「朝のメイク時間を短縮したいけれど、手抜きには見せたくない」
「BBクリーム1本で本当に綺麗になれるの?」
そんな悩みを抱える方に支持されているのが、1本で何役もこなす多機能コスメ、BBクリームです。しかし、いざ使ってみると「塗る順番がよくわからない」「時間が経つとドロドロに崩れる」「厚塗り感が出てしまう」といった壁にぶつかることも少なくありません。
実は、BBクリームの仕上がりを左右するのは、製品の質以上に「塗る順番」と「前後の仕込み」にあります。
この記事では、BBクリームのポテンシャルを最大限に引き出し、夕方まで崩れない美肌をキープするための正しい順番と、日焼け止め・下地・パウダーとの賢い組み合わせ術を詳しく解説します。
BBクリームの基本的な役割とメリットをおさらい
BBクリームの「BB」とは「Blemish Balm(ブレミッシュ・バルム)」の略。もともとはピーリングなどの施術後の肌を保護し、赤みをカバーするためにドイツで開発された医療用の軟膏がルーツです。
そのため、現在のBBクリームも単なるファンデーションではなく、以下の機能をギュッと凝縮しているのが特徴です。
- 美容液・保湿クリーム
- 日焼け止め
- 化粧下地
- コンシーラー・ファンデーション
1本でベースメイクが完結するため、忙しい朝の時短になるのはもちろん、肌への摩擦回数を減らせるという大きなメリットがあります。最近ではドクターシーラボ BBクリームのように、高いエイジングケア成分を配合した美容液に近いタイプも人気を集めています。
迷わない!BBクリームを塗る正しい順番
BBクリームを塗るタイミングは、結論から言うと「スキンケアの直後」が基本です。洗顔から仕上げまでのステップを整理してみましょう。
- 洗顔・スキンケア(最重要)まずは洗顔で余分な皮脂を落とし、化粧水や乳液で肌を整えます。ここでの保湿が不十分だと、BBクリームが乾燥してひび割れたり、逆に油分過多でヨレたりする原因になります。
- (必要に応じて)日焼け止め・化粧下地「1本でOK」と言いつつも、状況によってはこれらを先に仕込むことで仕上がりが劇的に良くなります。
- BBクリームここでメインの登場です。顔の中心から外側に向かって伸ばしていきます。
- コンシーラーBBクリームだけで隠しきれなかった頑固なクマやシミには、ピンポイントでコンシーラーを重ねます。
- フェイスパウダー(お粉)最後にパウダーで蓋をすることで、メイクの持ちが格段にアップします。
この流れを意識するだけで、自己流で塗っていた時よりも格段に「もともと肌が綺麗な人」のようなナチュラルな仕上がりが手に入ります。
日焼け止めや化粧下地は本当に必要?
「BBクリームにUVカット機能がついているのに、日焼け止めを重ねる必要はあるの?」という質問は非常に多いです。ここでは、併用すべきかどうかの判断基準をお伝えします。
日焼け止めを先に塗るべきケース
BBクリームにはSPF/PA値が記載されていますが、これはあくまで「規定量を塗った場合」の数値です。肌をナチュラルに見せようと薄く伸ばしすぎてしまうと、日焼け止め効果は大幅にダウンしてしまいます。
特に夏場のレジャーや、屋外にいる時間が長い日は、無色のラ ロッシュ ポゼ 日焼け止めなどの日焼け止めを先に塗っておくのが安心です。「日焼け止めで防御し、BBクリームで色を整える」という役割分担が、未来のシミを作らないコツです。
化粧下地を併用するメリット
多くのBBクリームには下地機能が含まれていますが、特定の悩みがある場合は専用の下地をプラスすると完成度が上がります。
- テカリが気になる方: Tゾーンだけ皮脂崩れ防止下地を仕込む。
- 毛穴の凹凸が目立つ方: 毛穴専用のポアプライマーを先に塗る。
- くすみが気になる方: ピンクやパープルのコントロールカラーを薄く仕込む。
すべてを重ねる必要はありません。「今日は崩したくない」「今日は写真を撮るから綺麗に見せたい」といった目的に合わせて、パーツ使いするのが賢い方法です。
プロが教える!崩れない・浮かさない塗り方のコツ
順番を守っていても、塗り方が雑だと「塗った感」が出てしまいます。ここでは、誰でも簡単にできるプロ級のテクニックを紹介します。
1. スキンケアの「浸透待ち」をする
化粧水や乳液を塗ってすぐにBBクリームをのせるのはNGです。水分が肌表面に残っている状態で塗ると、クリームが滑って密着しません。スキンケア後は1〜2分置くか、時間がない時はティッシュを1枚顔に乗せて、手のひらで軽く押さえる「ティッシュオフ」を取り入れてみてください。これだけで密着力が変わります。
2. 「5点置き」からの「トントン塗り」
BBクリームを手の甲にパール1粒分出し、両頬・おでこ・鼻・あごの5点に置きます。このとき、面積の広い「頬」に多めに、ヨレやすい「目元・鼻・口元」は少なめに置くのがバランス良く仕上げる秘訣です。
伸ばすときは指の腹を使い、横に引きずるのではなく、優しく「トントン」と叩き込むように馴染ませます。叩き込むことで毛穴にクリームがフィットし、夕方の毛穴落ちを防げます。
3. スポンジで余分な油分を吸い取る
指で伸ばした後、清潔なスポンジ(ロージーローザ スポンジなど)で顔全体を軽くパッティングしましょう。スポンジが余分な油分や塗りムラを吸収してくれるので、肌との一体感が生まれ、マスクへの色移りも軽減されます。
フェイスパウダーで仕上げるのが「鉄則」な理由
BBクリーム派の方の中には、「パウダーを塗るとツヤが消えるから使いたくない」という方もいます。しかし、BBクリームは保湿力が高く、油分も多めに含まれているため、そのまま放置すると皮脂と混ざってドロドロに崩れやすいという弱点があります。
パウダーを使い分ける
- ツヤ肌派: 粒子が細かく、パール入りのパウダーを大きめのブラシでサッと一撫でします。
- マット・カバー派: パフを使い、テカリやすいTゾーンを重点的に押さえます。
もし全体の粉っぽさが気になるなら、コーセー メイクキープミストのようなキープミストを最後に吹きかけるのがおすすめです。粉が肌に密着し、瑞々しいツヤが復活します。
ありがちな失敗と解決策
BBクリームを使っていて「なんだかイマイチ……」と感じたとき、以下のポイントをチェックしてみてください。
顔色がグレーっぽくくすんで見える
BBクリーム特有の悩みとして、時間が経つと色が沈んで見えることがあります。これは、クリームの酸化や、自分の肌色とトーンが合っていないことが原因です。
少し明るめの色を選ぶか、ピンク系の化粧下地を混ぜて使うと、血色感がアップして生き生きとした表情になります。
厚塗り感が出て老けて見える
原因のほとんどは「塗りすぎ」です。BBクリームはカバー力が高いため、全顔にしっかり塗ると仮面のようになってしまいます。
顔の外側(フェイスライン)はあえて塗らない、もしくはスポンジに残った分を馴染ませる程度に留めると、自然な立体感が生まれて小顔効果も期待できます。
乾燥して粉を吹く
保湿成分が豊富なBBクリームでも、エアコンや冬の冷気には勝てないことがあります。そんな時は、BBクリームに1滴だけHABA スクワランなどの美容オイルを混ぜてみてください。伸びが良くなり、1日中しっとりとした質感が続きます。
ツール選びで変わる仕上がりの違い
何を使って塗るかによって、同じBBクリームでも全く違う表情になります。
- 指(手):最も一般的で、体温によってクリームが柔らかくなるため、肌馴染みが良くなります。カバー力を重視したい部分に重ね塗りする際も、指が最もコントロールしやすいです。
- スポンジ:ナチュラルで、とにかく崩したくない日におすすめ。水で濡らして固く絞ったスポンジを使う「水あり使用」をすると、ひんやりと毛穴を引き締めながら、極薄の膜を作ることができます。
- ブラシ:資生堂 ファンデーションブラシ 131のような密度のあるブラシを使うと、手で塗るよりも薄づきで均一な仕上がりになります。ツヤを出しやすく、毛穴の凹凸をフラットにする能力に長けています。
毎日のクレンジングについて
「BBクリームは肌に優しいから石鹸だけで落ちる」と思われがちですが、これは大きな誤解です。
UVカット成分や色を出すための顔料は、石鹸だけでは完全に落としきれないことがほとんどです。肌にメイクが残ると、ニキビや毛穴の黒ずみ、肌荒れの原因になります。
パッケージに「石鹸でオフ可能」と明記されているもの(オンリーミネラル BBクリームなど)以外は、必ずクレンジング料を使って優しく落としましょう。落とすところまでがベースメイクです。
BBクリームを塗る順番は?日焼け止めや下地は必要?崩れない正しい使い方を徹底解説:まとめ
BBクリームは、その手軽さからつい適当に塗ってしまいがちですが、正しい順番とちょっとしたコツを抑えるだけで、その実力を何倍にも引き出すことができます。
改めてポイントをおさらいしましょう。
- 順番は「スキンケア→(日焼け止め/下地)→BBクリーム→パウダー」が基本。
- スキンケアの水分が引いてから塗ることで密着度を高める。
- 少量ずつ叩き込むように塗り、最後はスポンジで余分な油分をオフ。
- 崩れを防ぐためにフェイスパウダーで仕上げをする。
これらを守るだけで、朝の仕上がりが夜まで続き、鏡を見るのが楽しみになるはずです。
自分の肌状態やその日の予定に合わせて、日焼け止めや下地を賢く組み合わせ、BBクリームのある快適なメイクライフを楽しんでくださいね。

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