「顔の産毛を剃りたいけれど、専用のシェービングクリームを買うのは面倒。家にある乳液で代用してもいいのかな?」
そんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、乳液を使って顔剃りを行うことは可能です。むしろ、何もつけずに剃る「ドライシェービング」に比べれば、肌への負担を大幅に軽減できる賢い選択といえます。
しかし、やり方を間違えると肌トラブルの原因になったり、カミソリの刃を傷めてしまったりすることも。今回は、乳液を使った正しい顔剃りのテクニックから、注意点、そして健やかな肌を保つためのコツまで、余すことなくお届けします。
乳液を顔剃りに使うメリットと知っておきたいデメリット
まずは、なぜ乳液が顔剃りに適しているのか、その理由を整理してみましょう。
最大のメリットは、その「透明度」にあります。泡状のシェービングフォームとは違い、乳液は肌に塗っても下の状態が透けて見えます。「どこを剃っているか」「どこにニキビや凹凸があるか」を目視しながら進められるため、うっかり肌を傷つけるリスクを減らせるのです。
また、乳液には油分と水分がバランスよく含まれています。これが刃の滑りをスムーズにし、カミソリ負けを防ぐクッションの役割を果たしてくれます。さらに、剃りながら同時に保湿ケアができるのも、忙しい方にとっては嬉しいポイントですよね。
一方で、デメリットも存在します。乳液は粘り気があるため、剃り落とした産毛が刃の間に詰まりやすくなります。そのまま使い続けると切れ味が落ちるため、こまめに刃を掃除する手間がかかります。また、非常にリッチで油分の多い乳液の場合、滑りが良すぎて逆に深剃りがしにくくなることもあるので、使用感の調整が必要です。
失敗しない!乳液を使った正しい顔剃りの手順
「乳液を塗って、ただ剃るだけ」と思っていませんか?実は、事前の準備と後のケアが、仕上がりの透明感を左右します。プロも推奨する基本のステップをご紹介します。
1. 肌と毛を柔らかくする準備
いきなり剃り始めるのは禁物です。まずは洗顔をして、肌表面の汚れを落としましょう。その後、蒸しタオルを3分ほど顔に乗せるのがベスト。水分と熱で産毛を柔らかくし、毛穴を緩めることで、刃が引っかかりにくくなります。
2. 乳液を「厚め」に塗布する
ここでケチってはいけません。普段のスキンケアで使う量の2〜3倍を目安に、肌の表面に膜が1枚できるくらいの厚さで乳液を伸ばします。指が滑る感触をしっかり確認してください。
3. 毛流れに沿って優しく滑らせる
カミソリを持つ手は力を抜いて。基本は「上から下へ」です。毛の流れに逆らって剃る「逆剃り」は、角質を削りすぎてしまうため、セルフケアでは避けましょう。反対側の手で肌を軽く引っ張り、平らな面を作ると剃りやすくなります。
4. こまめに刃をすすぐ
2〜3回滑らせるごとに、洗面器に溜めた水や流水でカミソリをゆすぎましょう。乳液と毛が詰まったままだと、肌を傷つける原因になります。
5. ぬるま湯で優しく洗い流す
剃り終わったら、肌に残った乳液と毛を洗い流します。このとき、ゴシゴシ擦るのは絶対にNG。タオルで押さえるように水分を吸い取りましょう。
産毛を剃った後のアフターケアは「保湿」がすべて
顔剃りをした後の肌は、産毛と一緒に古い角質も取り除かれた、いわば「生まれたての卵」のような状態です。非常にデリケートで乾燥しやすいため、間髪入れずに保湿を行いましょう。
剃る時に使った乳液を洗い流した後は、まずは低刺激な化粧水で水分を補給します。その後、再度乳液やクリームを重ねて水分を閉じ込めます。
もし、剃った後にヒリつきを感じる場合は、抗炎症成分が含まれたスキンケアアイテムを選ぶのがおすすめです。例えば、肌荒れを防ぐ成分として知られるグリチルリチン酸2Kなどが配合されたものや、近年話題のシカ(ツボクサエキス)配合のアイテムが頼りになります。
また、顔剃り直後の肌は紫外線ダメージも受けやすいため、日中に剃った場合は必ず日焼け止めを塗るか、外出を控えるようにしましょう。理想は、肌のターンオーバーが活発になる就寝前のケアです。
顔剃りを快適にするためのアイテム選び
効率よく、かつ安全に顔剃りを行うためには、道具選びも重要です。乳液との相性が良いアイテムをいくつかピックアップしました。
まずは、肌への刺激を最小限に抑えるカミソリ選びから。
シック プレミア 敏感肌用 Lディスポこのようなセーフティガードが細かくついているタイプは、横滑りしても肌を切りにくく、セルフケア初心者の方にも安心です。
電動シェーバー派の方には、こちらが人気です。
パナソニック フェリエ フェイス用刃が直接肌に触れにくい構造になっており、乳液を薄く塗った状態でもスムーズに産毛をキャッチしてくれます。
そして、シェービングに使いやすい乳液。
ミノン アミノモイスト モイストチャージ ミルク キュレル 乳液これらは低刺激設計で、剃った後のデリケートな肌にも使いやすく、テクスチャーも滑らか。ドラッグストアで手軽に手に入るのも魅力ですね。
注意!こんな時は顔剃りを控えて
乳液を使えばどんな時でも安心、というわけではありません。以下のような状況では、肌へのダメージが深刻になる可能性があるため、顔剃りは控えましょう。
- ニキビや吹き出物がある時: 刃が触れることで炎症を悪化させたり、細菌を広げてしまったりする恐れがあります。
- 日焼け直後: 肌が軽い火傷を負っている状態です。少しの刺激でも大きなトラブルに繋がります。
- 生理前後や体調不良時: ホルモンバランスの影響で肌が敏感になっている時期は、普段使っている乳液でもヒリヒリすることがあります。
顔剃りの頻度は、肌のターンオーバーに合わせて「3週間から1ヶ月に1回」程度が理想的です。毎日剃ってしまうと、肌を守るために必要な角質まで剥がれ落ち、乾燥や肌荒れのスパイラルに陥ってしまいます。
乳液で顔剃りはOK?正しいやり方と注意点まとめ
いかがでしたでしょうか。専用のクリームがなくても、乳液を正しく活用すれば、自宅で簡単にツルツルの透明肌を手に入れることができます。
ポイントは「たっぷり塗ること」「毛流れに沿って優しく剃ること」「直後の保湿を徹底すること」の3点です。
「最近メイクのノリが悪いな」「顔色がくすんで見えるな」と感じたら、それは産毛のせいかもしれません。お手持ちの乳液を使って、自分へのご褒美タイムとして優しくケアしてみてください。
正しい知識を持って乳液で顔剃りを行えば、翌朝の鏡を見るのがきっと楽しみになるはずです。

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