「最近、何を使っても肌がカサカサする……」
「ドラッグストアでよく見るあの2つ、結局どっちが私の肌に合うの?」
乾燥肌や敏感肌に悩む方なら、一度は店頭で足を止めたことがあるはず。それが、青いロゴでおなじみのキュレルと、ピンクのパッケージが目を引くカルテHDです。
どちらも「肌に優しい」「保湿力が高い」と評判ですが、実はそのアプローチは全くの別物。自分の肌悩みを知らずに選んでしまうと、「思っていたのと違う……」なんてことにもなりかねません。
今回は、スキンケア選びで迷子になっているあなたのために、キュレルとカルテHDの成分、使用感、そしてどんな肌質に向いているのかを徹底的に掘り下げて解説します。
敏感肌の守護神「キュレル」が選ばれる理由
まずは、乾燥性敏感肌向けのブランドとして不動の地位を築いているキュレルから見ていきましょう。
キュレルの最大の特徴は、何といっても「セラミドケア」にあります。私たちの肌の角層には、水分を抱え込み、外部刺激から肌を守る「セラミド」という成分が備わっています。しかし、乾燥肌や敏感肌の人は、このセラミドが不足しがち。バリア機能がスカスカの状態になっているんです。
キュレルは、この足りないセラミドの働きを補う「セラミド機能成分」を配合しています。
セラミドを「洗って、補う」一貫性
キュレルのすごいところは、保湿クリームだけでなく、洗顔やボディケアまで一貫してセラミドを奪わずに守り、補う設計になっている点です。
例えば、キュレル 潤浸保湿 フェイスクリームは、ふわっと軽い使い心地なのに、塗った後は吸い付くようなしっとり感があります。ベタつきが少ないので、朝のメイク前に使っても邪魔にならないのが嬉しいポイントですね。
「肌が敏感になっていて、新しい化粧品を使うのが怖い」という時でも、キュレルなら手に取りやすい。そんな安心感こそが、長年愛されている理由と言えるでしょう。
保水の救世主「カルテHD」の実力とは?
対して、SNSや雑誌で一気に話題となったのがカルテHDです。こちらは、製薬会社のマルホと化粧品メーカーのコーセーがタッグを組んで生まれたブランド。
注目すべきは、保水有効成分「ヘパリン類似物質」が配合されていることです。
ヘパリン類似物質で肌の「保水力」を立て直す
「ヘパリン類似物質」と聞いて、皮膚科で処方される保湿剤を思い浮かべる方も多いかもしれません。カルテHDは、その知見を活かして作られた医薬部外品です。
セラミドが肌の隙間を埋める「バリア」の役割だとしたら、ヘパリン類似物質は肌自らが水分を蓄える「保水力」そのものに働きかけるイメージです。
特にカルテHD モイスチュア インストール(オールインワン)やカルテHD モイスチュア エマルジョン(乳液)は、まろやかなテクスチャーが特徴。肌の奥までじんわりと潤いが広がり、時間が経っても乾燥を感じにくい「持続力」に定評があります。
「とにかく肌の内側が乾いている気がする」「夕方になると顔が突っ張る」という深刻な乾燥悩みには、カルテHDの重厚な潤いが頼もしく感じられるはずです。
キュレルとカルテHDを成分で比較してみよう
「セラミド」と「ヘパリン類似物質」。どちらも素晴らしい成分ですが、具体的にどう違うのかを整理してみましょう。
キュレルが採用している「セラミド機能成分」は、いわば肌の外壁を修復する資材です。外からの刺激(花粉、摩擦、紫外線など)に弱くなっている肌を、物理的にガードしてくれる感覚です。
一方、カルテHDの「ヘパリン類似物質」は、肌の角層構造を整えて、自力で水分をキープできるようにサポートする成分です。潤いの土台作りを得意としています。
また、どちらのブランドも「肌荒れ防止成分」としてグリチルリチン酸ジカリウムなどの消炎成分を含んでいることが多いですが、カルテHDの方がより「しっとり、もっちり」とした仕上がりになりやすく、キュレルは「サラッと、健やか」な仕上がりになる傾向があります。
どっちがいい?肌悩み別・選び方のガイド
結局、自分はどっちを使えばいいの?と迷ったら、今の肌の状態をチェックしてみてください。
キュレルがおすすめな人
- 季節の変わり目に肌がムズムズ、ピリピリしやすい
- 花粉やマスクの摩擦で肌が赤くなりやすい
- ベタつくスキンケアが苦手
- まずはバリア機能を整えて、肌を安定させたい
肌が過敏になっている時期は、まずはキュレル 潤浸保湿 化粧水でセラミドを補い、余計な刺激を与えずに守るケアが適しています。
カルテHDがおすすめな人
- 何を塗っても数時間後にはカサカサしてくる
- 肌がゴワついて、水分が入っていかない気がする
- もっちりとした、手に吸い付くような質感が好き
- 乾燥による小じわが気になり始めた
冬場の厳しい乾燥や、加齢による乾きを感じるならカルテHD モイスチュア クリームのような、高保湿なアイテムを取り入れるのが近道です。
賢い使い分け!「併用」という選択肢
実は、キュレルとカルテHDは「どちらか一報に絞る」必要はありません。むしろ、それぞれの強みを活かして併用するのも賢い方法です。
例えば、朝はメイク崩れを防ぐために、さらっと馴染むキュレルを使用。夜は寝ている間の乾燥を防ぐために、濃厚なカルテHDでじっくり保湿する。
あるいは、化粧水は保水力の高いカルテHD モイスチュア ローションを使い、仕上げのクリームはバリア機能を高めるキュレルで蓋をする、といった組み合わせです。
自分の肌が「刺激に弱いのか」それとも「水分を抱え込めないのか」を見極めて、パズルのように組み合わせてみるのもスキンケアの醍醐味ですよ。
使用感のリアルな違い:テクスチャーと香り
毎日使うものだから、心地よさも重要ですよね。
キュレルの製品は、基本的に無香料で、テクスチャーも非常に洗練されています。水のように馴染む化粧水や、ホイップクリームのような軽さのフェイスクリームなど、誰にでも好まれる「使いやすさ」が際立ちます。
対するカルテHDも無香料ですが、ヘパリン類似物質特有のしっとりしたコクがあります。塗った直後は少しペタつきを感じるかもしれませんが、それが「守られている安心感」に繋がります。乾燥がひどい時には、この重めの質感が心地よく感じられるはずです。
どちらもドラッグストアでサンプルやテスターが用意されていることが多いので、まずは手の甲で「なじみの速さ」や「後肌の質感」を試してみるのが一番確実です。
知っておきたい!コスパと購入のしやすさ
続けやすさも、美肌作りには欠かせない要素です。
価格帯としては、どちらも1,000円台から3,000円前後。デパコスほど高くなく、プチプラよりは少し贅沢、という「ちょうど良い」ラインにあります。
キュレルは、ほぼ全てのドラッグストアに置いてあり、詰め替え用も充実しています。一方のカルテHDも、最近では取り扱い店舗が急増しており、手に入りやすくなりました。
もし「まずは試してみたい」というのであれば、キュレルには「1ヶ月分のお試しセット」があり、カルテHDには「トライアルセット」が用意されています。まずはミニサイズから始めて、肌との相性を確認してみるのが失敗しないコツです。
最後に:あなたの肌が求めているのはどっち?
スキンケアに「絶対的な正解」はありません。ある人にとっての神アイテムが、別の人には物足りないこともよくあります。
大切なのは、今の自分の肌が何に困っているのかを観察することです。
「外からの刺激に負けたくない、肌を健やかに保ちたい」ならキュレル。
「とにかく砂漠のような乾燥をなんとかしたい、潤いを溜め込みたい」ならカルテHD。
この基本の選び方さえ押さえておけば、もう店頭で迷いすぎることはありません。
どちらも、日本の皮膚科学の英知が詰まった素晴らしいブランドです。あなたの肌を優しく包み込み、毎日の鏡を見るのが楽しみになるような一品に出会えることを願っています。
自分にぴったりのケアを見つけて、乾燥に負けない「うるおいに満ちた素肌」を手に入れましょう。
キュレルとカルテHDはどっちがいい?成分や保湿力の違いを乾燥肌・敏感肌が徹底検証
ここまで詳しく見てきましたが、最終的な判断材料は「自分の肌の感覚」です。
バリア機能のキュレルか、保水力のカルテHDか。どちらも乾燥肌・敏感肌の強い味方であることは間違いありません。
キュレルのセラミドケアで肌の土台を安定させるのか、カルテHDのヘパリン類似物質で深い潤いを与えるのか。迷った時は、この記事でご紹介した「肌悩み別の選び方」をぜひ参考にしてみてください。
乾燥が厳しくなる季節も、肌荒れに悩む時期も、適切なスキンケアさえあれば大丈夫。明日からのスキンケアが、あなたにとって癒しの時間になりますように。

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