「肌を綺麗にしたくてケミカルピーリングを受けたのに、逆に肌が荒れてしまった……」
「これって失敗? それとも好転反応? 鏡を見るのが辛い……」
そんな不安を抱えて、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。
ニキビ跡やくすみ、毛穴の開きを改善するために勇気を出して受けた施術。それなのに、赤みが出たりニキビが増えたりすると「私の肌、どうなっちゃうの?」とパニックになってしまいますよね。
でも、安心してください。ケミカルピーリング後の肌荒れには、必ず理由があります。そして、その多くは正しい知識とケアで乗り越えられるものです。
今回は、ケミカルピーリング後に起こる肌トラブルの正体と、一刻も早く美肌を取り戻すための正しい対処法を分かりやすくお伝えします。
なぜケミカルピーリング後に肌荒れが起きてしまうのか
ケミカルピーリングは、酸の力で古い角質を剥がし、肌のターンオーバーを強制的に正常化させる治療です。肌が生まれ変わる過程で、一時的に「荒れた」ように見える現象が起こります。
主な原因は、大きく分けて3つあります。
1. 潜んでいたニキビが表面化する「好転反応」
一番多いのが、施術後にニキビが増えるパターンです。これは失敗ではなく、むしろ「排出」が進んでいる証拠。
ピーリングによって毛穴を塞いでいた角質が取り除かれると、肌の奥に溜まっていた皮脂や、ニキビの芽が一気に表面へと押し出されます。これを「好転反応」と呼びます。
2. 薬剤による一時的な炎症
ピーリング剤は「酸」です。肌にとって刺激物であることは間違いありません。
施術直後から数日間は、軽度の火傷を負ったような状態になります。そのため、赤み、ヒリつき、熱感といった症状が出ることがあります。
3. バリア機能の極端な低下
古い角質は「ゴミ」であると同時に、肌を守る「盾」でもあります。
それを剥がした後の肌は、バリア機能がほぼゼロの状態。普段は何ともない髪の毛の接触、マスクの摩擦、わずかな紫外線、さらにはいつもの化粧水さえも「激痛」や「荒れ」の原因になってしまうのです。
その症状、大丈夫?「好転反応」と「副作用」の見分け方
今あなたの肌に起きていることが、正常な経過なのか、それともすぐに病院へ行くべき異常事態なのか。その基準を整理しましょう。
正常な経過(好転反応)のケース
以下の症状であれば、1週間程度で落ち着くことがほとんどです。
- 薄皮がポロポロ剥けてくる
- 白ニキビがいくつか出てきた
- 肌が全体的に乾燥してつっぱる
- メイクのノリが悪くなる(一時的)
これらは肌が新しく生まれ変わるサイン。触らずに保湿を徹底すれば、数日後にはツルツルの肌が見えてきます。
すぐにクリニックへ相談すべきケース
一方で、以下のような症状がある場合は、薬剤が強すぎたか、何らかのアレルギー反応が出ている可能性があります。
- 水ぶくれ(水疱)ができている
- 浸出液(じゅくじゅくした液)が出ている
- 5日以上経過しても強い痛みや赤みが引かない
- 一部が黒ずんで「かさぶた」のようになっている
これらは放置すると色素沈着(シミ)になる恐れがあります。我慢せず、施術を受けたクリニックに電話して指示を仰ぎましょう。
肌荒れを最短で治すための「4つの鉄則」
もし今、肌が荒れてしまっているなら、今日から以下の4つを徹底してください。これだけで回復スピードが劇的に変わります。
① 「絶対に」触らない・剥がさない
皮剥けが始まると、どうしても指でピリピリと剥がしたくなりますよね。でも、これは絶対NGです。
無理に剥がすと、まだ準備ができていない未熟な細胞が露出してしまい、そこが深いシミになったり、傷跡になったりします。洗顔時も、タオルで顔を拭くのではなく「吸わせる」程度にしてください。
② 保湿は「低刺激」かつ「高保湿」を
バリア機能が低下した肌には、成分がシンプルで、油分でしっかり蓋をしてくれるアイテムが必要です。
おすすめは、セラミド配合の美容液や、不純物の少ないワセリンです。
サンホワイト P-1のような高品質なワセリンは、刺激がほとんどなく、肌の水分を逃さない最強のガード役になってくれます。
③ 紫外線対策を「室内でも」徹底する
ピーリング後の肌にとって、太陽光は天敵です。普段の数倍、ダメージを受けやすいと考えてください。
外出時はもちろん、家の中にいても窓から紫外線は降り注ぎます。肌に優しいノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)の日焼け止めを使用しましょう。
④ 攻めのスキンケアを一時中断する
「美肌にいいから」と、ビタミンC誘導体、レチノール、拭き取り化粧水などを使っていませんか?
肌が荒れている間、これらは「劇薬」になります。今はとにかく守りの姿勢。高機能な美容成分は、肌が完全に落ち着くまで棚の奥にしまっておきましょう。
毎日のルーティンで気をつけるべきポイント
日常生活の何気ない習慣が、肌荒れを長引かせているかもしれません。
洗顔の温度は「32度」
熱いお湯は肌に必要な油分を根こそぎ奪います。逆に冷たすぎると汚れが落ちません。
「ちょっと冷たいかな?」と感じるくらいのぬるま湯が、ダメージ肌にはベストな温度です。
マスクの素材にこだわる
不織布マスクは摩擦が強く、ピーリング後の敏感な肌には大きな負担になります。
外出時は仕方ありませんが、可能な限りシルクや柔らかいコットンのインナーマスクを挟むなどして、肌への刺激を減らしましょう。
睡眠とビタミン
外からのケアと同じくらい大切なのが、内側からのケアです。
新しい皮膚を作るためには、タンパク質とビタミンB群、ビタミンCが欠かせません。
チョコラBBプラスなどのビタミン剤を活用して、体の内側からターンオーバーをサポートするのも一つの手です。
ケミカルピーリング後の肌荒れを防ぐ!次回の施術へのアドバイス
「今回の肌荒れで、もうピーリングはこりごり……」と思ってしまうのはもったいない!
ピーリングは継続することで本領を発揮する治療です。次回の失敗を防ぐために、以下のことを意識してみてください。
- カウンセリングで「前回の症状」を詳しく伝える「3日目からニキビが増えた」「ヒリつきが1週間続いた」と具体的に伝えれば、医師は薬剤の濃度を調整したり、種類を変更したりしてくれます。
- 薬剤の種類を変えてみる例えば、グリコール酸が合わなかった方でも、刺激の少ない「サリチル酸マクロゴール」なら問題なく受けられるケースが多いです。
- 体調が万全な時に受ける生理前や寝不足の時は、肌の感受性が高まっています。ベストコンディションの時に予約を入れるのが、肌荒れ回避のコツです。
ケミカルピーリング後の肌荒れは「美肌への準備期間」です
せっかく綺麗になろうと思ったのに、肌が荒れてしまうと悲しくなりますよね。
でも、その荒れはあなたの肌が変わろうとしている証拠でもあります。
大切なのは、鏡を見てため息をつくことではなく、今この瞬間のデリケートな肌を「これでもか」というくらい優しくいたわってあげることです。
適切な保湿、徹底した紫外線対策、そして何より「触らない」という忍耐。これさえ守れば、荒れが引いた後には、今まで出会ったことのないようなつるんとした、明るい肌が待っています。
もし、数日経っても不安が消えない、あるいは痛みが強い場合は、迷わず専門家に相談してくださいね。あなたの肌が一日も早く健やかな状態に戻り、理想の自分に近づけることを心から応援しています。
ケミカルピーリング後の肌荒れを乗り越えた先にある、輝くような素肌を楽しみに、今はゆっくりと肌を休ませてあげましょう。

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