鏡を見るたびに「なんだか顔が赤いな……」とため息をついていませんか?
ヒリヒリとした痛みがあったり、ブツブツとしたニキビと一緒に赤みが広がっていたり。あるいは、洗顔直後からずっと顔が火照ったように赤いという方もいるでしょう。
肌の赤みは、体からの「炎症が起きているよ!」というサインです。これを放置したり、間違ったセルフケアでこじらせてしまうと、慢性的な赤ら顔になってしまうこともあります。
今回は、肌荒れによる赤みの正体を突き止め、今日から実践できる正しいケア方法を詳しくお伝えします。
なぜ肌が赤くなる?知っておきたい「赤み」の正体
そもそも、なぜ私たちの肌は赤くなってしまうのでしょうか。まずはその原因を正しく理解しましょう。原因がわかれば、自ずと対処法も見えてきます。
バリア機能の崩壊による「炎症」
肌の表面にある角質層には、外からの刺激(乾燥、花粉、摩擦など)から肌を守る「バリア機能」が備わっています。しかし、寝不足やストレス、過剰な洗顔などでこのバリアが壊れると、肌内部で炎症が起きます。
この炎症を鎮めようと血液が集まってくるため、肌が赤く見えるのです。
毛細血管の拡張(赤ら顔)
炎症が長引いたり、急激な温度変化にさらされ続けたりすると、皮膚のすぐ下を通る毛細血管が広がったまま戻らなくなります。これが「赤ら顔」と呼ばれる状態です。特に皮膚が薄い頬や鼻周りに目立ちやすいのが特徴です。
ニキビ跡の停滞
ニキビ自体は治ったのに、その部分だけ赤みが残っている場合、それは組織がダメージを修復しようと血管を増やしている状態です。これを無理に潰したり、刺激の強いスキンケアを続けたりすると、赤みが消えにくくなります。
避けるべき「良かれと思ってやっている」NG習慣
赤みを治そうと必死になるあまり、実は逆効果なことをしていませんか?まずは「やめること」から始めましょう。
1. 何種類もの美容液を塗り重ねる
「赤みに効く」と聞いた美容液を何本も使っていませんか?肌が過敏になっているときは、成分の種類が多いほど刺激になるリスクが高まります。赤みが強い時期は、多機能なケアよりも「守り」のケアに徹しましょう。
2. 熱いお湯での洗顔
40℃近いお湯で顔を洗うのは厳禁です。熱すぎるお湯は必要な皮脂を根こそぎ奪い、さらに血管を拡張させて赤みを増幅させます。洗顔は必ず「ぬるま湯(32℃〜34℃程度)」で行いましょう。
3. スクラブやピーリングの多用
肌をツルツルにしたい気持ちはわかりますが、赤みがある肌はすでに「傷ついている」状態です。そこに研磨剤や酸を入れるのは、傷口に塩を塗るようなもの。赤みが引くまでは一旦お休みしてください。
赤みを鎮静させる!正しいスキンケアの3ステップ
肌荒れの赤みをケアするために最も大切なのは「摩擦を減らすこと」と「鎮静成分を届けること」です。
ステップ1:洗顔は「泡」で包み込む
洗顔料をしっかり泡立て、手と顔が直接触れないように泡をクッションにして洗いましょう。
おすすめは、抗炎症成分が含まれた低刺激な洗顔料です。
デリケートな肌には、キュレル 潤浸保湿 泡洗顔料のような、バリア機能を守りながら洗えるタイプが適しています。
ステップ2:鎮静・保湿成分を補給する
化粧水は、赤みを抑える有効成分が入ったものを選びましょう。
- グリチルリチン酸2K: 炎症を抑える代表的な成分。
- セラミド: 肌のバリア機能を補修し、赤みが出にくい土台を作ります。
- シカ(ツボクサエキス): 近年人気の鎮静成分です。
特に乾燥がひどく、赤みが全体に広がっている場合は、ミノン アミノモイスト チャージローションのように、アミノ酸配合で肌に優しい処方のものを選んでみてください。
ステップ3:保護(フタをする)
最後は乳液やクリームで、補給した水分が逃げないようにフタをします。
「ベタつきがニキビになりそう」とクリームを避ける方もいますが、乾燥もまた赤みの原因になります。
サラッとした使い心地で、かつ消炎作用のあるdプログラム モイストケア エマルジョンなど、敏感肌向けのラインを活用するのが近道です。
症状別:赤みを早く引かせるためのプラスアルファ
あなたの赤みのタイプに合わせて、さらに踏み込んだケアを取り入れましょう。
鼻の周りや眉間の赤みが気になるなら
これは皮脂の酸化による炎症の可能性があります。
油分の多いクリームを塗りすぎるのは控え、ビタミンC誘導体配合のアイテムを取り入れてみましょう。
メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液は、ニキビ予防と赤みケアの両方にアプローチできる定番アイテムです。
頬の広い範囲が常に赤いなら
「守り」に特化したバームが役立ちます。
特に外気に触れるだけでピリピリするような時は、不純物の少ないサンホワイト P-1(ワセリン)を薄く伸ばして、物理的に肌を保護するのも一つの手です。
内側から赤みを抑える生活習慣のルール
外側からのケアと同じくらい重要なのが、体の内側のコンディションです。
食べ物と飲み物
血管を拡張させる食べ物は、赤みを悪化させます。
- NG: 激辛料理、アルコール、過度なカフェイン。
- OK: ビタミンB2(レバー、納豆)、ビタミンB6(カツオ、バナナ)。これらは皮膚の再生を助けます。
睡眠の質
「何時間寝るか」よりも「最初の90分」に深く眠れるかが鍵です。
寝る直前のスマホは交感神経を優位にし、肌の修復を妨げます。
寝室を暗くし、リラックスした状態で眠りにつくことで、成長ホルモンがしっかり分泌され、炎症の修復が早まります。
紫外線対策は「赤みケア」の必須条件
意外と見落としがちなのが紫外線です。
赤みがある肌は、通常の肌よりも紫外線のダメージを受けやすくなっています。紫外線を浴びると炎症がさらに悪化し、赤みが定着してしまうことも。
毎日必ず日焼け止めを塗りましょう。
ただし、刺激の強いタイプは避けてください。
「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」のノブ UVミルクEXなどは、石鹸で落とせて肌への負担が少ないため、赤み肌の強い味方になります。
医療機関を受診する目安
セルフケアを2週間続けても全く改善が見られない、あるいは以下のような症状がある場合は、早めに皮膚科を受診してください。
- 膿を持つような大きなニキビが併発している。
- 激しいかゆみや痛みがある。
- 顔全体の赤みがどんどん強くなっている。
皮膚科では、炎症を抑える外用薬や、毛細血管の拡張を抑える処置など、専門的な治療を受けることができます。
まとめ:肌荒れの赤みを抑える方法は?原因別の対策と正しいスキンケア選びを専門視点で解説
肌荒れの赤みは、すぐには消えないかもしれません。
しかし、原因を理解し、刺激を最小限に抑える「引き算のケア」を続けることで、肌は必ず応えてくれます。
大切なのは、焦っていろいろなものを塗りすぎないこと。
まずは、自分の肌が何を嫌がっているのかを観察し、優しい洗顔とシンプルな保湿、そして徹底した紫外線対策から始めてみてください。
あなたの肌が本来の落ち着きを取り戻し、鏡を見るのが楽しみになる日が来ることを願っています。
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次回の記事では、赤みを上手に隠すための「肌に優しいコントロールカラー」の選び方についてもご紹介します。お楽しみに!

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