鏡を見るたびに、ポツンとできたニキビや、カサカサして赤みを帯びた肌にため息をついていませんか?「早く治したいけれど、どの塗り薬を選べばいいのかわからない」「とりあえず家にある薬を塗ってみたけれど、なかなか良くならない」そんな悩みを持つ方はとても多いものです。
肌荒れと一言で言っても、その原因や状態は人それぞれ。乾燥によるバリア機能の低下もあれば、細菌が繁殖して炎症を起こしている場合もあります。大切なのは、今の自分の肌に何が起きているのかを見極め、適切な成分を選ぶことです。
この記事では、肌荒れの症状に合わせた塗り薬の選び方から、市販薬と処方薬の違い、そして具体的なおすすめ商品まで詳しく解説します。あなたの肌トラブルを解決するヒントが必ず見つかるはずです。
そもそも「肌荒れ」とは?塗り薬が必要なタイミング
肌荒れは、皮膚の表面にある「バリア機能」が崩れることから始まります。本来、私たちの肌は皮脂膜や角質層によって外部の刺激から守られていますが、寝不足やストレス、乾燥、摩擦などによってこの機能が低下すると、少しの刺激で炎症が起きてしまいます。
以下のようなサインが出てきたら、早めの塗り薬によるケアを検討しましょう。
- 肌が粉を吹いたようにカサカサしている
- 洗顔後や化粧水をつけるときにピリピリとしみる
- 特定の部分だけ赤みやかゆみがある
- 小さなブツブツや、膿を持ったニキビができている
「放っておけば治る」と放置してしまうと、炎症が悪化して跡が残ったり、慢性的な肌荒れに移行してしまったりすることもあります。セルフケアで対応できる段階で、適切な塗り薬を取り入れることが美肌への近道です。
塗り薬の分類を知ろう!市販薬(OTC)と処方薬の違い
ドラッグストアで購入できる市販薬(OTC医薬品)と、病院で医師に出してもらう処方薬には、それぞれ特徴があります。
処方薬は、医師が患者さんの症状を診察した上で、その時の状態に最も適した成分や強さを選択して処方するものです。一方で市販薬は、多くの人が安全に使用できるように成分の配合量が調整されていたり、複数の有効成分を組み合わせて幅広い悩みに対応できるように作られたりしています。
最近では、以前は病院でしか手に入らなかった成分が市販薬として販売される「スイッチOTC」も増えています。例えば、保湿に優れた「ヘパリン類似物質」などは、今やドラッグストアで手軽に購入できるようになりました。
仕事や家事で忙しく、すぐに皮膚科へ行けないという方は、まずは市販の塗り薬で様子を見るのも一つの手です。ただし、数日間使用しても改善が見られない場合や、症状が急激に悪化する場合は、無理をせず専門医を受診しましょう。
【症状別】肌荒れに効く有効成分の選び方
塗り薬を選ぶ際に最も重要なのが「成分」です。パッケージの「肌荒れに」という言葉だけで選ぶのではなく、裏面の成分表をチェックする習慣をつけましょう。
乾燥やカサつきが気になる場合
肌がカサカサして突っ張る、粉を吹くといった症状は、バリア機能の回復が最優先です。
- ヘパリン類似物質体内にある「ヘパリン」という物質に似た成分で、高い保湿力と血行促進作用、抗炎症作用を併せ持っています。一時的な保湿ではなく、肌の構造を整えて自ら潤いを保てるようにサポートしてくれます。ヒルマイルド
- ワセリン肌の表面に膜を張って水分の蒸発を防ぎます。外部刺激から物理的にガードしてくれるため、敏感になっている肌にも使いやすいのが特徴です。プロペト ピュアベール
赤みやかゆみ、強い炎症がある場合
肌が赤く熱を持っていたり、かゆくてかきむしりたくなったりする場合は、炎症を鎮める成分が必要です。
- ステロイド成分炎症を抑える力が非常に強く、即効性が期待できます。市販薬では「ストロング」「ミディアム」「ウィーク」といったランクのものが販売されています。短期間で一気に炎症を抑えるのに適しています。コートf AT軟膏
- 非ステロイド性抗炎症成分(ウフェナマートなど)ステロイド特有の副作用が心配な方や、顔、子供の肌などデリケートな部位に使いやすい成分です。穏やかに炎症を鎮めます。イハダ プリスクリードD
ブツブツやニキビ、化膿がある場合
菌が繁殖している状態では、殺菌成分や抗生物質が含まれた薬を選びます。
- イソプロピルメチルフェノールニキビの原因となるアクネ菌などを殺菌します。ペアアクネクリームW
- 抗生物質(クロラムフェニコールなど)掻き壊してジュクジュクしてしまった傷口や、化膿したおできなどに有効です。テラ・コートリル
肌荒れにおすすめの塗り薬15選
ここからは、ドラッグストア等で購入できるおすすめの塗り薬を紹介します。
1. イハダ プリスクリードD
顔の湿疹、皮膚炎、かゆみに特化した非ステロイドのクリームです。ウフェナマートが炎症を抑え、グリチルレチン酸が赤みを鎮めます。ベタつかず、メイク前にも使いやすいのが嬉しいポイント。
イハダ プリスクリードD2. ヒルマイルド クリーム
保湿の王様とも言える「ヘパリン類似物質」を配合。乾燥肌の治療に定評があり、しっとりとした使い心地でバリア機能をサポートします。
ヒルマイルド クリーム3. ペアアクネクリームW
大人ニキビに悩む方の強い味方。イブプロフェンピコノールが炎症を抑え、イソプロピルメチルフェノールが殺菌します。透明になるクリームなので、外出時も気になりません。
ペアアクネクリームW4. セナキュア
背中や腕のブツブツに悩んでいるならこれ。スプレータイプなので手が届きにくい背中もしっかりケアできます。サリチル酸が角質を軟らかくし、エタノールとイソプロピルメチルフェノールが殺菌します。
セナキュア5. コートf AT軟膏
ひどいかゆみや赤みに。アンテドラッグという、患部でしっかり効いて体の中では分解されやすい性質のステロイドを配合しています。かゆみが強くて眠れないような時に重宝します。
コートf AT軟膏6. オロナインH軟膏
昔ながらの家庭の常備薬。殺菌作用のあるクロルヘキシジングルコン酸塩液を配合しており、軽いニキビや吹き出物、しもやけなど幅広く使えます。
オロナインH軟膏7. テラ・コートリル軟膏a
抗生物質とステロイドが配合された薬です。化膿を伴う湿疹や皮膚炎に効果を発揮します。黄色ニキビのようになっている部分にも適しています。
テラ・コートリル軟膏a8. キュアレアa
目の周りや顔の赤み、かゆみに。非ステロイドのウフェナマートが優しく炎症を鎮めます。赤ちゃんにも使えるほど低刺激な設計です。
キュアレアa9. メンソレータム ADクリームm
冬の乾燥による全身のかゆみに。3つのかゆみ止め成分が、しつこいかゆみを素早く抑えます。保湿成分も配合されているので、乾燥対策も同時に行えます。
メンソレータム ADクリームm10. プロペト ピュアベール
高品質な白色ワセリン。不純物を極限まで除いているため、非常に低刺激です。薬を塗った後の保護や、特に敏感になっている部分の保湿に。
プロペト ピュアベール11. チョコラBBプラス(口角炎などの補助に)
塗り薬ではありませんが、肌荒れ、口内炎の緩和に役立つビタミンB2B6剤。内側からのケアも大切です。
チョコラBBプラス12. ロコベースリペア クリーム
水にも強いハードな保湿クリーム。手荒れがひどい時や、特に乾燥が激しい部分のバリア機能維持に最適です。
ロコベースリペア クリーム13. アットノンEX ジェル
傷跡をきれいに治したい場合に。ヘパリン類似物質が血行を促進し、ターンオーバーを整えます。
アットノンEX ジェル14. デルマソフト軟膏
尿素を配合した薬。かかとやひじのカサカサ、ゴワゴワを軟らかくして治します。
デルマソフト15. フェミニーナ軟膏S
デリケートゾーンのかゆみやかぶれに。素早くかゆみを鎮める成分が配合されており、ムレによるトラブルに強いです。
フェミニーナ軟膏S知っておきたい!ステロイド剤の正しい使い方と注意点
「ステロイドは怖い」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、正しく使えばこれほど頼りになる薬はありません。大切なのは、使い方を守ることです。
まず、ステロイド剤は「炎症が起きている期間だけ」使うのが基本です。ダラダラと数ヶ月使い続けるのではなく、症状が治まったら保湿剤などに切り替える「ステップダウン」が理想的です。
また、塗る量にも注意しましょう。人差し指の先から第一関節まで出した量(約0.5g)が「1FTU(フィンガーチップユニット)」と呼ばれ、大人の手のひら2枚分の面積に塗る目安です。薄く塗りすぎるのではなく、適量を優しく患部にのせるように塗るのがポイントです。
顔、特に目の周りは皮膚が薄く薬の吸収率が非常に高いため、自己判断で強いステロイドを塗り続けるのは避けましょう。必ず説明書を確認し、顔への使用が認められているものを選んでください。
塗り薬の効果を最大限に引き出すスキンケア習慣
良い塗り薬を選んでも、肌の土台がボロボロでは効果が十分に発揮されません。塗り薬と並行して行いたい、基本のケアを振り返ってみましょう。
洗顔は「摩擦」が大敵です。たっぷりの泡を転がすように洗い、ぬるま湯(32〜34度程度)ですすぎます。熱すぎるお湯は、肌に必要な皮脂まで奪ってしまうので注意が必要です。
また、薬を塗るタイミングはお風呂上がりがベストです。皮膚が清潔で水分を含み、柔らかくなっているため、成分が浸透しやすくなります。タオルで優しく水分を拭き取った後、5分以内を目安に塗りましょう。
生活習慣も見逃せません。肌の修復は睡眠中に行われます。特に「ゴールデンタイム」と呼ばれる深い眠りの時間は、成長ホルモンが分泌され肌のターンオーバーを促します。野菜中心の食事や、十分な水分補給も、塗り薬の効果を後押ししてくれるはずです。
肌荒れに効く塗り薬おすすめ15選!症状別の選び方と市販薬・処方薬の違いを徹底解説まとめ
肌荒れは、体からの「少し休んで」というサインでもあります。まずは自分の症状をじっくり観察し、乾燥なら保湿、赤みなら抗炎症、ブツブツなら殺菌といったように、目的に合った塗り薬を選んでみてください。
市販薬を上手に活用すれば、自宅にいながらスピーディーに肌トラブルを解消することが可能です。今回ご紹介したヒルマイルドやイハダ プリスクリードDなどのアイテムを参考に、あなたの肌にぴったりの一軒を見つけてくださいね。
もし5〜6日間使用しても改善が見られない場合や、症状がひどくなる場合は、迷わず皮膚科を受診しましょう。プロのアドバイスと適切な処方薬を組み合わせることで、より確実に健やかな肌を取り戻すことができます。
正しい知識を持って塗り薬を選び、ケアを続けることで、鏡を見るのが楽しみになるようなツヤツヤの肌を目指しましょう!

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