鏡を見るたびに気になる、頬や小鼻の「赤み」。ファンデーションやコンシーラーで隠しても、時間が経つと浮き出てきてしまったり、肌がヒリヒリしてメイクどころではなかったり……。そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
実は、一言に「赤み」と言っても、その原因は人それぞれ。間違ったケアを続けていると、逆に赤みを悪化させてしまうこともあるんです。
この記事では、あなたの肌で何が起きているのかを紐解きながら、赤みを根本からケアするために必要な美容液の選び方と、正しいスキンケアのコツを詳しく解説していきます。
なぜ肌が赤くなる?まずは自分の「赤みタイプ」を知ろう
肌が赤く見えるのは、皮膚の下にある毛細血管が透けて見えたり、炎症が起きたりしているサインです。効果的な美容液を選ぶために、まずは自分の赤みがどのタイプに当てはまるかチェックしてみましょう。
1. 炎症・肌荒れタイプ(ニキビやヒリつき)
ニキビができやすかったり、特定の化粧水がしみてヒリヒリしたりする場合です。これは肌の表面で「火事」が起きているような状態。バリア機能が低下し、外部刺激に敏感になっています。
2. 乾燥・バリア不全タイプ(カサカサして赤い)
肌の水分を保つ「セラミド」などの脂質が不足し、スカスカになっている状態です。乾燥によってキメが乱れると、少しの摩擦や温度変化でも血管が反応して赤くなってしまいます。
3. 血管拡張タイプ(常に赤ら顔)
炎症や乾燥が落ち着いているのにずっと赤い場合、毛細血管が広がったまま戻らなくなっている可能性があります。寒暖差やアルコール、刺激物で赤みが強くなるのが特徴です。
4. ニキビ跡タイプ(ポツポツと赤い)
ニキビ自体は治ったのに、その部分だけがずっと赤いまま。これは皮膚の深いところでダメージが残り、修復しようとして血液が集まっている状態です。放置すると茶色い色素沈着になることもあります。
炎症を鎮める!「今すぐ抑えたい」時のレスキュー美容液
今まさに肌がムズムズ、ヒリヒリしているなら、まずは「鎮静(ちんせい)」を最優先しましょう。火を消すように、炎症を抑える有効成分が入った美容液が頼りになります。
おすすめの成分:CICA(ツボクサエキス)
韓国コスメから火がつき、今や定番となったCICA。傷ついた虎がツボクサに体をこすりつけて治したという伝承があるほど、修復力と鎮静力に優れています。赤みを抑えるスピード感が魅力です。
おすすめの成分:グリチルリチン酸ジカリウム
漢方の原料である甘草から抽出される成分です。優れた抗炎症作用があり、医薬部外品の肌荒れ防止有効成分として多くのスキンケアに配合されています。
おすすめの成分:ドクダミエキス
日本の伝統的なハーブであるドクダミも、近年再注目されています。抗菌作用や炎症を抑える力が強く、特にニキビに伴う赤みに効果的です。
敏感肌の方は、VT CICA デイリースージングマスクのような沈静に特化したアイテムや、ドクダミ配合の美容液を取り入れてみてください。
赤くならない肌を作る!バリア機能を立て直す保湿ケア
「赤くなってから治す」のではなく、「赤くならない強い肌」を作るためには、土台となるバリア機能の強化が欠かせません。
肌のバリアの要は「セラミド」です。セラミドが満たされた肌は、角質層がピタッと密着し、外部刺激を跳ね返してくれます。
セラミド美容液の選び方
一口にセラミドと言っても種類がありますが、最も肌なじみがよく効果が高いとされるのが「ヒト型セラミド」です。成分表に「セラミドNP」「セラミドAP」など、英数字が組み合わされているものを選びましょう。
保湿を徹底したいなら、エトヴォス モイスチャライジングセラムのような、セラミドを高配合した乳液兼美容液が使いやすく、摩擦も抑えられるのでおすすめです。
また、最近注目されている「ナイアシンアミド」も優秀です。バリア機能のサポートだけでなく、美白ケアやシワ改善も期待できるため、大人の赤み肌には一石二鳥の成分と言えます。
ニキビ跡の赤みを残さない!ビタミンCとトラネキサム酸
ニキビが治った後の赤みは、いわば「修復中」のサイン。ここで適切なケアをすることで、跡を残さず綺麗な肌に戻せます。
トラネキサム酸で炎症の連鎖を止める
トラネキサム酸は、メラニンの生成を抑えるだけでなく、炎症を鎮める効果も併せ持っています。赤みが長く続くのを防いでくれるため、ニキビ跡ケアには欠かせません。
ビタミンC誘導体でマルチにケア
ビタミンCは皮脂を抑え、赤みの原因となる炎症を鎮め、さらにコラーゲンの生成を助けて肌の凸凹も防いでくれます。ただし、高濃度のビタミンCは、肌状態によってはピリピリとした刺激を感じることがあります。
敏感肌の方は、ロート製薬 メラノCC 薬用しみ集中対策美容液のような、安定性が高く使いやすいロングセラーアイテムから試してみるのが安心です。
赤みを悪化させないための「引き算」スキンケア術
どんなに良い美容液を使っても、日々の習慣で肌をいじめていては意味がありません。赤み肌さんは特に「こすらない」「刺激を与えない」ことが鉄則です。
- 洗顔は「ぬるま湯」が基本熱いお湯は肌の油分を奪いすぎ、血管を拡張させて赤みを強調します。32度から34度くらいの、少し冷たいと感じる程度のぬるま湯で洗いましょう。
- クレンジングは厚みのあるものを指が直接肌に触れないよう、厚みのあるジェルやクリームタイプを選んでください。オイルタイプなら、ファンケル マイルドクレンジングオイルのように、こすらなくてもスルンと落ちる摩擦レスなものを選びましょう。
- スキンケアの工程を減らす赤みがひどい時は、あれこれ塗り重ねるのも刺激になります。「化粧水+美容液+クリーム」のシンプルケアに徹しましょう。
美容液を塗るときの注意点:パッティングはNG
赤みが気になる部分は、つい指先でトントンと叩き込みたくなりますが、これは絶対にNG。叩く刺激がさらなる炎症を招き、赤みを長引かせる原因になります。
美容液を使うときは、まず手のひら全体に広げ、体温で温めてから「ハンドプレス」で優しく押し込むように馴染ませましょう。肌を動かさないように、そっと包み込むイメージです。
また、新しい美容液を使うときは、必ずフェイスラインなどでパッチテストを行うことを忘れずに。特に赤みが出やすい肌は敏感になっているため、慎重すぎるくらいが丁度いいのです。
慢性的な赤みには「血管」へのアプローチ
スキンケアを頑張ってもなかなか引かない「血管拡張」による赤み。これには、血流を整える成分や、血管を丈夫にする成分が役立ちます。
ビタミンKに注目
血行をスムーズにする働きがあるビタミンKは、目の下のクマや、浮き出た血管による赤みのケアに用いられます。アボカドやブロッコリーなどの植物エキスに含まれていることが多いので、成分表をチェックしてみてください。
また、血管は温度差に弱いため、冬場の暖房や夏場の冷房など、急激な温度変化から肌を守ることも大切です。
美容液で赤みを抑える!原因別の選び方と正しく治すスキンケア術
ここまで、赤みのタイプに合わせた美容液の選び方とケア方法についてお伝えしてきました。
最後にもう一度、大切なポイントをまとめます。
- 今の赤みを鎮めたいなら:CICA(ツボクサ)やグリチルリチン酸、ドクダミ配合の美容液。
- 肌を強くしたいなら:ヒト型セラミドやナイアシンアミドでバリア機能を強化。
- ニキビ跡を消したいなら:トラネキサム酸やビタミンC誘導体で炎症と色素をダブルケア。
- 鉄則は「摩擦ゼロ」:洗顔の温度、ハンドプレスの徹底、工程の簡略化。
赤みは肌からの「少し休んで」というメッセージでもあります。高機能な美容液に頼るだけでなく、自分の肌を優しくいたわる時間を作ってあげてくださいね。
もし、何をやっても赤みが引かず、痛みや強い痒みを伴う場合は、自己判断せずに皮膚科を受診することも検討しましょう。正しい知識と適切なアイテム選びで、あなたの肌が本来の健やかさを取り戻せるよう応援しています。
理想の肌への第一歩として、まずは自分の今の状態に合った美容液を一つ、手に取ってみることから始めてみませんか。

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