「メイクを落とすのはお風呂に入る前がいいの?それとも湯船に浸かってからのほうが毛穴が開く?」
毎日必ず行うクレンジングだからこそ、ふとした瞬間に「これって本当に正しいタイミングなのかな?」と疑問に思うことはありませんか。実は、クレンジングを行うタイミングひとつで、数年後の肌の状態は大きく変わってしまいます。
美肌を守るためには、ただ汚れを落とせばいいわけではありません。肌のバリア機能を壊さず、かつメイク汚れを完璧にオフするための「ベストなタイミング」と「お風呂での順番」があるのです。
今回は、忙しい毎日の中でも効率よく、そして確実に肌をきれいにするためのクレンジングの新常識を詳しく解説します。
クレンジングのタイミングは「お風呂の直前」が最強の理由
結論からお伝えすると、クレンジングのベストタイミングは「お風呂に入る直前」です。それも、浴室に入る前の乾いた手と顔の状態で行うのが、肌にとっては最も理想的といえます。
なぜ、お風呂に入ってからではいけないのでしょうか。そこにはクレンジング剤の性質が深く関わっています。
多くのクレンジング剤は、油分でメイクを浮かせる仕組みになっています。しかし、浴室の湿気が多い場所や、濡れた手でクレンジング剤を触ってしまうと、メイクと馴染む前にクレンジング剤が「乳化(水と油が混ざること)」を始めてしまいます。
乳化が早く進みすぎると、メイクを浮き上がらせる洗浄力が大幅に落ちてしまい、結果としてメイクが肌に残ってしまうのです。「しっかり落としたつもりなのに、タオルで拭いたら色がつく」という経験がある方は、タイミングが原因かもしれません。
また、帰宅後すぐに落とすべきかという点については、大気汚染物質や花粉が気になる季節なら「即オフ」が理想です。しかし、帰宅後とお風呂で2回洗顔をしてしまうと、肌に必要な潤いまで奪われてしまいます。基本的には「お風呂に入る直前」を習慣にすると、肌の乾燥を防ぎながら清潔を保つことができます。
お風呂でクレンジングをするときの理想的な順番
「どうしてもお風呂の中で済ませたい」という場合でも、守るべき順番があります。これを間違えると、せっかくのスキンケアが台無しになり、肌トラブルの原因を作ってしまうからです。
お風呂での理想的なルーティンは以下の通りです。
- ポイントメイクを先に落とす(浴室に入る前がベスト)
- 髪を洗う(シャンプー・トリートメント)
- 体を洗う
- クレンジング(手と顔の水分をしっかり拭き取ってから)
- 洗顔(お風呂から出る直前)
この順番で最も重要なポイントは、シャンプーやトリートメントの後にクレンジングと洗顔を持ってくることです。
ヘアケア製品に含まれる成分は、髪に密着するように作られているため、一度肌につくとなかなか落ちにくい性質を持っています。シャンプーのすすぎ残しが顔のフェイスラインや背中に付着したままになると、それが刺激となってニキビや肌荒れを引き起こすことが非常に多いのです。
「最後は顔を洗って仕上げる」という流れを徹底するだけで、原因不明の肌荒れが改善することもあります。
濡れた手OKのクレンジングを使うときの注意点
最近は、お風呂でも使えるクレンジングオイルやクレンジングジェルが増えています。「濡れた手でも使える」と書かれていると安心感がありますが、ここには少し注意が必要です。
パッケージをよく読むと、多くの場合「非常に濡れているときは軽く水気を切ってから使用してください」といった注意書きがあります。これは、やはり水分が混ざりすぎることで洗浄力がマイルドになりすぎてしまうからです。
ウォータープルーフのアイライナーや、密着力の高いリキッドファンデーションを使っている日は、どんなに便利な商品であっても、乾いた手で使うのが正解です。お風呂場で使うなら、脱衣所に置いてあるタオルを一枚持ち込み、クレンジングを手に取る前にサッと拭く習慣をつけましょう。
そのひと手間で、毛穴に詰まった角栓の落ち具合が格段に変わります。
湯船での「蒸気」を味方につけるテクニック
「お風呂で毛穴が開いてからクレンジングしたほうがいい」という説もありますが、これは半分正解で半分間違いです。
肌がふやけるほどお湯に浸かってからクレンジングをすると、肌の角質層がデリケートな状態になり、洗浄成分による刺激を受けやすくなってしまいます。
おすすめの方法は、湯船に浸かってリラックスしている間の「蒸気」を利用することです。ただし、この時はクレンジング剤を乗せるのではなく、ただ温まるだけ。蒸気によって毛穴が自然に緩んだ状態で、一度浴室から出るか、あるいはタオルで水分を丁寧にオフしてからクレンジングを開始してください。
この時、もし小鼻の黒ずみが気になるなら、クレンジングバームを使って優しくマッサージするのも効果的です。指の腹を使って、くるくると円を描くように馴染ませるだけで、蒸気で柔らかくなった角栓がポロッと取れやすくなります。
シャワーの温度と水圧が肌の運命を分ける
お風呂でクレンジングをする際に、最もやりがちな「NG行為」があります。それが、シャワーを直接顔に当ててすすぐことです。
シャワーの水圧は、顔のデリケートな皮膚にとっては想像以上の刺激になります。毎日シャワーを直接当て続けると、肌のたるみを加速させたり、バリア機能を壊して乾燥肌を招いたりするリスクがあります。
さらに、設定温度にも注意が必要です。私たちが「温かくて気持ちいい」と感じる40度前後のお湯は、顔にとっては熱すぎます。肌に必要な皮脂まで溶かし出してしまうため、お風呂上がり直後から肌が突っ張る原因になります。
クレンジングをすすぐときは、必ず洗面器に30度から32度程度の「ぬるま湯」を溜めて、両手で優しくすくうようにして洗い流しましょう。最初は物足りなく感じる温度かもしれませんが、この「ぬるま湯洗顔」を1週間続けるだけで、肌の水分量が安定してくるのを実感できるはずです。
クレンジング後の乾燥を防ぐ「1分以内の保湿」
お風呂でクレンジングと洗顔を終えた後は、時間との戦いです。浴室から出た瞬間から、肌の水分は急速に蒸発を始めます。
特に、お風呂上がりは体温が高くなっているため、蒸散スピードが非常に早いです。クレンジング後のまっさらな肌を放置すると、洗う前よりも乾燥した状態になってしまいます。
理想は、タオルで優しく顔を拭いたら、1分以内に導入美容液や化粧水をつけること。脱衣所にスキンケア一式を置いておき、服を着る前にまずは顔に潤いを与えるようにしましょう。
もし時間が取れない場合は、お風呂場から出る前に使えるミスト化粧水を顔全体に振りかけておくだけでも、その後の乾燥具合が全く変わります。
クレンジングのタイミングはお風呂のいつ?正しい順番と美肌を作る落とし方のコツのまとめ
クレンジングは毎日の義務になりがちですが、そのタイミングと順番を少し意識するだけで、高価な美容液に頼らなくても肌は変わっていきます。
今回のポイントを改めておさらいしましょう。
- クレンジングのベストタイミングは「お風呂の直前」
- 乾いた手と顔で使うのが、最も洗浄力を発揮できる
- お風呂では「髪→体→顔」の順番で洗い、すすぎ残しを防ぐ
- シャワーを直接顔に当てず、32度以下のぬるま湯で丁寧にすすぐ
- お風呂上がりは1分以内に保湿を開始する
「クレンジングのタイミングはお風呂のいつ?正しい順番と美肌を作る落とし方のコツ」を理解して実践することで、日々のメイク汚れをリセットし、トラブルの起きにくい健やかな肌を目指すことができます。
今日のお風呂タイムから、ぜひこのルーティンを取り入れてみてください。鏡を見るのが楽しみになるような、クリアで柔らかな肌への変化を実感できるはずです。

コメント