「最近、どんなに高い化粧水を使っても肌が乾燥する気がする……」
「市販のスキンケア用品だと、どうしても成分の多さが気になってしまう」
そんな悩みを持つ方にぜひ試してほしいのが、グリセリンを使った手作り化粧水です。
実は、化粧水の構成成分のほとんどは「水」と「保湿剤」。余計な保存料や香料を一切入れず、自分の肌の状態に合わせて保湿力を調整できるのが手作り最大の魅力です。
今回は、初心者でも失敗しない黄金比のレシピから、安全に使い続けるための注意点まで、シンプルにわかりやすく解説します。
なぜ「化粧水を手作り」する人が増えているの?
ドラッグストアに行けば何百種類もの化粧水が並んでいますが、あえて手作りを選ぶ人が増えているのには、納得の理由があります。
1. 究極のシンプルケアが叶う
市販の化粧水には、品質を長期間維持するための防腐剤や、使い心地を良くするための界面活性剤、香料などが含まれています。これらは一般的な肌には問題なくても、極度の敏感肌の方にとっては刺激になることも。手作りなら、成分は「精製水」と「グリセリン」のたった2つだけに絞ることも可能です。
2. 保湿力を自由自在にコントロールできる
「夏はさっぱり、冬はしっとりさせたい」という要望も、手作りならグリセリンの量を微調整するだけで解決します。自分の肌がその時求めている「潤い度」を1%単位でデザインできるのです。
3. 圧倒的なコストパフォーマンス
材料となる精製水やグリセリンは、薬局や通販で安価に手に入ります。1回あたりの作成コストは数十円程度。惜しみなく全身にバシャバシャ使えるのは、手作りならではの特権ですね。
失敗しない!グリセリン化粧水の基本レシピと「黄金比」
手作り化粧水で最も大切なのは「配合比率」です。グリセリンは保湿に欠かせない成分ですが、実は入れすぎると逆効果になることをご存知でしょうか?
基本の黄金比は「5%〜10%」
もっとも肌なじみがよく、保湿効果を実感しやすいのが**「グリセリン濃度5%〜10%」**の範囲です。
まずは5%から始めて、肌のツッパリ感を確認しながら少しずつ増やしていくのが失敗しないコツです。
準備する道具
手作り化粧水を安全に使うための「鉄則」
「手作りは腐りやすい」というイメージがあるかもしれません。確かに防腐剤が入っていない分、衛生管理には細心の注意が必要です。以下の3つのルールは必ず守ってください。
1. 保存期間は「冷蔵庫で1週間」
作った化粧水は、必ず冷蔵庫で保管してください。常温放置は雑菌が繁殖する原因になります。1週間から長くても10日以内には使い切るようにし、残ってしまったら贅沢にボディ用として使い切るか、思い切って破棄しましょう。
2. 容器の消毒を徹底する
新しい容器を使う場合でも、まずは消毒が必要です。耐熱ガラスであれば煮沸消毒、プラスチック製であれば無水エタノールを少量入れて振り洗いし、しっかり乾燥させてから使いましょう。
3. 「水道水」は使ってもいいの?
基本的には不純物を取り除いた精製水を推奨します。水道水には塩素が含まれており、肌への刺激になる可能性があるほか、配合バランスが崩れやすいためです。ただし、どうしても精製水がない場合に限り、一度沸騰させて冷ました水道水で代用することも可能ですが、より早めに使い切る必要があります。
自分の肌に合わせて!おすすめのアレンジ方法
基本のレシピに慣れてきたら、成分をプラスして自分だけの「美容液級化粧水」にアップグレードしてみましょう。
カサカサ肌が気になるなら「尿素」をプラス
ひじ、ひざ、かかとなど、角質が硬くなりがちな部分には尿素を少し加えるのがおすすめです。尿素には角質を柔らかくする働きがあります。100mlの化粧水に対して、小さじ1/2程度を目安に混ぜてみてください。
香りで癒やされたいなら「精油」をプラス
好きな香りに包まれたいときはエッセンシャルオイルを1〜2滴垂らしてみましょう。ただし、精油は水には溶けません。先に少量の無水エタノールに精油を溶かしてから、水と混ぜるのがポイントです。ラベンダーやティーツリーなど、肌に優しいものを選んでくださいね。
さっぱりさせたいなら「植物抽出液」
ハトムギエキスやローズマリーエキスなど、市販の原液パーツを加えるのも手です。自分の肌悩みに合わせてカスタマイズする時間は、まるで理科の実験のようで楽しいですよ。
知っておきたいグリセリンの「注意点」
グリセリンは非常に安全性の高い成分ですが、使い方を間違えると逆効果になることがあります。
ひとつは、前述した「濃度の上げすぎ」です。グリセリンは周囲の水分を惹きつける力が強いため、10%を超えるような高濃度で肌に塗ると、乾燥した空気中ではなく**「肌の内側の水分」を吸い上げて外に逃がそうとしてしまいます。**「濃ければ濃いほど潤う」わけではないので注意しましょう。
もうひとつは、アクネ菌との関係です。一部の研究では、グリセリンがニキビの原因となるアクネ菌の餌になりやすいという指摘もあります。もしニキビができやすい肌質の方が使う場合は、濃度を低めに設定するか、さっぱりとした使い心地のプロパンジオールなどを代用として検討するのも一つの手です。
化粧水を手作りしてグリセリンで最高の肌コンディションへ
手作り化粧水は、自分の肌と対話するためのツールです。
「今日は少し乾燥しているから、グリセリンを数滴足してみようかな」
「夏場はベタつくから、精製水の割合を増やそう」
そんな風に、季節や体調に合わせてケアを変えられるようになると、スキンケアがもっと楽しく、もっとシンプルになります。
まずは100円ショップのボトルと、ドラッグストアのグリセリン、精製水から始めてみてください。余計なものを削ぎ落とした先にある、自分の肌本来の力を引き出す心地よさを、ぜひ体感してほしいと思います。
清潔な環境で作り、冷蔵庫で冷やした新鮮な化粧水で、今日から理想の肌を目指してみませんか。
手作り化粧水の作り方|グリセリンで保湿力アップ!保存期間や失敗しない黄金比を解説

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