「ベースメイクを時短したいけれど、日焼けは絶対にしたくない」
「BBクリーム一本で仕上げているけれど、実はシミ予備軍を作っていないか不安……」
そんな悩みをお持ちではありませんか?結論からお伝えすると、日常生活レベルであればBBクリーム一本で十分なケースが多いです。しかし、状況や塗り方によっては「日焼け止めがいらない」と言い切れない落とし穴も存在します。
今回は、BBクリームと日焼け止めの正しい関係性や、絶対に焼きたくない日の併用のコツ、そして化粧崩れを防ぐプロのテクニックまで、徹底的に深掘りしていきます。
BBクリームに日焼け止めはいらないと言われる理由と真実
そもそもBBクリーム(Blemish Balm)は、これ一本で「日焼け止め」「下地」「ファンデーション」「美容液」の役割を果たすオールインワンアイテムとして開発されました。
最近のBBクリームは、SPF30〜50、PA+++〜++++といった、強力な紫外線カット数値を備えたものが主流です。数値だけを見れば、日焼け止め専用剤に引けを取らないスペックを持っているため、「わざわざ日焼け止めを重ねる必要はない」と考えるのは非常に合理的です。
しかし、ここで注意したいのが「使用量」の問題です。
日焼け止めの測定試験では、肌1平方センチメートルあたり2mgという、かなり厚い量を塗った状態で数値を算出しています。一方で、私たちはBBクリームを塗る際、厚塗りを避けて薄く伸ばしがちですよね。薄く伸ばしてしまうと、パッケージに記載されたSPF値通りの効果を発揮できていない可能性があるのです。
つまり、「日焼け止めがいらない」のは、あくまで「適切な量をムラなく塗れている場合」や「短時間の外出」に限った話といえます。
併用すべき?日焼け止めが必要なシーンの判断基準
では、どのような時にBBクリーム単体ではなく、日焼け止めを併用すべきなのでしょうか。その判断基準を整理しました。
長時間の屋外活動やレジャー
キャンプ、ゴルフ、海、お子さんの運動会など、数時間以上直射日光を浴びる日は、迷わず日焼け止めを併用してください。BBクリームは油分が多く含まれているため、汗や皮脂で浮きやすく、気づかないうちに防御膜が崩れてしまうからです。
紫外線が強くなる春夏シーズン
5月から8月にかけては、紫外線の量も強さもピークに達します。この時期は「日焼け止め ジェル」や「日焼け止め ミルク」を下地に仕込んでおくことで、防御の層を厚くし、うっかり焼けを防ぐことができます。
塗りムラが心配な時
顔には凹凸があります。小鼻の脇や髪の生え際、フェイスラインなどは、BBクリームだけだと塗り残しが発生しやすいポイントです。あらかじめ顔全体に透明な日焼け止めを塗っておくことで、塗り残しによる「部分焼け」のリスクを最小限に抑えられます。
知っておきたいSPF値の「足し算」に関する誤解
よくある誤解に「SPF50の日焼け止めとSPF30のBBクリームを重ねれば、SPF80の効果がある」というものがありますが、これは間違いです。
紫外線カット効果は足し算にはなりません。重ねて塗った場合、基本的には「数値が高い方の効果」が優先されます。この例であれば、最大でもSPF50の効果となります。
「じゃあ重ねる意味がないの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。重ね塗りの最大のメリットは、防御の「密度」を高め、物理的な膜を強固にすることにあります。一段階目の日焼け止めでベースを作り、二段階目のBBクリームでカバーすることで、汗や摩擦による剥げに強い鉄壁の肌を作れるのです。
崩れない塗り方の順番!日焼け止めとBBクリームの正しい手順
併用する場合、塗る順番を間違えると、せっかくの多機能性が台無しになり、メイク崩れの原因にもなります。以下の手順をマスターしましょう。
1. スキンケアで土台を整える
まずは化粧水と乳液で、肌の水分と油分のバランスを整えます。乾燥した肌に直接塗ると、肌が水分を吸い込もうとして、BBクリームの粉体だけが表面に取り残され、粉吹きの原因になります。
2. 日焼け止めをムラなく伸ばす
スキンケアが肌に馴染んだら(ここが重要です!)、日焼け止めを顔全体に広げます。手のひらで豪快に塗るのではなく、指の腹を使って内側から外側へ優しく伸ばしましょう。
3. 数分待つかティッシュオフをする
日焼け止めを塗ってすぐにBBクリームを重ねるのは、崩れを招く最大のNG行為です。日焼け止めの油分が肌に定着するまで1〜2分待つか、清潔なティッシュを軽く顔に当てて余分な油分を吸い取ってください。このひと手間で、メイクの持ちが格段に変わります。
4. BBクリームを「点置き」して叩き込む
BBクリームを額、両頬、鼻、顎の5点に置き、指先やメイクスポンジを使ってトントンと叩き込むように馴染ませます。横に引きずるように塗ると、先に塗った日焼け止めの膜を壊してしまうので注意してください。
BBクリームの天敵「ヨレ・テカリ」を防ぐ裏技
BBクリームは保湿力が高い反面、時間が経つとテカリやすいという弱点があります。これを防ぐためのテクニックを紹介します。
スポンジの二度使い
指でBBクリームを伸ばした後、何もついていない清潔なスポンジで顔全体を優しくパッティングしてください。肌に密着していない余分なクリームをスポンジが吸い取ってくれるため、マスク移りも劇的に減ります。
ルースパウダーでフィニッシュ
仕上げにルースパウダー(フェイスパウダー)を軽く乗せましょう。BBクリームの油分をパウダーが抱え込み、サラサラの状態をキープしてくれます。特にTゾーン(額と鼻筋)は入念に行うのがコツです。
化粧直しで紫外線対策を復活させる方法
朝に完璧に仕上げても、午後には皮脂や摩擦で日焼け止め効果は半減しています。しかし、メイクの上から日焼け止めを塗り直すのは至難の業ですよね。そんな時に役立つアイテムがあります。
- UVカットパウダー: メイク直しのついでにパフでポンポンとするだけで、紫外線防御力を復活させられます。
- 日焼け止めスプレー: メイクの上から使えるタイプを選べば、外出先でも手軽にガードを補強できます。
- UVカットミスト: 乾燥対策を兼ね備えたミストなら、夕方のカサつきも同時にケアできます。
自分の肌質に合ったBBクリームの選び方
「いらない派」も「併用派」も、まずは自分に合った一本を選ぶことが大切です。
- 乾燥肌の方: ヒアルロン酸やセラミド配合の、しっとりしたテクスチャーのものを選びましょう。保湿 BBクリームがおすすめです。
- 脂性肌の方: 「オイルフリー」や「皮脂崩れ防止」を謳ったさらっとしたタイプが適しています。
- 敏感肌の方: 「紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)」の表示があるものを選ぶと、肌への刺激を抑えつつUVケアが可能です。
まとめ:BBクリームに日焼け止めはいらない?併用の判断基準と崩れない塗り方の順番を解説
BBクリームは非常に便利なアイテムですが、「日焼け止めがいらない」かどうかは、あなたの生活シーンやその日の天候、そして塗り方次第で変わります。
- 日常生活ならBBクリーム一本でOK。
- 長時間外出する日や夏場は日焼け止めを併用する。
- 塗る順番は「スキンケア→日焼け止め→BBクリーム」。
- 混ぜて使うのはNG。ティッシュオフの手間が美肌を作る。
これらを意識するだけで、時短と鉄壁の紫外線対策を両立させることができます。自分のライフスタイルに合わせて賢く使い分け、ダメージ知らずの健やかな肌を守り抜きましょう。
次にドラッグストアやオンラインショップで新しいアイテムを探す際は、ぜひSPF数値だけでなく、自分の肌質や利用シーンを思い浮かべてみてくださいね。

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