「敏感肌の救世主」として有名なアベンヌ ウォーター。ドラッグストアでもお馴染みですし、低刺激なスキンケアの代名詞ですよね。でも、いざ使い始めてみたら「なんだか肌がピリピリする」「前より乾燥して肌荒れした気がする……」と戸惑っている方も少なくありません。
実は、アベンヌ ウォーターは「ただのスプレー化粧水」として無造作に使うと、かえって肌の水分を奪ってしまう落とし穴があるんです。
この記事では、アベンヌ ウォーターを使って肌荒れを感じてしまう理由や、本来の鎮静効果を最大限に引き出すための正しい活用術について、詳しくお話ししていきます。今のケアを見直して、健やかな素肌を取り戻しましょう。
なぜ「アベンヌ ウォーターで肌荒れ」が起きるのか?
アベンヌ ウォーターの成分は、南フランスの山々に降り注いだ雨が地層を50年以上かけて通ることで生まれた、100%の温泉水です。余計な防腐剤や香料は一切含まれていません。それなのに、なぜ肌荒れが起きてしまうのでしょうか。
最大の原因は「過乾燥(かしそう)」
最も多い原因は、スプレーした後の「放置」です。肌に水分を補給したつもりでも、そのままにしておくと表面の水滴が蒸発します。このとき、もともと肌の内部にあった水分まで一緒に連れて蒸発してしまう「気化熱」の現象が起きます。
お風呂上がりに何もつけずにいると、入浴前より乾燥するのと理屈は同じ。特にアベンヌ ウォーターのような油分を一切含まないアイテムは、蒸発するスピードが非常に早いため、結果として「塗る前よりカサカサになる」という事態を招いてしまいます。
ミネラルバランスが今の肌に合っていない
アベンヌの温泉水は、カルシウムとマグネシウムの比率が「2:1」という、肌にとって理想的なバランスで構成されています。しかし、極度にバリア機能が壊れている時期の肌にとっては、この天然のミネラル成分さえもが「刺激」として認識されてしまうことがあります。
特に、季節の変わり目やストレスで肌が敏感になりすぎている時は、ミネラルが結晶化して肌に残ることで、わずかなチクチク感や赤みを感じるケースがあるのです。
スプレーの仕方が肌に負担をかけている
意外と盲点なのが、使い方の癖です。使用前にボトルを振っていませんか? 炭酸飲料のように振ってしまうと、中の窒素ガスだけが先に出てしまい、ミストの粒子が粗くなってしまいます。
粗くなった水滴は肌に馴染みにくく、また勢いよく顔に吹き付けすぎることで、物理的な刺激として肌荒れを悪化させている可能性も考えられます。
温泉水100%の真のメリットとは?
「肌荒れするなら使わない方がいいの?」と思ってしまうかもしれませんが、それはもったいない話。アベンヌ ウォーターには、他の化粧水にはない特別な力が秘められているからです。
独自の「アクア・ドロミアイエ」による鎮静
近年の研究で、アベンヌの源泉には「アクア・ドロミアイエ」という独自の微生物が存在していることが分かりました。この微生物が生み出す成分が、肌の炎症を抑え、かゆみを鎮めるサポートをしてくれます。
単なる「綺麗な水」ではなく、肌のほてりを鎮め、コンディションを整える「整肌成分」がしっかり含まれているのが、アベンヌ ウォーターの強みです。
バリア機能をサポートする低ミネラル
アベンヌは温泉水の中でも、ミネラル含有量が比較的少ない「低ミネラル」に分類されます。重たすぎない成分構成だからこそ、肌への馴染みがよく、次に使うスキンケアの浸透を助けるプレ化粧水として非常に優秀なのです。
肌荒れを防ぐための「正しい5ステップ」
アベンヌ ウォーターで肌を整えるためには、独自のルールを守る必要があります。今日から実践できる、肌を労わるステップを確認していきましょう。
- ボトルは絶対に振らない使用する時は、缶を立てた状態で持ちます。振ると最後まで使い切れなくなるだけでなく、ミストの質が落ちてしまいます。
- 20cmほど離して円を描くように顔からしっかり距離をとりましょう。霧を浴びるような感覚で、顔全体にふんわりとスプレーします。
- 「3秒以内」にハンドプレス肌にミストがついたら、清潔な手のひらで優しく包み込むように押さえます。この「馴染ませる」工程を抜かすと、水分が逃げてしまいます。
- 余分な水分はティッシュオフ肌の表面に水滴が残っていると、それが乾く時に乾燥を招きます。馴染みきらなかった水分は、ティッシュで軽く吸い取りましょう。
- 即座に油分で「蓋」をするここが最も重要です。アベンヌ ウォーターはあくまで水分。すぐに乳液やクリーム、あるいはワセリンなどを重ねて、水分が蒸発しないように閉じ込めてください。
肌の状態に合わせた活用バリエーション
基本の使い方以外にも、肌荒れが気になる時に試してほしいテクニックがあります。
炎症がひどい時の「アベンヌパック」
顔が赤くほてっている時や、日焼け後のケアにはコットンパックがおすすめです。大判のコットンにアベンヌ ウォーターをたっぷり染み込ませ、気になる部分に3分ほど乗せます。
この時、コットンが乾ききる前に必ず外すのが鉄則。冷たい水によるアイシング効果と、温泉水の鎮静成分が相まって、トラブルを素早く落ち着かせてくれます。
お風呂上がりの「10秒以内」プレケア
お風呂から上がった直後は、肌の水分が最も奪われやすい魔の時間です。着替えや髪を乾かす前に、まずはシュッと一吹き。とりあえずの潤いを補給しておくことで、本格的なスキンケアまでの乾燥を防ぐ「繋ぎ」として役立ちます。
メイク直しでの潤い補給
日中、肌の乾燥からくる皮脂浮きが気になる時にも便利です。余分な皮脂を軽く抑えた後にスプレーし、ハンドプレスしてからファンデーションを重ねると、粉吹きを抑えて自然なツヤが復活します。
それでも肌に合わないと感じたら
どれだけ正しい使い方をしても、違和感が消えない場合があります。そんな時は、無理に使い続けない勇気も必要です。
一時的に使用をストップするサイン
- スプレーした直後に強い痛みや痒みがある。
- 使用後に細かい湿疹が出た。
- クリームで蓋をしても、皮剥けが改善しない。
肌のバリア機能が極限まで低下している時は、たとえ温泉水であっても「水そのもの」が刺激になることがあります。その場合は一旦アベンヌ ウォーターの使用を控え、皮膚科を受診するか、ワセリンなどの「守り」に特化したケアへ切り替えましょう。
併用するアイテムを見直す
アベンヌ ウォーターの後に使う乳液やクリームに、刺激の強い成分(高濃度のビタミンCやレチノールなど)が含まれていませんか? 温泉水が肌の通り道を整えることで、その後の刺激成分がいつも以上に浸透しすぎてしまい、肌荒れを誘発しているケースもあります。
肌がゆらいでいる時は、同じシリーズのアベンヌ トリクセラNT フルイドクリームなど、低刺激処方のアイテムとライン使いするのも一つの手です。
結論:アベンヌ ウォーターで肌荒れを卒業して、健やかな肌へ
アベンヌ ウォーターは、正しく使えばこれほど心強い味方はありません。肌荒れの原因の多くは、成分そのものではなく「蒸発による乾燥」や「使い方の誤り」にあります。
- 振らずにスプレーする
- ハンドプレスで馴染ませる
- 必ず油分で蓋をする
この3点を守るだけで、これまで感じていたピリつきや乾燥は驚くほど軽減されるはずです。
フランスの皮膚科学から生まれた自然の恵みを、あなたの肌で正しく受け止めてあげてください。丁寧なステップを繰り返すことで、きっとダメージに負けない、しなやかで透明感のある素肌が戻ってきます。
今日からのスキンケアで、アベンヌ ウォーター 肌荒れの悩みから卒業し、本来の「鎮静の力」を味方につけていきましょう。

コメント