心がけてください。乾燥はアレルゲンの侵入を許す隙間を作ってしまいます。
また、意外と見落としがちなのが寝具です。ダニやハウスダストは夜寝ている間に肌を刺激します。週に一度はシーツを洗濯し、布団乾燥機を活用するだけでも、朝の肌の調子が変わってくるはずです。
もし特定の成分を避けたい場合は、低刺激なスキンケア製品を選びましょう。例えば、敏感肌向けのCurelや、肌のバリア機能をサポートするLa Roche-Posayなどは、アレルギー体質の方にも選ばれやすいアイテムです。
まとめ:肌荒れの原因はアレルギー?検査の種類・費用・何科に行くべきかを徹底解説!
長引く肌荒れは、体からの「助けて」というメッセージかもしれません。
今回の内容を振り返ると、まずは皮膚科を受診し、広範囲に調べたいならVIEW39(血液検査)、触れるものが怪しいならパッチテストを検討するのがベストな流れです。費用は保険適用で7,000円〜8,000円程度見ておけば、多くの検査を受けることが可能です。
「何が原因かわからない」というモヤモヤを抱え続けるよりも、科学的なデータをもとに適切な対策を取るほうが、精神的にもお肌にとってもずっと健康的です。
原因を特定して、自信を持って鏡を見られる毎日を取り戻しましょう。あなたの肌荒れが一日も早く改善し、健やかな素肌で過ごせるようになることを心から応援しています。

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