「顔がすぐにテカるから、乳液は塗りたくない」「ベタベタして気持ち悪いし、ニキビも増えそう……」
脂性肌(オイリー肌)に悩む方の多くが、一度はこう思ったことがあるはずです。しかし、実は「乳液を塗らない」という選択こそが、さらなる皮脂トラブルを招いている可能性があることをご存知でしょうか。
皮脂は本来、肌の水分を守るための「蓋」の役割を果たしています。ところが、水分が不足した肌は、これ以上潤いを逃がさないようにと、指令を出して過剰に皮脂を分泌させてしまうのです。これが、いわゆるインナードライによる「ギトギト肌」の正体です。
この記事では、脂性肌の方こそ知っておきたい、ベタつかない乳液の選び方と、テカリやニキビを抑えるための保湿術を徹底解説します。2026年最新の視点から、本当におすすめできるアイテムも厳選しました。
なぜ脂性肌にも乳液が必要なのか?
脂性肌のケアで最も大切なのは「油分と水分のバランス」を整えることです。
洗顔後の肌は、水分が蒸発しやすい無防備な状態。いくら化粧水でたっぷりと水分を補給しても、乳液で適切な「潤いの膜」を作らなければ、水分はどんどん逃げていきます。
すると肌は「乾燥している!」と勘違いし、それを補うためにさらに多くの皮脂を分泌します。これが「テカるのに内側がつっぱる」という悪循環の始まりです。脂性肌向けの乳液は、油分を最小限に抑えつつ、水溶性の保湿成分を肌に閉じ込める設計になっています。ベタつきを避けながらバリア機能をサポートするために、乳液は欠かせないステップなのです。
脂性肌にぴったりの乳液を選ぶ3つのポイント
世の中には数多くの乳液がありますが、脂性肌の方が選ぶべき基準は明確です。失敗しないための3つのチェックポイントを見ていきましょう。
1. 「オイルフリー」や「ジェルタイプ」を優先する
脂性肌の方は、すでに自前の皮脂(油分)が十分にある状態です。そのため、こってりとした重いクリーム状の乳液ではなく、水分主体の「ジェル状」や「さらっとした液体状」のものが適しています。成分表示に「オイルフリー」と記載があるものや、油分を極限まで減らした製品を選ぶと、使用後の不快なベタつきを抑えられます。
2. 皮脂トラブルを抑える有効成分に注目
ただ保湿するだけでなく、テカリやニキビに直接アプローチできる成分が含まれているものを選びましょう。
- ライスパワーNo.6: 皮脂の分泌そのものを抑制する効果が認められた注目成分です。
- ビタミンC誘導体: 皮脂の酸化を防ぎ、毛穴を引き締めてくれます。
- グリチルリチン酸ジカリウム: ニキビや炎症を抑える、脂性肌の強い味方です。
3. 「ノンコメドジェニックテスト済み」を確認
ニキビができやすい方は、製品の裏面をチェックしてください。「ノンコメドジェニックテスト済み」という表記は、その製品がニキビのもと(コメド)になりにくい処方であることを示しています。すべての人にニキビができないわけではありませんが、大きな安心材料になります。
脂性肌におすすめの乳液15選
ここからは、ドラッグストアで買えるプチプラから、こだわり派のための実力派まで、脂性肌に最適な乳液をご紹介します。
皮脂を根本からケアする実力派
根本的なテカリ対策をしたいなら、やはり成分にこだわりたいところ。
まずは、皮脂分泌を抑える効果で話題のONE BY KOSE バランシング チューナー。こちらは導入液としても使えますが、肌の油水バランスを整える力が非常に高いです。
また、ビタミンC誘導体を高配合したトゥヴェール ナノエマルジョンは、水のようにさらさらしたテクスチャーながら、浸透力が抜群。インナードライに悩む脂性肌の方から絶大な支持を得ています。
さらに、皮脂ケアと保湿を両立させたいならクリニーク ドラマティカリー ディファレント ハイドレーティング ジェリーがおすすめ。オイルフリーで、驚くほど軽やかな使い心地です。
ドラッグストアで買えるプチプラの名品
毎日惜しみなく使いたい方には、身近なドラッグストアのアイテムも優秀です。
なめらか本舗 薬用美白乳液は、ベタつきにくく、肌荒れ防止成分も配合されています。コスパ重視なら外せません。
肌が敏感になりがちな時期にはイハダ 薬用エマルジョン。高精製ワセリン配合ですが、驚くほどサラッと肌に馴染み、バリア機能を守ってくれます。
また、メンズにも人気のキュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェルは、脂性肌特有の不快感を抑えつつ、セラミドケアができる優れものです。
テカリ・ニキビを徹底ガードするアイテム
ニキビが気になるなら、殺菌・消炎成分に特化したものを選びましょう。
オルビス クリアフル モイスチャーは、和漢植物の力でバリア機能を高め、周期的なニキビ悩みにアプローチします。しっとりタイプとさっぱりタイプが選べるのも嬉しいポイント。
ミノン アミノモイスト 薬用アクネケア ミルクは、乾燥するのにテカる混合肌・脂性肌向けに開発された、ベタつかないのに潤う絶妙な処方です。
毛穴の目立ちが気になる方にはエテュセ 薬用アクネ ホワイトニングエッセンス。美白ケアをしながらニキビを防ぎ、なめらかな肌に整えてくれます。
さらなる快適さを追求するプラスアルファ
朝のテカリを徹底的に抑えたいなら、日中用の乳液も検討してみてください。
エリクシール ルフレ バランシング おしろいミルクは、乳液なのにテカリを抑える「おしろい効果」があり、朝のスキンケアをこれ一本で済ませられます。
dプログラム アクネケア エマルジョンは、大人のニキビを防ぎながら、キメを整えてくれる低刺激設計です。
その他にも、無印良品 乳液 敏感肌用 さっぱりタイプや、セザンヌ 濃密スキンコンディショナー ミルク、肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白乳液、ファンケル アクネケア ジェル乳液など、肌の状態や予算に合わせて選べる選択肢はたくさんあります。
テカリ・ニキビを抑える正しい「乳液の塗り方」
良い乳液を手に入れても、塗り方が間違っていては効果が半減してしまいます。脂性肌のための「引き算の保湿術」をマスターしましょう。
手のひらで温めてからなじませる
乳液を出すとき、そのまま顔に乗せていませんか? まずは手のひらに適量(1円玉硬貨大が目安)を取り、両手を合わせて温めましょう。こうすることで肌へのなじみが良くなり、少量の油分でもムラなく広がります。
「部位別」に量を調節する
顔全体に同じ量を塗るのはNGです。
- Uゾーン(頬・口周り): 乾燥しやすい場所から、手のひら全体で包み込むように塗ります。
- Tゾーン(額・鼻): 皮脂が多い場所は、手に残ったわずかな乳液を軽く押さえる程度で十分です。
もし塗りすぎたなと感じたら、清潔なティッシュで軽く押さえて余分な油分をオフしましょう。これだけで、数時間後のテカリ具合が劇的に変わります。
摩擦は絶対NG
脂性肌の方は、毛穴の詰まりや炎症を気にしがちですが、こする刺激は肌のバリア機能を壊し、さらなる皮脂分泌を招きます。指先で塗り込むのではなく、手のひらで「置く」ように優しくハンドプレスしてください。
脂性肌のQ&A:よくある悩みにお答えします
Q. 化粧水だけでスキンケアを終えてもいいですか?
A. おすすめしません。化粧水だけでは、補った水分がすぐに蒸発し、肌がさらに乾燥してしまいます。脂性肌であっても、ジェルタイプやオイルフリーの乳液で、最低限の「蓋」をすることが美肌への近道です。
Q. 朝、乳液を塗るとメイクが崩れやすくなります。
A. 朝の乳液の量が多すぎるか、なじませる時間が足りない可能性があります。乳液を塗ったあと、3〜5分ほど置いて肌にしっかり浸透させてからメイクに移るか、ティッシュオフを取り入れてみてください。また、先ほど紹介したおしろいミルクのような日中専用アイテムを使うのも一つの手です。
Q. ニキビがあるときは乳液を避けるべきですか?
A. 炎症がひどいときは、油分を避ける必要がありますが、保湿自体は必要です。「ノンコメドジェニックテスト済み」のジェル状乳液を選び、患部を避けて薄く塗るようにしましょう。
脂性肌向け乳液おすすめ15選!ベタつかない選び方とテカリ・ニキビを抑える保湿術のまとめ
いかがでしたでしょうか。脂性肌にとっての乳液は、単なる「保湿」ではなく、肌の自浄作用やバリア機能を正常に保つための「調整役」です。
「ベタつくから嫌い」と避けるのではなく、自分の肌に合った成分やテクスチャーを選ぶことで、今まで悩んでいたテカリやニキビが驚くほど落ち着くことがあります。
今回ご紹介したONE BY KOSE バランシング チューナーやキュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェルといったアイテムを参考に、ぜひあなたの肌に寄り添う一本を見つけてみてください。
正しい選び方と塗り方を身につければ、夕方の鏡に映る自分に自信が持てるようになるはずです。今日から「ベタつかない保湿」を始めて、理想のサラサラ肌を目指しましょう!

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