「最近、鏡を見るたびに新しいニキビができている…」「そういえば、今月の生理がまだ来ていないかも」
そんな二重の不安に襲われていませんか?肌が荒れるだけでも気分が沈むのに、来るべきものが来ないとなると「体に何が起きているんだろう」と怖くなってしまいますよね。
実は、肌荒れと生理不順は別々のトラブルではなく、根っこで深くつながっています。あなたの体が出している「SOSサイン」を正しく読み解き、健やかな肌とリズムを取り戻すための具体的な方法をお伝えします。
なぜ「肌荒れ」と「生理がこない」状態は同時に起こるのか
結論から言うと、この2つの現象を結びつけている犯人は**「女性ホルモンの乱れ」**です。
私たちの体の中では、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つのホルモンが、絶妙なバランスでバトンタッチを繰り返しています。このリズムがスムーズであれば、肌は潤い、生理も予定通りにやってきます。
しかし、何らかの理由でこのバトンタッチがうまくいかなくなると、体の中は大混乱。生理が止まってしまうだけでなく、肌のバリア機能が急低下したり、皮脂が過剰に分泌されたりして、ひどい肌荒れを引き起こすのです。
特に、生理がこないほどホルモンバランスが崩れているときは、男性ホルモンが相対的に優位になっていることが多く、これが「しつこい大人ニキビ」の大きな原因になります。
生理が遅れる主な原因と体に与える影響
生理が予定より遅れる、あるいはパタリと止まってしまう背景には、日常生活に潜むいくつかの要因があります。
1. 過度なストレスと脳へのダメージ
女性ホルモンを出すように指令を出しているのは、脳の「視床下部」という場所です。ここは非常にデリケートで、精神的なストレスや環境の変化に敏感に反応します。仕事のプレッシャーや人間関係の悩みがあると、脳が「今は妊娠・出産どころではない!」と判断し、生理の指令を止めてしまうのです。
2. 急激なダイエットによる栄養不足
短期間で体重を落としすぎると、体は生命維持を優先し、生殖機能を後回しにします。体脂肪が減りすぎるとホルモンの原料が不足し、肌のカサつきや生理不順を招きます。
3. 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性
もし「生理がずっと不規則で、顔全体のニキビが治らない」という場合は、多嚢胞性卵巣症候群という疾患が隠れているかもしれません。これは卵巣の中で卵胞がうまく育たず、排卵が遅れる病気です。男性ホルモンが高くなりやすいため、肌荒れが深刻化しやすいのが特徴です。
肌荒れを今すぐ落ち着かせる「守り」のケア
生理がこない時期の肌は、例えるなら「バリアが壊れた無防備な状態」です。普段通りのスキンケアでは刺激が強すぎることもあります。
低刺激な保湿を徹底する
この時期に新しい美容液やピーリングを試すのは禁物です。まずは低刺激 化粧水やセラミド クリームを使い、肌の水分を逃さないケアに徹しましょう。アルコール(エタノール)フリーのものを選ぶのがポイントです。
摩擦は最大の敵
洗顔時にゴシゴシ擦るのは絶対にNGです。たっぷりの泡で包み込むように洗い、タオルで拭くときも「吸い取らせる」イメージで優しく押し当ててください。また、枕カバーを清潔なものに変えるなど、物理的な刺激を減らす工夫も有効です。
体の内側からホルモンバランスを整える5つの習慣
肌に塗るケアも大切ですが、生理不順を伴う場合は「中からのケア」が不可欠です。
- ビタミンB群を積極的に摂る皮脂のコントロールを助けるビタミンB2やB6は、肌荒れ女子の強い味方。納豆、レバー、バナナなどを意識して食べましょう。食事で補いきれない場合はマルチビタミン サプリメントを活用するのも手です。
- 「湯船」に浸かって深部体温を上げるシャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで自律神経が整います。血流が良くなると卵巣への血流も改善され、ホルモンバランスが整いやすくなります。
- 24時前にはベッドに入る肌の再生(ターンオーバー)とホルモンの分泌は、寝ている間に活発になります。スマホを置いて、早めに眠りにつくことが一番の美容液です。
- 大豆製品で「疑似ホルモン」を補う大豆イソフラボンは、エストロゲンと似た働きをしてくれます。毎日1杯の豆乳や豆腐を習慣にしてみましょう。
- 漢方の力を借りる「なんとなく不調」が続くなら、命の母などの市販の漢方薬や、婦人科で処方される当帰芍薬散などを検討してみるのも良いでしょう。
放置は厳禁!病院へ行くべき受診の目安
「そのうち来るだろう」と生理不順を放っておくのは危険です。以下のチェック項目に当てはまる場合は、早めに婦人科を受診してください。
- 生理が3ヶ月以上こない: 放置すると子宮内膜が厚くなりすぎたり、卵巣の機能が低下して不妊の原因になったりします。
- 妊娠の可能性がある: 予定日から1週間過ぎても来ない場合は、まずは妊娠検査薬で確認を。
- 激しい痛みや異常な肌荒れ: 体内で炎症が起きているサインかもしれません。
婦人科では、血液検査でホルモン値を調べたり、超音波検査で卵巣の状態を確認したりできます。必要に応じて「低用量ピル」を使用して、強制的にリズムを作ってあげることで、肌荒れが劇的に改善するケースも少なくありません。
まとめ:肌荒れと生理がこない原因を知って自分を労わろう
最後に大切なことをお伝えします。肌が荒れて生理がこないのは、あなたの努力不足ではなく、あなたの体が「少し休ませて」と伝えているサインです。
肌荒れと生理がこない原因は?放置のリスクとホルモンバランスを整える改善策を解説してきましたが、一番の解決策は、今の自分を追い詰めないことです。
まずは今日、少しだけ早く寝る。温かい飲み物を飲む。そんな小さなことから始めてみてください。あなたの肌と心に、穏やかなリズムが戻ってくることを願っています。

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