「毎日メイクをしていると肌が疲れそう」「ファンデーションを塗るのが重たく感じる」……そんな悩みを持つ方の強い味方がBBクリームですよね。でも、実際のところ「BBクリームは本当に肌にいいの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、BBクリームは正しく選び、正しく使えば、ノーメイクでいるよりも肌を健やかに保ってくれる心強いアイテムです。もともと皮膚科の治療後に肌を保護するために生まれた背景を持つからこそ、現代の忙しい女性の肌を守る機能が詰まっています。
今回は、BBクリームがなぜ肌にいいと言われるのか、その理由やデメリット、そして自分の肌にぴったりの一本を見つけるための選び方を詳しく紐解いていきます。
BBクリームのルーツは「肌の保護」にある
「BB」という言葉は「Blemish Balm(ブレミッシュ バルム)」の略称です。直訳すると「傷や欠点を補修する軟膏」という意味になります。
このクリームの歴史を遡ると、実はドイツの皮膚科医に行き着きます。ピーリングなどの角質ケアや皮膚の治療を行った直後の、非常にデリケートで赤みが出やすい状態の肌を「保護」しながら「隠す」ために開発されたのが始まりです。
つまり、BBクリームは単なる「化粧品」としてではなく、外部刺激から肌をガードするための「保護膜」としての役割を根源的に持っているのです。この背景を知ると、ファンデーションよりも肌に優しいイメージがある理由が納得できますよね。
BBクリームが「肌にいい」とされる3つの大きな理由
なぜ多くの人が「BBクリームは肌への負担が少ない」と感じるのでしょうか。それには、物理的な刺激の減少と、配合されている成分の構成に秘密があります。
1. メイク工程が減ることで「摩擦」を最小限に抑えられる
肌にとって最大の敵の一つは「こすること(摩擦)」です。通常のリキッドファンデーションを使う場合、日焼け止めを塗り、化粧下地を重ね、その上にファンデーション、さらにコンシーラー……と、何度も肌を指やスポンジで触れることになります。
BBクリームなら、これらすべての役割を1本でこなせます。肌に触れる回数が圧倒的に減るため、角層を傷つけるリスクを抑えられるのです。
2. 美容液成分が豊富で「日中の乾燥」を防ぐ
最近のBBクリームは、成分の半分以上が美容液成分で構成されているものも珍しくありません。ヒアルロン酸やセラミドといった保湿成分が配合されているため、メイクをしている間中、パックをしているような感覚で肌の水分蒸散を防いでくれます。
夕方になると肌がパキパキに乾燥して粉を吹いてしまう、という方にとって、油分と水分のバランスが整ったBBクリームは、乾燥ダメージから肌を守るバリアになってくれます。
3. 外的刺激から肌を物理的にガードする
すっぴんでいる方が肌にいいと思われがちですが、現代の空気中には花粉、黄砂、PM2.5、そして強烈な紫外線といった刺激が溢れています。
BBクリームを薄く塗っておくことで、これらの微粒子が直接毛穴や皮膚に付着するのを防ぐ「フィルター」の役割を果たします。外に出る日は、何も塗らないよりもBBクリームを塗っている方が、結果的に肌荒れを防げるケースが多いのです。
逆効果になることも?知っておきたいデメリットと注意点
「肌にいい」という言葉を過信して、間違った使い方をすると逆にトラブルを招くこともあります。フェアな視点で、注意すべきポイントも押さえておきましょう。
崩れたまま放置すると「酸化」の原因に
BBクリームは油分を多く含んでいるものが多いため、皮脂と混ざり合うと時間が経つにつれて「酸化」していきます。酸化した油分は肌への刺激となり、くすみや大人ニキビの原因になることがあります。
「肌にいいから塗ったままでも大丈夫」と過信せず、テカリが気になったらティッシュオフしたり、適切に塗り直したりすることが大切です。
クレンジング不足は肌荒れへの近道
カバー力が高い製品ほど、肌にピタッと密着します。これをしっかり落としきれないと、毛穴詰まりやゴワつきを招きます。
「美容液成分配合」であっても、それはあくまでメイクアップ製品です。夜はクレンジングを使って、一日の汚れと一緒に優しくオフすることを忘れないでください。もしクレンジングの負担も減らしたいなら、石けんで落とせるタイプの製品を選ぶのが正解です。
肌質別・お悩みに合わせたBBクリームの選び方
「肌にいい」一本を見つけるためには、自分の肌が何を求めているかを知るのが近道です。成分表示をチェックする際のポイントをまとめました。
乾燥肌なら「保湿成分」と「オイル」をチェック
乾燥が気になる方は、セラミドやスクワランといった肌のバリア機能をサポートする成分が含まれているものを選びましょう。
ラロッシュポゼ UVイデア XL プロテクションBB のような、敏感肌向けに設計された保湿力の高いアイテムは、乾燥によるカサつきを防いでくれます。
敏感肌なら「ノンケミカル」がキーワード
肌が揺らぎやすい時期は、紫外線吸収剤を使用していない「ノンケミカル処方」がおすすめです。また、エタノール(アルコール)や香料がフリーのものを選ぶと、ピリピリとした刺激を感じにくくなります。
ニキビが気になるなら「ノンコメドジェニック」
ニキビができやすい方は、毛穴を詰まらせにくいことを確認するテストをクリアした「ノンコメドジェニックテスト済み」の表記があるものを選んでください。
dプログラム アレルバリア エッセンス BB などの、低刺激設計かつ外的刺激から守ってくれるタイプが安心です。
忙しい大人の女性には「医薬部外品」もおすすめ
最近では、有効成分としてナイアシンアミドなどを配合し、メイクしながら「シワ改善」や「美白」を謳える医薬部外品のBBクリームも増えています。日中の時間をスキンケアタイムに変えられるのは、大きなメリットです。
BBクリームのポテンシャルを最大限に引き出す塗り方のコツ
せっかく肌にいい成分が入っていても、塗り方が雑だと仕上がりが台無しになり、肌への負担も増えてしまいます。
- スキンケアをしっかりなじませるベタベタした状態で塗り始めるとムラになりやすいです。化粧水や乳液がしっかり浸透し、肌表面がさらっとしてから塗り始めましょう。
- 少量を「点置き」して外側へ広げる顔の中心(両頬、額、鼻、顎)に少量ずつ置き、指の腹を使って優しく外側へ伸ばします。このとき、絶対に強くこすらないのが鉄則です。
- 気になる部分は「重ねづけ」一度に厚塗りせず、シミや赤みが気になる部分だけ、少量を叩き込むように重ねると自然な仕上がりになります。
ロージローザ ジェリータッチスポンジ のような水を含ませるスポンジを使うと、より密着感が高まり、余分な油分を吸い取ってくれるので崩れにくくなります。
日常使いに最適なBBクリームのラインナップ
ここで、ユーザー評価が高く、肌への優しさに定評のある製品をいくつかご紹介します。
まず、圧倒的なシェアを誇るのが ラロッシュポゼ シリーズです。皮膚科医との協力で開発されており、敏感肌でも使いやすい設計が魅力です。
また、日本のブランドでは エトヴォス ミネラルBBクリーム も外せません。シリコンフリーで石けんオフが可能。クレンジングの摩擦を徹底的に排除したい方に支持されています。
プチプラで探しているなら セザンヌ BBクリーム や キャンメイク パーフェクトセラムBBクリーム も、美容液成分をたっぷり配合しており、コストパフォーマンスが非常に高いです。
BBクリームを味方につけて、素肌をいたわる毎日を
「メイク=肌を痛めるもの」という考え方は、もう過去のものです。現代のBBクリームは、忙しい私たちの生活に寄り添い、環境ダメージから肌を守りながら、本来の美しさを引き出してくれる頼もしいパートナーです。
自分の肌質に合った成分を選び、摩擦を避ける正しい塗り方をマスターすれば、BBクリームはまさに「肌にいい」習慣へと変わります。
最後に大切なのは、自分の肌と対話すること。今日は少し肌が疲れているなと感じたら、より保湿力の高いタイプを選んだり、石けんオフできる軽いものに変えたりと、柔軟に使い分けてみてください。
適切なケアと賢いアイテム選びで、メイクを楽しみながら、理想の健やかな肌を目指していきましょう。BBクリームは肌にいい選択肢として、あなたの毎日をきっと支えてくれるはずです。

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