「鏡を見るたびに気になる毛穴や色ムラ、なんとかしたいけれど、結局何を使えばいいの?」
ベースメイクの棚を前にして、そんなふうに立ち尽くした経験はありませんか?
特にドラッグストアやコスメカウンターで目にする「BBクリーム」と「ファンデーション」。見た目は似ているけれど、中身や役割には大きな違いがあります。なんとなく選んでしまうと、「思っていたより崩れやすい」「カバー力が足りない」といった失敗を招くことも。
今回は、今さら聞けないBBクリームとファンデーションの根本的な違いから、あなたのライフスタイルに合わせた賢い選び方、そして美肌に見せる使い分けのコツまで、プロの視点を交えて詳しくお話ししていきます。
そもそもBBクリームとファンデーションは何が違うの?
結論から言うと、この二つの最大の違いは「目的」と「工程数」にあります。
BBクリームの「BB」は、もともと「Blemish Balm(ブレミッシュ バルム)」の略。傷を保護する軟膏という意味があり、皮膚科での施術後のデリケートな肌を守りながら、赤みを隠すために開発されたのが始まりです。そのため、一本の中に「日焼け止め」「化粧下地」「美容液」「ファンデーション」の機能がギュッと凝縮されています。スキンケアの後にこれ一本塗ればベースメイクが完了するという、究極の時短アイテムといえるでしょう。
対するファンデーションは、純粋に「肌を美しく見せること」を極めたスペシャリストです。毛穴の凹凸、シミ、くすみなどを均一に整える補正力に優れています。ただし、ファンデーション単体では肌に密着しにくかったり、紫外線カット効果が不十分だったりすることが多いため、基本的には「化粧下地」とのセット使いが前提となっています。
BBクリームのメリットとデメリットを知っておこう
忙しい朝の強い味方であるBBクリームですが、得意なことと不得意なことがはっきりしています。
まずメリットは、何といってもその圧倒的な手軽さです。下地を塗る手間が省けるため、メイク時間を大幅に短縮できます。また、保湿成分や美容液成分が豊富に含まれている製品が多く、日中の肌の乾燥を防いでくれるのも嬉しいポイント。ナチュラルな仕上がりになるため、「メイクしました感」を出したくない日や、近所へのお出かけ、リモートワークの日には最適です。
一方でデメリットは、色のバリエーションが少ないことです。多くのブランドで1〜3色程度の展開にとどまるため、自分の肌色にピタッと合わせるのが難しい場合があります。また、多機能ゆえに油分が多く含まれており、脂性肌の方や汗をかく季節には、時間が経つとテカリや崩れが気になりやすいという側面もあります。
ファンデーションが愛され続ける理由とその実力
「今日はバッチリ決めたい」という日に、やはり頼りになるのがファンデーションです。
ファンデーションの最大の強みは、仕上がりのバリエーションの豊かさです。ツヤ肌、マット肌、セミマットなど、自分の好みの質感を選べるだけでなく、色展開も非常に豊富。自分の肌のトーンに完璧にマッチする色が見つかるため、首との境目が目立たない、洗練された印象を作ることができます。また、化粧下地と組み合わせることで肌への密着力が高まり、長時間経っても崩れにくい「鉄壁の肌」を維持できるのも魅力です。
気になる点としては、工程の多さが挙げられます。日焼け止めを塗り、下地を整え、その上にファンデーションを重ねる必要があるため、慣れないうちは時間がかかってしまいます。また、カバー力が高い分、塗りすぎてしまうと厚塗り感が出て、老けた印象を与えてしまうこともあるので、塗り方には少しコツが必要です。
あなたにぴったりなのはどっち? 選び方のチェックリスト
「結局、私はどっちを買えばいいの?」と迷ったら、以下の基準で考えてみてください。
BBクリームが向いている人
- 朝のメイク時間を1分でも短縮したい
- 肌への負担を軽くしたい
- ナチュラルで素肌っぽい仕上がりが好き
- メイク初心者で、何を揃えればいいか分からない
ファンデーションが向いている人
- シミ、そばかす、毛穴をしっかり隠したい
- 自分の肌色に妥協したくない
- 質感(ツヤ・マット)をコントロールしたい
- 夕方まで綺麗な状態をキープしたい
最近では、ファンデーションのようなカバー力を持つBBクリームや、美容液成分をたっぷり配合したリキッドファンデーションも増えています。自分の優先順位が「時短」なのか「完成度」なのかを軸に選ぶと、失敗が少なくなります。
賢い使い分けで「いつでも美肌」を叶えるテクニック
実は、BBクリームとファンデーションは、シーンに合わせて使い分けるのが最も賢い方法です。
例えば、平日の仕事や特別なデートにはファンデーションを使い、休日のリラックスタイムやジムへ行く時はBBクリームにする。こうすることで、肌を休ませる日と、しっかり魅せる日のメリハリがつきます。
また、「併用」という裏技もあります。顔全体には薄付きのBBクリームを塗り、特に気になるシミやニキビ跡の部分にだけ、指先で少量のファンデーションをコンシーラー代わりに叩き込む。これなら、全体的な透明感を保ちつつ、隠したい部分はしっかりカバーできる「いいとこ取り」のメイクが完成します。
ただし、BBクリームの上に顔全体にファンデーションを重ねるのは避けましょう。層が厚くなりすぎて、崩れ方の原因になるだけでなく、お肌の閉塞感にも繋がってしまいます。
季節や肌質に合わせたアップデートも忘れずに
肌の状態は、季節や年齢によって刻々と変化します。夏場は皮脂崩れに強いファンデーションを、乾燥する冬場は保湿力の高いBBクリームを、といった具合に、今の自分の肌が何を求めているかに耳を傾けてみてください。
最近のトレンドとしては、クッションタイプのアイテムも人気です。クッションファンデーションは、BBクリームの手軽さとファンデーションの補正力を兼ね備えたハイブリッドな存在として、多くの支持を集めています。パフでポンポンと叩き込むだけで、手が汚れずに均一な肌が作れるため、外出先でのメイク直しにも重宝します。
また、男性の身だしなみとしてもベースメイクが注目されています。男性の場合は、メンズBBクリームから始めるのがおすすめです。髭の剃り跡やクマを自然にカバーしてくれるため、第一印象をグッと引き上げることができます。
まとめ:BBクリームとファンデーションの違いは?どっちがいい?選び方と使い分けを徹底解説!
さて、ここまでBBクリームとファンデーションの違いについて詳しく見てきました。
大切なのは、「どちらが優れているか」ではなく、「今の自分にどちらが合っているか」を見極めることです。時短を優先して軽やかに過ごしたい日もあれば、プロのような仕上がりで自信を持ちたい日もあるはずです。それぞれの特性を理解していれば、その日の予定や肌のコンディションに合わせて、自由自在に肌をドレスアップできるようになります。
まずは、自分の生活リズムや理想の仕上がりを思い浮かべてみてください。この記事が、あなたにとっての「運命の一本」に出会うためのヒントになれば幸いです。毎日のメイクが、自分をさらに好きになれる楽しい時間になりますように。

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