「メイクを落とすのと顔を洗うの、結局どっちを先にすればいいの?」
「ダブル洗顔不要って書いてあるけど、本当に洗顔しなくて大丈夫?」
毎日当たり前のように行っているクレンジングと洗顔ですが、実はその「順番」や「やり方」ひとつで、肌のコンディションは劇的に変わります。よかれと思ってやっていることが、実は肌トラブルを招いているかもしれません。
せっかく高級な化粧水や美容液を使っていても、土台となる「落とすケア」が正しくなければ、成分は十分に浸透してくれません。
今回は、クレンジングと洗顔の正しい順番から、お風呂での効率的なルーティン、そして朝晩の正しいスキンケア習慣まで、今日からすぐに実践できる知識を分かりやすくお届けします。
なぜ順番が大事?クレンジングと洗顔の役割の違い
まずは、なぜ「順番」にこだわる必要があるのか、その理由を整理しましょう。結論から言うと、クレンジングと洗顔では「落とすべき汚れ」の種類がまったく違うからです。
クレンジングの役割は、主に「油性の汚れ」を浮かせることです。
- ファンデーションや口紅などのメイク汚れ
- 日焼け止め
- 毛穴に詰まった角栓や古い皮脂
一方で、洗顔の役割は「水性の汚れ」を洗い流すことです。
- 汗やほこり
- 古い角質
- そして、肌に残った「クレンジング剤」の残りと浮いた汚れ
基本の順番が「クレンジング→洗顔」なのは、油分を含んだクレンジング剤そのものを、最後に洗顔料できれいに取り除く必要があるからです。このステップを逆にしたり、片方を雑にしたりすると、汚れが肌に残り、ニキビや毛穴の黒ずみの原因になってしまいます。
お風呂での黄金ルーティン!シャンプーとの順番が鍵
「お風呂に入ったときに全部まとめて済ませたい」という方は多いですよね。でも、お風呂場で洗う順番を間違えると、せっかくきれいにした肌にシャンプーの成分が残ってしまうことがあります。
肌荒れを防ぐための、お風呂での理想的な順番は以下の通りです。
- クレンジング(お風呂場に入る前、または入ってすぐ)多くのクレンジング剤は、水分が混ざると洗浄力が落ちてしまいます。顔や手が濡れる前に、まずはクレンジングでメイクを浮かせましょう。
- シャンプー・トリートメント次に髪を洗います。実はここが重要です。トリートメントなどの油分が顔のフェイスラインや背中に残ると、肌トラブルの原因になります。
- 洗顔最後に洗顔を行います。髪を流した後に顔を洗うことで、万が一肌に付着してしまったシャンプーやトリートメントの成分も、残さずきれいに洗い流すことができます。
この「最後に洗顔」というルールを守るだけで、原因不明のフェイスラインのニキビが改善することもあります。ぜひ今日から意識してみてください。
「ダブル洗顔不要」は信じていい?メリットと注意点
最近増えている「ダブル洗顔不要」のクレンジング。クレンジングオイルやバームなど、さまざまなタイプが登場していますよね。これらは、一度で油性・水性両方の汚れを落とせるように設計されています。
ダブル洗顔不要のメリット
- 肌をこする回数が減るので、摩擦ダメージを抑えられる
- 時短になるので忙しい夜に助かる
- 肌に必要な皮脂を残しやすく、乾燥を防げる
ただし、注意点もあります。「今日はしっかりフルメイクをした」という日は、ダブル洗顔不要タイプであっても、細かい部分に汚れが残ってしまうことがあります。
もし洗い上がりにヌルつきを感じたり、小鼻の脇にファンデーションが残っているようなら、迷わず少量の洗顔料で「ちょい足し洗顔」をしてください。自分の肌の状態やメイクの濃さに合わせて柔軟に使い分けるのが、賢いスキンケアです。
朝のスキンケアにクレンジングは必要?
「夜はメイクを落とすからクレンジングをするけれど、朝はどうなの?」という疑問を抱く方も多いでしょう。
基本的には、朝は洗顔料だけで十分です。寝ている間に分泌された汗や、付着したホコリは水性の汚れなので、洗顔料でスッキリ落ちます。
しかし、以下のような場合は「朝クレンジング」が有効なこともあります。
- 脂性肌で、朝起きると小鼻のテカリや角栓が気になる
- 夜に油分の多いこってりとしたナイトクリームをたっぷり塗った
- 毛穴の黒ずみを重点的にケアしたい
このような時は、Tゾーンなどの気になる部分だけ低刺激なクレンジングを使うのも一つの手です。ただし、やりすぎは乾燥を招くので、自分の肌が「突っ張っていないか」を基準に判断してくださいね。
これだけは避けて!肌を傷めるNG習慣
順番が正しくても、やり方が間違っていると肌は悲鳴をあげてしまいます。よくあるNG例をチェックしてみましょう。
1. シャワーを直接顔に当てる
お風呂でやりがちですが、シャワーの勢いは顔の皮膚にとっては強すぎます。たるみや乾燥を加速させる原因になるので、必ずぬるま湯を手ですくって優しくすすいでください。
2. 40度以上の熱いお湯で洗う
熱いお湯は肌に必要な保湿成分まで溶かし出してしまいます。理想は30〜32度くらいの「ちょっと冷たいかな?」と感じる程度のぬるま湯です。
3. クレンジング時間を長くかけすぎる
「しっかり落としたいから」と何分もくるくるマッサージするのは厳禁です。クレンジング剤が肌に乗っている時間は、長くても1分程度を目安にしましょう。時間が長すぎると、一度浮き上がった汚れが再び毛穴に入り込んでしまいます。
汚れを落とす魔法のステップ「乳化」を知っていますか?
クレンジングを成功させる最大のコツは、実は「順番」よりも「乳化(にゅうか)」にあります。特にオイルタイプやバームタイプのクレンジングを使っている方は必須の工程です。
やり方は簡単。
メイクとクレンジング剤が馴染んだら、すすぐ前に少量の水を手に取り、顔全体を軽く撫でます。すると、透明だったオイルが白く濁ります。これが「乳化」です。
乳化させることで、オイルが水に馴染みやすい状態に変化し、肌をこすらずにスッキリと汚れを洗い流せるようになります。このひと手間を惜しまないだけで、洗い上がりのヌルつきがなくなり、毛穴の汚れ落ちが劇的に良くなりますよ。
肌質に合わせたアイテム選びのヒント
自分の肌に合ったものを選ぶことも、正しい順番と同じくらい大切です。
- しっかりメイク・脂性肌の方クレンジングオイルがおすすめ。洗浄力が高く、毛穴の詰まりもスッキリ落とせます。
- 乾燥肌・敏感肌の方クレンジングミルクやクレンジングクリームが適しています。肌のうるおいを守りながら穏やかに汚れを落とします。
- ナチュラルメイク・時短重視の方クレンジングジェルやダブル洗顔不要タイプが使いやすいでしょう。
アイテムを変えるだけで、今までの悩みが嘘のように解決することもあります。季節や肌の調子に合わせて、クレンジングを数種類用意しておくのもプロっぽいケアですね。
クレンジングと洗顔の順番はどっちが先?正しいやり方と朝晩の正しいスキンケア習慣のまとめ
スキンケアの基本である「落とす工程」について詳しく見てきましたが、いかがでしたか?
大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 基本の順番は「クレンジング→洗顔」。油性の汚れを落としてから、水性の汚れと残ったクレンジング剤を流す。
- お風呂では「クレンジング→髪を洗う→最後に洗顔」が肌荒れを防ぐ黄金順。
- 「乳化」のステップを挟むことで、洗浄力を最大限に引き出し肌への負担を減らす。
- 朝は基本洗顔のみでOK。肌の状態に合わせて部分的なクレンジングを取り入れる。
毎日のクレンジングと洗顔の順番を正しく守ることは、5年後、10年後のあなたの肌への投資になります。今日からご紹介したルーティンを取り入れて、トラブル知らずの透明感あふれる素肌を目指しましょう。
まずは今日のお風呂上がり、フェイスラインまでしっかりすすげているか、鏡の前でチェックすることから始めてみてくださいね。

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