「将来のお金が不安だけど、貯金だけじゃ増えないし……」
「新NISAが良いって聞くけれど、結局どの銘柄を買えば正解なの?」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか。2024年にスタートした新NISA制度は、私たち個人投資家にとって「最強の武器」とも言える非課税制度です。しかし、いざ証券口座を開設しても、並んでいる商品の多さに圧倒されて立ち止まってしまう方は少なくありません。
投資の世界に「絶対」はありませんが、多くの成功者が実践している「負けにくい選び方」は確実に存在します。
この記事では、新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」をどう使い分けるべきか、そして今選ぶべき具体的銘柄を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。この記事を読み終える頃には、自信を持って最初の一歩を踏み出せるようになっているはずです。
新NISAで失敗しないための「銘柄選び」3つの鉄則
具体的な銘柄を見る前に、まずは新NISAという制度を使いこなすための基本戦略を押さえておきましょう。ここを間違えると、せっかくの非課税メリットを活かせなくなってしまいます。
1. 長期・積立・分散を徹底する
投資の神様と呼ばれる人々も、口を揃えて言うのがこの「長期・積立・分散」です。1年や2年で結果を出そうとせず、10年、20年というスパンで考えましょう。新NISAは非課税期間が無期限なので、長く持てば持つほど、複利の効果で資産が雪だるま式に増えていく可能性が高まります。
2. 手数料(信託報酬)にこだわる
投資信託を保有している間、ずっとかかり続けるのが「信託報酬」というコストです。0.1%と0.5%の差。一見小さく見えますが、運用額が大きくなり期間が長くなると、最終的な利益に数十万円、数百万円の差が生まれます。新NISAでは、できる限り低コストな銘柄を選ぶのが鉄則です。
3. 自分のリスク許容度を知る
「SNSで流行っているから」という理由だけで銘柄を選んではいけません。暴落が来たときに、夜も眠れないほど不安になるようなら、それはあなたのリスク許容度を超えています。株式だけでなく、債券を含んだバランス型の検討も視野に入れましょう。
つみたて投資枠で選ぶべき!王道の投資信託5選
まずは、コツコツと資産の土台を作る「つみたて投資枠」に最適な銘柄を紹介します。ここでは、全世界や米国全体にまるごと投資できる、低コストなインデックスファンドが主役です。
① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
通称「オルカン」。これ一本で日本を含む世界中の約3,000銘柄に分散投資ができる、現在最も人気のある銘柄です。管理費用が圧倒的に安く、時代の変化に合わせて投資対象の比率を自動で調整してくれるため、「究極のほったらかし投資」を実現できます。
② eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
世界経済の中心である米国の主要企業500社に投資する銘柄です。iphoneで有名なアップルや、グーグル、マイクロソフトといった世界的大企業が名を連ねます。過去数十年にわたり右肩上がりの成長を続けてきた米国市場の力を最大限に享受したい方におすすめです。
③ 楽天・プラス・全世界株式インデックス・ファンド
楽天証券を利用しているなら、こちらの選択肢も非常に強力です。オルカンと同様に全世界へ投資しますが、楽天ポイントの還元プログラムなど、独自のメリットがあります。コスト面でも業界最安水準を維持しており、長期保有に適しています。
④ SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
「S&P500」が大型株中心なのに対し、こちらは米国市場に上場しているほぼすべての企業(約4,000社)に投資します。中小型株の成長も取り込みたい、より広く米国に張りたいという層に支持されています。
⑤ <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
日本を除く主要先進国の株式に投資する銘柄です。「日本株はすでに持っているから、海外だけに絞りたい」という方に最適。運用実績が長く、安定感があるのが特徴です。
成長投資枠で狙いたい!高配当株&こだわり銘柄5選
次に、配当金(キャッシュフロー)を受け取ったり、少し攻めた運用をしたりするための「成長投資枠」向け銘柄を見ていきましょう。新NISAでは、配当金にかかる約20%の税金もゼロになるため、高配当株投資の魅力が倍増します。
⑥ SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド
米国の高配当企業にまとめて投資できるファンドです。個別の株を選ぶ手間を省きつつ、定期的に分配金を受け取る楽しみを味わえます。米国企業の増配(配当を増やすこと)に対する執着心は非常に高く、長期的なインカムゲインが期待できます。
⑦ 日経平均高配当利回り株ファンド
日本を代表する高配当企業に投資する銘柄です。日本の商社や銀行など、キャッシュを豊富に持ち、株主還元に積極的な企業を厳選しています。円建てで配当がもらえるため、為替リスクを気にせず生活費の足しにしたい方に人気です。
⑧ iFreeNEXT FANG+インデックス
「もっと高いリターンを狙いたい」という攻撃重視の方に注目されているのがこちらです。フェイスブック(メタ)、アマゾン、ネットフリックス、グーグルといった、世界をリードする超成長企業10社に集中投資します。値動きは激しいですが、爆発力は抜群です。
⑨ 損保ジャパンーNOMURA-BPI総合
株式の暴落に備えたいなら、債券ファンドを成長投資枠に組み込むのも手です。日本の国債などを中心とした運用で、資産全体の値動きをマイルドにする「クッション」の役割を果たしてくれます。
⑩ 個別株(国内高配当銘柄)
投資に慣れてきたら、自分が応援したい企業の株を直接買うのも成長投資枠の醍醐味です。例えば、通信インフラを支える企業や、世界的なシェアを持つメーカーなど、新NISAなら受け取る配当金が丸々ポケットに入ります。
知っておきたい!新NISA活用のためのQ&A
リサーチの過程で見えてきた、多くの初心者が抱く疑問に回答します。
「オルカン」と「S&P500」どっちが良いの?
これは永遠のテーマですが、結論から言えば「どちらを選んでも大きな間違いではない」です。
「米国の覇権が続く」と信じるならS&P500、「どの国が伸びても対応できるようにしたい」ならオルカンです。迷ったら、より広く分散されているオルカンを選ぶのが無難な選択と言えるでしょう。ただし、両方を半分ずつ持つのは、中身の約6割が米国株で重複するため、あまり分散の意味がありません。
暴落が来たらどうすればいい?
新NISA口座の評価額がマイナスになると、精神的に辛いものです。しかし、そこで売ってしまうのが一番の失敗です。
歴史を振り返れば、市場は何度も暴落を経験し、そのたびに最高値を更新してきました。積立投資を継続していれば、安い時期にたくさん買える「ボーナスタイム」になります。画面を閉じ、淡々と積み立てを続ける忍耐こそが、最大の利益を生みます。
一括投資と積立投資、どちらが効率的?
理論上は、右肩上がりの相場であれば、最初にまとめて投資する「一括投資」の方がリターンは高くなります。しかし、投資直後に暴落が来るリスクを考えると、初心者の方は「積立投資」で時間を分散させるのが精神的に健全です。自分の心の平穏を優先しましょう。
新NISAを始める前に準備すべき「身の回りのこと」
投資は、あくまで「余剰資金」で行うものです。投資を加速させるために、まずは生活の基盤を整えましょう。
- 生活防衛資金を確保する: 最低でも生活費の3〜6ヶ月分は現金で持っておきましょう。
- 固定費を削減する: 通信費や保険料を見直し、浮いたお金を投資に回します。例えば格安SIMなどを活用して、月数千円でも投資額を増やすことが、20年後の大きな差になります。
- 家計簿をつける: 自分が何にお金を使っているかを把握し、無駄を削る。投資は「入金力」の勝負でもあります。
迷った時のシミュレーション:タイプ別おすすめプラン
あなたの性格や目標に合わせて、銘柄の組み合わせを考えてみましょう。
【プランA:超安定・王道コース】
- つみたて投資枠:eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)100%
- 成長投資枠:eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)100%※迷ったらこれが最強です。管理が最も楽で、世界平均のリターンを確実に狙えます。
【プランB:配当金で生活を豊かにコース】
- つみたて投資枠:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 成長投資枠:SBI・V・米国高配当株式インデックス + 国内個別高配当株※資産を増やしつつ、定期的に入ってくるお小遣い(配当)を楽しみたい方向けです。
【プランC:リスク管理重視コース】
- つみたて投資枠:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 成長投資枠:国内債券ファンド + 金(ゴールド)※大きなマイナスを避けたい、守りの投資を優先したい方向けの構成です。
まとめ:新NISAのおすすめ銘柄10選!初心者向けに投資信託と高配当株をプロが徹底解説
新NISAは、正しく使えばあなたの人生を劇的に変える可能性を秘めています。
今回ご紹介した10の銘柄は、どれも多くの投資家から信頼されている優れた商品ばかりです。大切なのは、100点満点の正解を探し続けて何もしないことではなく、まずは80点の合格点を目指して少額からでも「始めてみること」です。
投資の世界には「最も投資に適した日は、昨日だった。次点は、今日だ」という言葉があります。
まずは月々1,000円からでも構いません。自分のリスク許容度の範囲内で、長期的な視点を持って資産運用をスタートさせましょう。数年後、数十年後のあなたが「あの時始めてよかった」と思える日が来ることを心より願っています。
新NISAのおすすめ銘柄10選!初心者向けに投資信託と高配当株をプロが徹底解説、最後までお読みいただきありがとうございました。あなたの資産形成が素晴らしいものになるよう、一歩ずつ進んでいきましょう。

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