「スキンケアの最後に乳液を塗るのが当たり前だと思っているけれど、実はあのベタつきが苦手……」
「うっかり乳液を切らしてしまった! 今夜、何で代用すればいいの?」
そんな悩みを持つ方は意外と多いものです。結論からお伝えすると、乳液は他のアイテムで十分に代用できます。むしろ、肌質や季節によっては乳液を使わない方が肌の調子が上向くことだってあるんです。
今回は、乳液代わりになる優秀なアイテム10選と、失敗しないための選び方、そして知っておくべき注意点を分かりやすく解説します。自分にぴったりの「蓋」を見つけて、ストレスフリーなスキンケアを手に入れましょう。
乳液の役割を知れば「代わり」が見えてくる
そもそも、なぜスキンケアに乳液が必要だと言われているのでしょうか。その役割を理解すると、代用品に何を求めるべきかが明確になります。
乳液の最大のミッションは、化粧水で補った水分の「蒸発を防ぐこと」です。化粧水の成分はほとんどが水分なので、そのままにしておくと肌表面からどんどん逃げてしまい、かえって乾燥を招く「過乾燥」という現象が起きます。
乳液には適度な油分が含まれており、これが肌の表面に薄い膜を作ることで、水分の蒸発をブロックする「蓋」の役割を果たします。また、角質を柔らかくして肌の質感を整える「エモリエント効果」も重要なポイントです。
つまり、乳液の代わりを探すなら「水分を閉じ込める油分」と「肌を柔らかくする成分」を備えたものを選べば良いということになります。
乳液代わりになるおすすめアイテム10選
乳液がなくても、ドラッグストアや家にあるもので代用できる優秀なアイテムはたくさんあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
保湿クリームでしっかり密閉
乳液よりも油分が多く、密閉力が高いのが保湿クリームです。乾燥が気になる方や、冬場のスキンケアには最も適した代用品と言えます。
キュレル 潤浸保湿フェイスクリームなどは、肌のバリア機能をサポートするセラミド機能成分が配合されており、乳液よりもさらに手厚いケアが可能です。
オールインワンジェルで時短ケア
「乳液のベタベタが嫌い」という方にぴったりなのが、水分量が多くてみずみずしいオールインワンジェルです。これ一つで化粧水から乳液、美容液までの役割をカバーできるため、工程を減らしたい時にも便利です。
アクアレーベル スペシャルジェルクリームのようなアイテムなら、しっかり潤いながらも表面はサラッと仕上がります。
美容オイルでふっくら肌
天然由来のオイルは、肌との親和性が高く、少量で高い保湿力を発揮します。
HABA 高品位スクワランは、たった一滴で乳液代わりになると言われるほど効率的なアイテムです。洗顔後のブースターとしても、スキンケアの最後としても使える万能さが魅力です。
ワセリンで鉄壁のガード
極度の乾燥や、肌が敏感になっている時にはワセリンが頼りになります。
サンホワイト P-1のような純度の高いワセリンは、肌内部に浸透せず表面に留まるため、外部刺激から肌を保護する力が非常に強いのが特徴です。ただし、塗りすぎるとテカるため、薄く伸ばすのがコツです。
ジェル状の美容液
脂性肌の方や、夏場に乳液を使いたくない場合は、高機能なジェル美容液がおすすめです。油分は控えめでも、保湿成分が凝縮されているため、肌の水分バランスを整えてくれます。
なめらか本舗 リンクルアイクリーム Nなどは目元用ですが、全顔に薄く伸ばして乳液代わりに使う愛用者も多い隠れた名品です。
ニベアクリーム(青缶)
ドラッグストアで手軽に買える定番アイテムも、工夫次第で乳液代わりになります。
ニベアクリーム 中缶は油分が豊富なので、化粧水がまだ肌に残っているうちに、手のひらで温めてから優しくハンドプレスするように馴染ませると、重たくなりすぎずに保湿できます。
バームタイプの保湿剤
オイルを固形にしたようなバームは、体温でとろけて肌に密着します。
イハダ 薬用バームは、肌荒れを防ぎながら保護してくれるため、季節の変わり目で肌がゆらぎやすい時期の代用として非常に優秀です。
収れん化粧水(オイリー肌限定)
どうしても油分を避けたい脂性肌の方に限っては、保湿力の高い化粧水を重ね塗りした後、収れん効果のあるアイテムで肌を引き締めるという選択肢もあります。ただし、これは「蓋」としての機能は弱いため、短期間の代用と考えるのが無難です。
ボディローション(顔用兼用タイプ)
手元に顔用の乳液がない場合、低刺激で「顔・からだ用」と記載のあるボディローションも使えます。
セタフィル モイスチャライジングローションのようなポンプタイプは、全身の保湿と同時に顔の乳液代わりとしても使いやすく、コスパも抜群です。
薬用ヘパリン類似物質配合ジェル
乾燥がひどく、粉を吹くような状態の時には、医薬部外品のヘパリン類似物質配合アイテムが役立ちます。
カルテHD モイスチュア インストールは、乳液よりもさらに深く潤いを保持する力があるため、治療に近い感覚で保湿を補えます。
肌質別・シーン別の正しい選び方
乳液の代わりを選ぶ際は、自分の肌質との相性が何よりも重要です。間違ったものを選んでしまうと、ニキビや乾燥悪化の原因になることもあります。
乾燥肌の方は「クリーム」や「バーム」
カサつきやすい方は、乳液よりも油分が多めのアイテムを選びましょう。水分を保持する力が弱まっているため、ワセリンやシアバターなど、物理的に蓋をする力が強いものが適しています。
脂性肌の方は「ジェル」や「さっぱり美容液」
テカリやベタつきが気になる方は、油分控えめのジェルタイプがベストです。「オイルフリー」の表示があるものを選べば、毛穴詰まりを気にせずスキンケアを完了できます。
混合肌の方は「部分使い」をマスターして
Tゾーンはベタつくのに頬は乾燥する混合肌。この場合は、乳液代わりのアイテムを塗る量で調整します。乾燥する部分にはクリームをしっかり塗り、Tゾーンには手に残った分を薄くつける程度に留めるのが、トラブルを防ぐ秘訣です。
敏感肌の方は「シンプル成分」に注目
肌が荒れている時は、乳液に含まれる界面活性剤や香料が刺激になることがあります。そんな時は、純粋なオイルや低刺激なワセリンなど、成分数が少ないシンプルなアイテムで代用するのが正解です。
乳液なしのスキンケアで失敗しないための注意点
乳液を他のもので代用する際には、いくつか守るべきルールがあります。ここを間違えると、せっかくのケアが逆効果になってしまいます。
化粧水だけで終わらせるのは絶対にNG
「乳液の代わりがないから、今日は化粧水をたっぷりつければいいや」と考えるのは非常に危険です。先述の通り、水分は蒸発する時に肌の潤いも一緒に奪っていきます。何かしらの「油分」を含むもので蓋をすることだけは、最低限守ってください。
塗るタイミングを逃さない
お風呂上がりや洗顔後は、1分1秒を争うほど肌の乾燥が進みます。化粧水をつけた直後、まだ肌が少し湿っているくらいのリズムで代用品を馴染ませるのが、最も効率的な保湿方法です。
使用量に気をつける
乳液代わりのアイテム、特にクリームやオイルは、乳液と同じ量を出してしまうと多すぎることがあります。まずは少量から試し、自分の肌が一番心地よいと感じる「適量」を見極めていきましょう。
手のひらで温めてから馴染ませる
クリームやワセリン、オイルなどは、冷えた状態だと肌への伸びが悪く、摩擦の原因になります。必ず手のひらで広げ、体温で温めてから優しく包み込むように塗布してください。
毎日のケアが楽しくなるアレンジ術
乳液の代わりを使うことは、単なる「応急処置」ではありません。自分の肌の状態に合わせてアイテムをカスタマイズする、贅沢なケアへの第一歩です。
例えば、化粧水に一滴だけ美容オイルを混ぜて使ってみてください。これだけで、水分と油分を同時に補給できる「自家製乳液」のようなステップになります。また、時間がある夜は、クリームの前にジェルを塗る「ダブル保湿」を取り入れることで、翌朝の肌のハリが格段に変わるはずです。
固定概念にとらわれず、自分の肌が何を求めているのかを観察する。そのプロセスこそが、美しい肌を作る最短ルートなのです。
乳液代わりになるアイテム10選!代用時の注意点や肌質別の選び方まとめ
乳液は、スキンケアにおいて「蓋」としての役割を担う大切なステップですが、必ずしも「乳液」という名前の製品でなければならないわけではありません。
- 乾燥肌なら:保湿力の高いクリームやバームでしっかり密閉
- 脂性肌なら:みずみずしいジェルや美容液で軽やかに保湿
- 敏感肌なら:ワセリンや純粋なオイルでシンプルに保護
- 時短なら:オールインワンアイテムを活用
このように、自分の肌質やライフスタイルに合わせて柔軟にアイテムを入れ替えることで、より自分に合ったスキンケアが見つかります。
大切なのは、どんな代用品を使うにしても「水分の蒸発を防ぐ」という目的を忘れないこと。そして、自分の肌の変化を楽しみながら、ベストな組み合わせを探していくことです。
もし今夜、乳液がなくて困っているなら、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。明日、鏡を見るのが少し楽しみになるような、潤いに満ちた肌に出会えるはずですよ。

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