「最近よく聞くBBクリームって、結局のところ何がいいの?」
「ファンデーションと何が違うのか、正直よくわかっていない……」
そんな悩みをお持ちではありませんか?ドラッグストアやバラエティショップのメイクコーナーに行くと、必ずと言っていいほど目にする「BB」の文字。なんとなく肌に良さそうで、なんとなく時短になりそうなイメージはあっても、その正体や使いこなし方を知っている人は意外と少ないものです。
今回は、BBクリームの本来の意味から、CCクリームとの決定的な違い、そして失敗しない選び方やプロ級の仕上がりを叶える塗り方まで、ベースメイクの基本をまるごと紐解いていきます。
BBクリームの意味と驚きのルーツ
まずは基本中の基本、BBクリームという名前の由来から見ていきましょう。
BBとは「Blemish Balm(ブレミッシュ・バルム)」の略称です。
「Blemish(ブレミッシュ)」には、肌の傷、欠点、シミといった意味があり、「Balm(バルム)」には保護する軟膏という意味があります。つまり、直訳すると「傷を保護して隠す軟膏」ということになります。
意外に思われるかもしれませんが、BBクリームの発祥は韓国ではなくドイツです。もともとは皮膚科でのピーリングや手術後のデリケートな肌を、外的刺激から守りつつ、赤みをカバーするために開発された医療用の保護クリームでした。
それが後に韓国の芸能人の間で「これ1本で肌が綺麗に見える!」と話題になり、日本を含めたアジア全域、そして世界中で愛される多機能ベースメイクアイテムへと進化したのです。
1本で何役?BBクリームの多機能性
BBクリームが「時短アイテム」の代名詞となっているのは、その圧倒的な多機能性にあります。一般的には、以下の役割が1本のチューブに凝縮されています。
- 美容液(保湿ケア)
- 乳液・クリーム(肌を整える)
- 日焼け止め(UVカット)
- 化粧下地(肌の凹凸を整える)
- ファンデーション(色ムラやシミのカバー)
- コンシーラー(部分的なカバー)
忙しい朝、いくつものアイテムを重ねる手間が省けるだけでなく、肌に触れる回数を減らせるため、摩擦によるダメージを軽減できるというメリットもあります。
BBクリームとCCクリーム、ファンデーションの違いを整理
「BBクリームとCCクリーム、どっちを買えばいいの?」という疑問は、ベースメイク選びで最も多い悩みの一つです。ここでは、それぞれの特徴を整理して、あなたにぴったりのアイテムを見極めていきましょう。
BBクリームは「しっかりカバー」が得意
BBクリームは、そのルーツが「傷を隠すこと」にあるため、肌の欠点を覆い隠す力が非常に高いのが特徴です。シミ、そばかす、ニキビ跡、毛穴の開きなどをしっかり隠したい人に向いています。仕上がりはややマット、あるいはセミマットな質感が多く、メイクをしたという「きちんと感」が出やすいのが魅力です。
CCクリームは「トーンアップ」が得意
一方でCCクリームは、一般的に「Color Control(カラーコントロール)」や「Care & Control」の略とされています。BBクリームが「塗って隠す」のに対し、CCクリームは「光の反射を利用して肌色を補正する」のが得意です。
肌のくすみや色ムラを飛ばして、素肌そのものが綺麗になったようなナチュラルな仕上がりを目指すならCCクリームがおすすめです。カバー力はBBクリームに劣りますが、透明感やツヤ感を重視したい時に重宝します。
ファンデーションとの違い
ファンデーションは、あくまで「肌を美しく見せること」に特化したアイテムです。基本的には化粧下地や日焼け止めを先に塗ることが前提となっているため、単体での機能性はBBクリームに及びません。
しかし、その分カラーバリエーションが豊富で、ツヤ、マット、水光肌など、目指したい質感に合わせて細かく選べるのが強みです。完璧なフルメイクを仕上げたい日はファンデーション、日常使いや時短を優先したい日はBBクリーム、といった使い分けが賢い選択と言えるでしょう。
失敗しないBBクリームの選び方:3つのチェックポイント
いざBBクリームを買おうと思っても、種類が多すぎて迷ってしまいますよね。後悔しないための選び方のコツをまとめました。
1. 肌質に合わせたテクスチャーを選ぶ
- 乾燥肌の方:ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分がたっぷり配合された、しっとりした質感のものを選びましょう。乾燥肌用 BBクリームのような、美容液成分が多めの製品が適しています。
- 脂性肌・混合肌の方:皮脂崩れ防止成分が入っているものや、オイルフリー処方のもの、さらっとした仕上がりになるマットタイプがおすすめです。
2. 「色選び」はフェイスラインで確認
BBクリームは、ファンデーションに比べると色の種類が少ない傾向にあります(だいたい2〜3色展開が多いです)。選ぶときは、手の甲ではなく「顔と首の境目(フェイスライン)」に少し塗ってみてください。首の色から浮いていないか、顔だけ白っぽくなっていないかを確認するのが、自然に見せる秘訣です。
3. UVカット数値と使用シーン
日常の買い物や通勤程度であれば「SPF30 / PA++」程度で十分ですが、屋外でのレジャーやスポーツの際は「SPF50+ / PA++++」を誇る強力なものを選びましょう。また、スマホやPCを長時間使う方は、ブルーライトカット機能がついたものを選ぶのも現代的な選択です。
プロ級の仕上がり!崩れないBBクリームの塗り方
「BBクリームを塗ると、どうしても厚塗り感が出る」「夕方になると毛穴落ちする」という方は、塗り方を見直すだけで劇的に仕上がりが変わります。
ステップ1:土台のスキンケアを完璧に
BBクリームが崩れる最大の原因は、実は「肌に残った余分な油分」です。洗顔・保湿のあと、スキンケアがしっかり肌に馴染むまで数分待つか、急いでいる時は軽くティッシュオフして余分な乳液などを取り除きましょう。
ステップ2:適量を「5点置き」する
BBクリームの使用量は、パール粒大(直径約8mm)が目安です。これを、両頬、おでこ、鼻、顎の5箇所に置きます。いきなり広げず、まずは点置きすることで、塗りムラを防ぐことができます。
ステップ3:中心から外側へ伸ばす
指の腹を使って、顔の中心から外側に向かって優しく伸ばしていきます。このとき、顔の端(髪の生え際やフェイスライン)までしっかり塗り込む必要はありません。端を薄くすることで、自然な立体感が生まれ、小顔効果も期待できます。
ステップ4:スポンジで「叩き込む」
ここが最も重要なポイントです!指で伸ばしたあと、清潔なスポンジ(水を含ませて絞ったタイプもおすすめ)で、肌をトントンと優しく叩き込むように馴染ませます。これにより、肌との密着度が高まり、余分なクリームが吸い取られるため、時間が経ってもヨレにくいプロ級の仕上がりになります。
ステップ5:気になる部分は「重ね付け」
クマやニキビ跡など、まだ隠しきれていない部分があれば、少量を指先にとり、トントンと置くように重ねてください。最初から全体を厚塗りするのではなく、薄膜を重ねるイメージが大切です。
BBクリーム使用時の注意点とよくあるQ&A
便利すぎるBBクリームですが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
下地は本当に不要?
基本的には不要です。しかし、より化粧持ちを良くしたい場合や、毛穴の凹凸が激しい場合は、部分的に毛穴専用の下地を併用するのもアリです。また、BBクリームのUVカット効果に不安がある場合は、先に日焼け止めを塗っておくのも良いでしょう。
クレンジングは必要?
はい、必ず必要です。「美容液成分配合」と謳われていても、BBクリームはあくまでメイクアップ用品。油性の汚れや顔料を落とすにはクレンジング料が必要です。肌に残ったまま眠ってしまうと、毛穴詰まりや肌荒れの原因になります。もしクレンジングの手間を省きたいのであれば、石鹸で落とせるタイプの製品を選んでみてください。
崩れが気になる時は?
Tゾーンなどテカリやすい部分にだけ、仕上げのフェイスパウダーを軽く乗せておきましょう。これだけで、BBクリーム特有のツヤを活かしつつ、サラサラの質感をキープできます。外出先でのメイク直しには、パウダーファンデーションを軽く重ねるのも手軽で効果的です。
まとめ:BBクリームの意味を知って理想の時短メイクを
BBクリームは、単なる手抜きアイテムではありません。もともとは肌を保護するために生まれた、優しさと機能性を兼ね備えた「賢い選択」です。
「BBクリームの意味」を正しく理解し、自分の肌質や悩みに合わせた1本を選ぶことができれば、毎朝のメイク時間はもっと楽しく、もっと自由になります。
- しっかりカバーして時短したい日は「BBクリーム」
- 素肌っぽくトーンアップしたい日は「CCクリーム」
- 完璧に作り込みたい日は「ファンデーション」
このように、アイテムそれぞれの強みを活かして使い分けてみてください。
まずは、あなたのライフスタイルに合う1本を手に取ってみることから始めてみませんか?たった1本のクリームが、あなたの肌印象を明るく変え、忙しい毎日に心の余裕を届けてくれるはずです。

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