「よし、今日は家で髪を染めよう!」と思い立ったとき、ふと鏡を見て手が止まることはありませんか?
「あれ、今朝スタイリングでヘアオイル塗っちゃったな……」
「昨日の夜、トリートメントオイルをたっぷりつけて寝たけど大丈夫?」
セルフカラーをする際、髪にオイルがついたままでも綺麗に染まるのか、それとも一度シャンプーして落とすべきなのか、迷ってしまう方は非常に多いです。結論から言うと、**「少量のオイルならそのままでも概ね大丈夫ですが、ベタつくほど塗っている場合は染まりムラの原因になる」**というのが正解です。
せっかく時間をかけて染めるなら、ムラなく理想通りの色に仕上げたいですよね。今回は、ヘアオイルがヘアカラーに与える影響や、失敗しないための事前の準備、そして染めた後のヘアケアまで、役立つ情報を詳しくお伝えします。
なぜ「ヘアオイルをつけたまま」だと不安になるの?
そもそも、なぜヘアオイルがついていると染まりにくいと言われるのでしょうか。それは、オイルの性質である「油膜」が関係しています。
ヘアカラー剤は、髪の表面にあるキューティクルをアルカリ剤で開き、その隙間から染料を内部に浸透させることで色を定着させます。しかし、髪の表面が厚いオイルの膜でコーティングされていると、薬剤が髪の内部に入ろうとするのを邪魔してしまうのです。
特に、重めのテクスチャーのオイルや、シリコンが多く配合された製品を使っている場合は注意が必要です。水と油が弾き合うように、カラー剤が髪に馴染まず、結果として「色が入りにくい」「色がすぐに落ちてしまう」といったトラブルを招くことがあります。
セルフカラー当日にチェックすべき髪の状態
あなたの今の髪の状態は、そのまま染めても大丈夫なレベルでしょうか?セルフカラーを始める前に、以下のポイントをセルフチェックしてみましょう。
- 指通りはサラサラしているか?前日の夜に薄くオイルを塗った程度で、手ぐしがスムーズに通る状態なら、そのまま染めても大きな失敗をすることはありません。現代の市販のカラー剤は浸透力が強いため、多少の油分であれば突破して染めてくれます。
- 髪に束感やベタつきはないか?流行の「ウェットヘア」を作るためにオイルをしっかり塗り込んでいる場合や、数日間洗髪していない場合は危険信号です。油分が酸化して固まっていると、薬剤を弾いて激しいムラになります。
- ハードなスタイリング剤は使っていないか?オイルだけでなく、ワックスやスプレーで髪を固めている場合は、オイル以上に薬剤の浸透を妨げます。この場合は、必ず事前にシャンプーが必要です。
失敗を防ぐ!染める前の正しい準備プロセス
「ちょっとオイルを塗りすぎているかも……」と不安になった場合の対処法をご紹介します。
もしベタつきが気になるなら、一度シャンプーをしてリセットするのが一番確実です。ただし、ここで大きな注意点があります。それは、**「シャンプーした後は、髪を完全に乾かしてから染める」**ということです。
髪が濡れた状態でカラー剤を塗ってしまうと、薬剤が水分で薄まり、本来の発色性能を発揮できなくなります。また、濡れた髪はキューティクルが開いていてダメージを受けやすいため、必ずドライヤーでしっかり乾かしてから作業に入りましょう。
また、シャンプーをする際は「地肌を強くこすらない」ことも大切です。地肌に傷がつくと、カラー剤がしみる原因になります。指の腹で優しく、髪の表面の汚れを落とすイメージで洗ってください。
美容師も実践!あえてオイルを使う「保護」のテクニック
実は、ヘアオイルは「染める邪魔をするもの」だけではありません。上手に使えば、セルフカラーのダメージからあなたを守ってくれる心強い味方になります。
セルフカラーで一番怖いのは、顔周りや耳に色が付着してしまうことですよね。そんな時は、髪の毛ではなく「お肌」にオイルやクリームを塗りましょう。
生え際や耳の後ろ、襟足などに、ワセリンや重めのヘアオイルを厚めに塗っておくと、万が一カラー剤が肌についても、ティッシュで拭き取るだけで簡単に落とせます。これは美容室でも「保護クリーム」として行われているテクニックです。
ただし、この時オイルが「髪の毛」についてしまわないよう注意してください。根元の白髪をしっかり染めたい部分にオイルがつくと、そこだけ染まらずに白く残ってしまうことがあります。
カラーリング後のアフターケアが運命を分ける
無事に染め終わった後、その後のケアで「色の持ち」が劇的に変わります。セルフカラー後の髪はとてもデリケートな状態です。
シャンプーでカラー剤を洗い流した後は、必ずトリートメントでケアをしましょう。そして、タオルドライをした後の濡れた髪に、今度はしっかりとヘアオイルをなじませてください。
染める前は邪魔者扱いだったオイルですが、染めた後は最強のパートナーになります。
- 開いたキューティクルを整えて密閉する
- 染料が外に流れ出すのを防ぐ
- ドライヤーの熱から髪を守る
これらの役割を果たしてくれるのが、ヘアオイルです。特にセルフカラー直後の1週間は、毎日欠かさずケアすることで、パサつきを抑え、ツヤのある髪色を長くキープできます。
セルフカラーはヘアオイルをつけたままOK?まとめと注意点
最後に大切なポイントをおさらいしましょう。
セルフカラーを行う際、ヘアオイルをつけたままでも、日常的な少量の使用であれば問題なく染めることができます。しかし、スタイリング剤としてしっかり塗り込んでいる場合や、髪がベタついている場合は、一度シャンプーをして「すっぴん髪」に戻すのが、失敗しないための近道です。
セルフカラーの成功は、準備が8割と言っても過言ではありません。
- 髪のベタつき具合を確認する
- 汚れがひどい時はシャンプーをして「完全乾燥」させる
- 肌の保護にはオイルを活用する
- 染めた後はオイルでしっかりコーティングする
このステップを守るだけで、自宅でもムラのない、サロン級の仕上がりに近づけるはずです。お気に入りの新しい髪色で、明日からの毎日をもっと楽しんでくださいね。
もし、これから染めるために新しくアイテムを揃えるなら、髪への負担が少ないセルフカラー剤を選んで、自分史上最高の仕上がりを目指しましょう!

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