「洗顔して、化粧水をつけて、乳液を塗る……。さて、このあとはどうすればいいの?」
スキンケアの基本ステップとして定着している乳液ですが、実はその「あと」の過ごし方や、次に重ねるアイテムの選び方で、肌のコンディションは劇的に変わります。特に、せっかく丁寧にケアしたのに「肌がベタベタして不快」「メイクがすぐに崩れてしまう」といった悩みをお持ちの方は、乳液のあとのステップに改善のヒントが隠されているかもしれません。
今回は、乳液を塗ったあとの正解アクションを、朝と夜のシーン別に詳しく解説します。健やかな肌を保つための秘訣を一緒に見ていきましょう。
乳液を塗ったあと、すぐに次のステップへ進んではいけない理由
乳液を塗った直後、まだ肌が濡れている状態で日焼け止めを塗ったり、布団に入ったりしていませんか?実は、乳液のあとに最も大切なのは「なじむまで待つこと」です。
乳液は、水分と油分をバランスよく配合したスキンケアアイテムです。肌の角層に浸透し、表面にうるおいの膜(擬似皮脂膜)を作る役割を持っています。この膜が安定する前に他のものを重ねてしまうと、成分同士が混ざり合ってしまい、本来の保湿効果が半減したり、肌トラブルの原因になったりすることがあります。
理想的な待ち時間は、だいたい1分から2分程度。肌に触れたときに、指が吸い付くような「もっちり感」がありつつ、表面に過剰な水分が残っていない状態がベストです。このわずかな時間を確保するだけで、その後のスキンケアやメイクの仕上がりが驚くほど変わります。
朝、乳液を塗ったあとは何をする?メイク崩れを防ぐ鉄則
忙しい朝は、ついつい工程を急いでしまいがちです。しかし、朝の乳液後のケアを疎かにすると、日中の乾燥や化粧崩れを招くことになります。
1. 紫外線対策(日焼け止め)が必須
朝、乳液を塗ったあとに必ず行うべきなのが「紫外線対策」です。乳液には肌を保護する力がありますが、紫外線を防ぐ力はほとんどありません(UVカット機能付き乳液を除く)。
乳液が肌になじんだら、日焼け止めを塗りましょう。乳液によって肌が整った状態で日焼け止めを塗ることで、ムラなく均一に伸ばすことができます。
2. 化粧下地でベースを整える
日焼け止めのあとは、化粧下地の出番です。最近では日焼け止めと下地が一体になったタイプも多いですが、基本的には「乳液→UVケア→下地」の順番を意識してください。
3. ベタつきが気になるなら「ティッシュオフ」
乳液のあとのベタつきが原因でファンデーションがヨレてしまう場合は、ティッシュオフを取り入れましょう。
やり方は簡単です。清潔なティッシュ1枚を広げ、顔全体にふんわりと乗せて、手のひらで軽く押さえるだけ。これだけで、肌表面に残った余分な油分だけを吸い取ることができます。ゴシゴシ擦るのは厳禁。あくまで「吸い取る」イメージで行ってください。
夜、乳液を塗ったあとは何をする?睡眠中の乾燥から守るコツ
夜のスキンケアの目的は、日中に受けたダメージの修復と、睡眠中の集中保湿です。寝ている間は意外と肌の水分が奪われやすいため、乳液のあとの「追い保湿」が重要になります。
1. 保湿クリームで完全に密閉する
「乳液を塗ったから、もう終わり」と思っていませんか?乾燥が気になる季節や、エアコンをつけたまま眠る夜は、乳液のあとに保湿クリームを重ねるのが正解です。
乳液は肌を柔らかくする性質(エモリエント効果)に優れていますが、クリームはより油分が多く、肌に強力な蓋をする役割を持っています。乳液で整えた肌を、クリームでラッピングするようなイメージです。
特に、目元や口元など、皮膚が薄くて乾燥しやすい部位にはアイクリームをポイント使いするのもおすすめです。
2. 美容液の順番を確認する
もし、あなたが美容液を使っているなら、その順番も大切です。一般的には「化粧水→美容液→乳液」の順ですが、製品によっては「乳液のあと」に使うタイプもあります。説明書を確認し、乳液で肌をほぐしたあとに有効成分を届けるべきか判断しましょう。
3. 枕へのベタつきが気になる時は
「夜のケアのあと、顔がテカテカして枕が汚れるのが嫌」という方は、乳液やクリームがなじんだあとに、スキンケア専用のフェースパウダーを軽く叩くのが効果的です。これにより、スキンケアのベタつきを抑えつつ、ホコリの付着も防ぐことができます。
自分の肌質に合わせた「乳液のあと」の調整術
すべての人が「乳液のあとにクリームが必要」なわけではありません。肌の状態は、季節や体調によっても変化します。
脂性肌(オイリー肌)の場合
皮脂分泌が盛んな方は、乳液を塗ったあとに重たいクリームを重ねると、ニキビや毛穴詰まりの原因になることがあります。
- 対策:Tゾーン(おでこ・鼻)は乳液を薄く塗るだけにし、乾燥しやすい頬だけクリームを重ねる。あるいは、油分の少ないジェルタイプの乳液を選ぶのがコツです。
乾燥肌の場合
乳液を塗っても、数分後に肌が突っ張る感じがするなら、油分が足りていません。
- 対策:乳液のあとに、美容オイルを一滴混ぜたクリームを重ねるなど、油分を補強してください。
混合肌の場合
部位によってテカリとカサつきが混在しているタイプです。
- 対策:乳液のあとの「塗り分け」が重要です。乾燥する部分にはしっかりクリームを、ベタつく部分には何も塗らない、あるいはティッシュオフを徹底するなど、場所によって対応を変えましょう。
乳液を効果的に肌へ届けるためのポイント
乳液を塗ったあとのケアを充実させるためには、そもそも乳液自体が正しく塗れている必要があります。
- 適量を守る: 少なすぎると摩擦の原因になり、多すぎるとベタつきの元になります。パッケージに記載された「パール粒大」などの目安を守りましょう。
- 温度を伝える: 手のひらに取ったあと、両手を合わせて少し温めてから肌に乗せると、浸透(角質層まで)がスムーズになります。
- ハンドプレスを習慣に: 塗り広げるだけでなく、最後に手のひらで顔全体を優しく包み込みます。「浸透してね」という気持ちで5秒ほどキープするのがポイントです。
スキンケアの質を上げるおすすめアイテム
乳液のあとの時間を快適にするために、いくつか持っておくと便利なアイテムを紹介します。
- コットン: 乳液をムラなく馴染ませたい時に。手で塗るよりも均一に広げやすく、余分な油分が肌に残りにくくなります。
- ナイトパウダー: 夜のベタつきを抑え、朝までサラサラをキープしてくれます。
- 加湿器: スキンケアの「あと」の環境作りも大切です。部屋の湿度を50%〜60%に保つことで、スキンケアの効果を持続させます。
乳液を塗ったあとは何をする?朝夜の正しい順番とベタつきを抑える秘訣のまとめ
いかがでしたか?乳液はスキンケアの「中継地点」のような存在です。
朝であれば、乳液のあとに「しっかりなじませる時間」を作り、ティッシュオフを挟むことでメイクのノリを格上げできます。夜であれば、肌の状態に合わせてクリームを重ね、朝までうるおいを逃さない環境を整えることが大切です。
「乳液を塗ったあとは何をする?」という疑問に対する答えは、あなたの肌が今何を求めているかによって変わります。まずは今日から、乳液を塗ったあとの1〜2分間、肌の状態をじっくり観察してみてください。
手が吸い付くような感触があれば、それは次のステップへ進んでいい合図です。正しい順番とちょっとしたコツをマスターして、理想の「うるさら肌」を手に入れましょう!

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