「クレンジングって、結局1日に何回やるのが肌にいいの?」
スキンケアに力を入れ始めると、必ずと言っていいほどぶつかるのがこの疑問ですよね。メイクを落とす夜はもちろんだけど、朝のベタつきも気になるし、かといって洗いすぎて乾燥するのも怖い……。
実は、クレンジングの回数には「これさえ守れば全員OK」という絶対の正解はありません。あなたの肌質や、その日のメイクの濃さ、さらには季節によってもベストな回数は変わってくるんです。
今回は、クレンジングを1日何回行うべきか迷っているあなたへ、美肌を守るための正しい頻度と、朝晩2回行うメリット・デメリットを徹底的に掘り下げていきます。
そもそもクレンジングの役割って何?
「クレンジング」と「洗顔」。この2つの違いを正しく理解することが、回数を決める第一歩になります。
- クレンジングの役割油性の汚れを落とすのが専門です。ファンデーションや口紅などのメイク、日焼け止め、そして毛穴に詰まった酸化した皮脂(角栓の元)などは、油の力を使わないとなかなか落ちません。
- 洗顔の役割水性の汚れを落とすのが専門です。汗、ホコリ、古い角質、そしてクレンジング剤の残りなどを洗い流します。
つまり、クレンジングを1日何回行うかという議論は、「自分の顔にどれだけ油性の汚れが溜まっているか」を考えることと同義なんです。
基本は「1日1回、夜だけ」が推奨される理由
結論からお伝えすると、日本の多くの美容家や皮膚科医が推奨しているのは「1日1回、夜のみ」のクレンジングです。
なぜ、1日何度もやってはいけないのでしょうか?
それは、クレンジング剤に含まれる「界面活性剤」という成分に理由があります。メイクを浮かせて落とすために必要な成分ですが、使いすぎると肌のバリア機能を支えている「セラミド」などの大切な脂質まで一緒に洗い流してしまうんです。
- 洗いすぎによる「インナードライ」の恐怖1日2回、3回とクレンジングを繰り返すと、肌は「油分が足りない!」と勘違いして、守ろうとして余計に皮脂を出してしまいます。表面はテカテカなのに内側はカサカサという、厄介なインナードライ肌を招く原因になりかねません。
- 摩擦ダメージの蓄積クレンジングの回数が増えるということは、それだけ肌を指で触る、あるいはコットンで拭き取る回数が増えるということです。この物理的な刺激が、将来のシミやシワ、たるみの引き金になることも。
だからこそ、基本のルールは「夜にその日の汚れを一度でリセットする」こと。これが美肌への最短ルートになります。
「朝クレンジング」を取り入れるメリットと注意点
基本は夜1回ですが、最近では「朝もクレンジングをすべき」という声も聞かれますよね。実際に、朝クレンジングを取り入れることで肌調子が上がる人もいます。
朝クレンジングのメリット
寝ている間にも、私たちの肌からは皮脂が分泌されています。この皮脂が寝具のホコリや前夜のスキンケアの残りと混ざり合い、空気に触れて「酸化」します。酸化した皮脂は、いわば「錆びた油」。これは普通の洗顔料では落ちにくいことがあります。
- 化粧ノリが劇的に良くなる余分な角栓や酸化皮脂が朝のうちにリセットされると、ファンデーションの密着度が上がります。
- くすみが抜けて透明感が出る古い油分が取り除かれることで、顔色が一段明るく見えるようになります。
朝クレンジングをすべき人・すべきでない人
朝クレンジングが向いているのは、以下のようなタイプの方です。
- 脂性肌(オイリー肌)で、朝起きると顔がヌルついている方
- 毛穴の黒ずみや角栓が目立ちやすい方
- 夜に油分の多いクリームやオイルをたっぷり塗って寝る方
逆に、以下の方は避けたほうが無難です。
- 乾燥肌、または敏感肌の方
- 朝起きた時に肌がツッパリを感じる方
- 洗顔後にすぐ保湿しないと肌が痛くなる方
もし朝クレンジングを試すなら、夜に使っている強力なオイルタイプではなく、洗浄力の穏やかなミルクタイプやジェルタイプを選ぶのがコツです。あるいは、カウブランド 無添加メイク落としミルクのような、肌への優しさを優先したアイテムを朝専用にするのも賢い選択ですね。
ノーメイクや日焼け止めだけの日はどうする?
「今日は一歩も外に出なかったし、メイクもしていない。それでもクレンジングは必要?」
この悩みも多いですよね。
判断基準はズバリ、「何を肌に塗ったか」です。
- 日焼け止めを塗った場合ウォータープルーフタイプや「石鹸で落ちる」という記載がない日焼け止めを使ったなら、クレンジングは必須です。日焼け止めの成分は肌に密着するように作られているため、洗顔料だけでは毛穴に残ってしまい、ニキビや肌荒れの原因になります。
- 完全なすっぴんの場合基本的にはクレンジング不要です。ぬるま湯と洗顔料だけで十分。ただし、料理で油をたくさん使った、大掃除をしてホコリを浴びたという日は、優しくクレンジングしてあげると肌が喜びます。
もし日焼け止めだけの日でも、「クレンジングを使うと肌が乾燥しそうで怖い」と感じるなら、キュレル ジェルメイク落としのような、乾燥性敏感肌向けに作られた低刺激なものを選んでみてください。
肌質別・ベストなクレンジング頻度の提案
あなたの肌質に合わせて、理想的な「クレンジング回数」のスケジュールを整理してみましょう。
脂性肌(オイリー肌)の方
- 頻度: 1日1〜2回
- アドバイス: 基本は夜1回でOKですが、夏場やTゾーンのテカリがひどい時は、朝に「部分的なクレンジング」を取り入れるのがおすすめ。鼻やあごだけをクレンジングして、頬などの乾燥しやすい部分は洗顔料のみにする工夫を。
乾燥肌の方
- 頻度: 1日1回(夜のみ)
- アドバイス: 朝のクレンジングは基本的に不要です。むしろ、朝は洗顔料すら使わず、ぬるま湯だけで洗う「ぬるま湯洗顔」が合うことも。夜のクレンジングも、脱脂力の強すぎないバームやクリームタイプを選びましょう。
混合肌の方
- 頻度: 1日1回(夜のみ、たまに朝)
- アドバイス: 季節によって調整が必要です。湿度の高い夏は朝クレンジングを週2回ほど取り入れ、乾燥する冬は夜1回に絞るなど、肌の声を聴きながら変えていきましょう。
失敗しないクレンジングのやり方:5つの鉄則
回数と同じくらい大切なのが、その「やり方」です。1日1回のクレンジングであっても、やり方が悪いと1日3回分くらいのダメージを肌に与えてしまいます。
- まずは手を洗う汚れた手でクレンジングを始めると、洗浄力が落ちるだけでなく、雑菌を顔に広げることになります。
- 乾いた手と顔で使う「お風呂で使える」と書いてあっても、基本的には乾いた状態の方がメイク落としの効率は良いです。水分が混ざると洗浄力が分散してしまいます。
- 時間は1分以内クレンジング剤を肌に乗せている時間は、短ければ短いほどいいです。30秒から長くても1分。それ以上時間をかけると、汚れを肌に再付着させる「再汚染」が起きてしまいます。
- ぬるま湯(32〜34度)ですすぐ熱いお湯は肌の油分を奪いすぎ、冷たすぎる水は油分を固めてしまいます。触れた時に「ちょっと冷たいかな?」と感じる程度のぬるま湯がベストです。
- 乳化を忘れずにオイルやバームを使っている場合、すすぐ前に少量の水をなじませて、オイルが白く濁る「乳化」をさせてください。これをやるだけで、すすぎ残しが激減します。
おすすめのクレンジングアイテム
自分の肌に合ったものを使うことが、頻度の悩みを解決する近道です。
- しっかりメイク派ならファンケル マイルドクレンジングオイル定番中の定番ですが、こすらずにするんと落ちるため、摩擦ダメージを最小限に抑えられます。
- 毛穴ケアも重視したいならDUO ザ クレンジングバーム朝クレンジングを部分的に取り入れたい時にも、バームタイプは肌に密着して汚れを絡め取ってくれるので優秀です。
- 乾燥が気になる朝やノーメイク日ならミノン アミノモイスト ジェルクレンジング肌のバリア機能を守りながら、優しく汚れを浮かせることができます。
まとめ:クレンジングは1日何回が正解?朝晩2回のメリットと美肌を守る正しい頻度
クレンジングの回数について、いろいろな角度からお話ししてきました。
最後にもう一度まとめると、「基本は1日1回(夜)」。これが、肌のバリア機能を守りながら美肌をキープするための黄金ルールです。
もし、あなたが「朝のベタつきがどうしても気になる」「毛穴の黒ずみを早くなんとかしたい」と感じているなら、週に1〜2回、あるいは気になる部分だけに限定して**「朝クレンジング」**を取り入れてみてください。
肌は毎日変化しています。昨日は1日1回で十分だった肌も、今日は少し脂っぽいかもしれません。「何回やるか」という数字に縛られるのではなく、鏡を見て、自分の肌に触れて、「今の肌にクレンジングが必要かな?」と問いかける習慣をつけてみましょう。
正しい頻度と正しい方法を身につければ、肌は必ず応えてくれます。今日からのクレンジング習慣を少しだけ見直して、トラブル知らずの透明感あふれる肌を目指していきましょう!

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